2009年9月23日水曜日

エリツィンさんの近況

今回は、本人との直接の対話ではないのですが、ロシア初代大統領を務めた『ボリス・ニコラエヴィチ・エリツィン』氏の近況について、霊界の住人から得た情報をお届けします。
管理人は個人的に、「酒好きでいつも赤ら顔の大統領」という印象が強く、ソビエト崩壊後のロシアではそれなりの役割を担っていたとしても、客観的にみた政治家としての手腕には少々疑問を抱いていた方でした。
しかし、これから紹介する通信を受けて、エリツィン氏に対する見方が変わりました。
いずれ機会を見て、今度は直接話を伺いたいと思います。

文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。

では、2009年3月8日収録の『エリツィンさんの近況』をご覧下さい。



霊媒M(通信霊)
エリツィンさんの現状は、振り返りながら反省中。

管理人
もう起きているの?
ただの酔っぱらいの親爺にしては早いじゃない。

霊媒M(通信霊)
今年(2009年)の二月頃に目覚めた。

管理人
まだ目覚めたばかりなんだ。
亡くなったのが2007年(4月23日)だから、2年くらいで目覚めたの?(*注1)
早いじゃない。

霊媒M(通信霊)
ただの酔っぱらいの親爺というのは、表面的な見せかけ。

管理人
でも、酒は好きなんでしょ?

霊媒M(通信霊)
だから、酒で失敗する事はあったけれども、馬鹿かというとそうではない。
で、(ソビエト崩壊後)ロシアになって初めての大統領だったから、ロシアの行方が心配。
今のプーチンさんのやり方も見ているので。

管理人
では、今のプーチンさんのやり方については、どの様に評価しているの?

霊媒M(通信霊)
プーチンさんが目指しているものについては、共感できる部分があると思っていたけれども、少々焦り過ぎだと思っていた。
余り強引にやり過ぎると反動が大きいから、(エリツィンさん自身が)一番大変な時期に大統領を務めた経験から、その点が心配。
ちなみに、これは生前にその様に思っていたという、霊界の住人からの情報で、今エリツィンさん本人がそういっているわけではない。
今は、生前の自分の人生を振り返っている最中のなので、それに集中して、自分自身を見つめ直している。

管理人
では、もうしばらくしたら、エリツィンさんの話を直接聞ける可能性もあるのかな。

霊媒M(通信霊)
彼が望めば、いずれその様な機会もあるでしょう――と、天狗さん(*注2)が言っています。

管理人
では、その機会を待つ事にしましょう。

霊媒M(通信霊)
だから、ただの馬鹿ではないのですよw

管理人
いや、酒飲みの親爺と言っただけで、馬鹿とは言っていないのですけどw

霊媒M(通信霊)
だから、ただの酒飲みではないのですよ。
政治家として必要なものは持っていたのですよ。

管理人
そりゃ、それなりの資質がなくては、大統領など務まらないでしょう。
務まらないというか、大統領になるところまで辿り着けないでしょう。

霊媒M(通信霊)
逆に、そういう人だからお酒に手が伸びる側面はあったようです。

管理人
というのは?

霊媒M(通信霊)
色々な事を考えたり、色々な事に気が回るからこそ、その分気苦労が多くて、お酒に手を伸ばす。

管理人
ストレスが溜まるから?
ストレス解消の手段として、立場上馬鹿騒ぎに興じるわけにも行かないから、つい手軽なストレス解消の手段として、お酒に手が伸びる?
でも、それってストレス解消にはなっていないんだよね。

霊媒M(通信霊)
でも、そういう影響があったのであろう――という天狗さん(*注2)のお話でした。

管理人
でも、(目覚めるのが)早いね。
さすがにロシアの大統領だっただけに、それだけロシアの行く末が気になっているんだ。

霊媒M(通信霊)
それに、ロシアにとっても大事な時期という事が分かっていたから、自分の中での思いが強かった。
『これを成し遂げたい』という思いの強い人の方が、早く目覚めるから。

管理人
なんだかんだと言っても、エリツィンさんも出来た人だったのだね。

霊媒M(通信霊)
プーチンさんは、エリツィンさんから見るとまだまだ若くて、焦り過ぎる部分が気になっていたから、その辺のサポートをしたい。

管理人
プーチンさんに対して、その様な支援をしている人はいないの?

霊媒M(通信霊)
ソ連の頃の指導者だと思想が違うから、(プーチンさんの考えに)共感できない。
プーチンさんを支援している霊はいるけれども、旧ソ連の指導者は憑いていない。

管理人
そういう人たちはスターリンと一緒に虐殺ゴッコしているのでしょ?(*注3)

霊媒M(通信霊)
スターリンは、『これは違う』と気がつくまで、その様な世界にいるのだけど。

管理人
他の人は?

霊媒M(通信霊)
他の人は、自分達と考え方の合う人たちの支援をしている。

管理人
まだいるんだ。
そういう人(共産主義者)たちが。

霊媒M(通信霊)
いるでしょう。
そういう人たちを支援している。
あるいは、他人を動かして自分の理想を実現しようとするとか。
だから、大統領経験者として憑くのは(プーチンさんを支援するのは)、エリツィンさんが最初になる。

管理人
それは、もし憑くとしたら、プーチンさんじゃなくて、今の大統領(=メドべージェフ氏)ではないの?

霊媒M(通信霊)
プーチンさんとか、大統領に限定しないで、政府全体を支援する様になるだろう。
ロシアの人間であった者として、『支援しよう』と考える霊が少ないから。

管理人
まぁ、ロシアとしては国が若いからね。
そうなると、エリツィンさんは生前も(民主化したロシアの大統領として)草分け的な存在だったけれども、霊界に移ってからも草分け的な存在になるんだ。

霊媒M(通信霊)
今振り返っているから、お酒の部分は反省点だったようだけれども。

管理人
ロシアという国は寒いじゃない。

霊媒M(通信霊)
それに加えてストレスが重なったから、度を越した部分はあったみたい。
変わり目の時期だっただけに、苦労も多かったらしいし。
で、政府が方針を定めても、国民が思うように付いてこれなかったので、そういう苦労はかなりあった。

管理人
民主主義国は国民が関心を持たないとね。

霊媒M(通信霊)
やっと、プーチンさんになってから『下地を作ろうか』と、実際に手をつけた部分がある。

(後略)



*注1:
当Blogおよび『銀の紐を越えて』に登場する『霊媒M』と頻繁に接触する『田中角栄と名乗る霊』によると、生前政治家であった方は、死後3~5年で目覚める場合が多い(個人差はある)様なのですが、それと比べてもエリツィン霊の目覚めは早いので、管理人が生前のエリツィン氏から受けた印象と食い違っていた為、『早い』と驚いたのです。
(死後の目覚めが早いほど霊的成熟度は高いので)
ちなみに、政治家が目覚めるまでの3~5年という期間は、一般の方と比べると早め(一般の方は10年程度が多い)とのことですので、一般的な政治家の印象と、霊的視点から見た政治家にはかなりの違いがある事を押さえておきたいと思います。

*注2:
過去の記事【天狗霊との対話】を参照。
天狗霊は、霊媒Mに対する外部からの悪影響を防いだり、精神的に潰されてしまわない様に補助する役割を担っているとの事です。

*注3:
この件については紹介しておりませんが、以前、別の機会に、『現在のスターリンは、お互いが殺し合って、果てることなく戦争状態が繰り返される境涯に身を置いて、自身が飽きるまで虐殺の限りを尽くしている最中』であるとの通信を受けた事があります。
ここでは、その情報を前提として話を進めております。

霊媒M & 【Silvercord】管理人

2009年9月22日火曜日

キング牧師の霊との対話

皆様は、『マーティン・ルーサー・キング・Jr』と言う方をご存じでしょうか?
一般的に『キング牧師』として知られているこの人物は、米国でプロテスタント・バプテスト派の牧師を務め、また米国における人種偏見を撤廃する為の公民権運動に生涯を捧げた活動家でもあります。
1964年に米国で制定された『公民権法』は、キング牧師の活動における輝かしい成果の一つと言えますが、それでも『米国から人種偏見を撤廃する』という彼の最終目的からはほど遠いものでした。

また、彼の提唱した『非暴力主義』による運動は、当時公民権運動に身を投じていた全ての者の支持を得ていたわけではなく、同時代の活動家である強硬派のマルコムXなどとは一線を画すなど、同じ『人種偏見の撤廃』を目指す人々の間でも、運動の方針や手段についての食い違いが見られました。

その後、ベトナム戦争反対運動にも関わったキング牧師は、1968年に暗殺されてしまうのですが、彼の死から40年が経ち、米国としては初めての白人系以外の大統領としてオバマ氏が就任した事について、どの様な感想を持っているのでしょうか。

文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。

では、2009年2月28日収録の『キング牧師の霊との対話』をご覧下さい。



キング霊
今は、人の感情について研究している。
人の心の動きの仕組みを学ぶ事で、(人と人が)安定した関係を築いてゆく為の下地にしたい。

管理人
つまり、人の心の動きのメカニズムを研究して、その成果を元にして、今後地上界が穏やかになるような形の働きかけをしたいと?

キング霊
そこまでははっきりしていないけれども、今はその様な事を研究している。
(生前の自身の行動を振り返って)何が足りなかったのかという所を考えた時に、人の感情を動きを理解していなかったという結論に達した。
そういう事を理解してもっと上手く立ち回っていれば、別の結果を導き出せたのではないかという思いがある。

管理人
そのキング牧師が生きていた時代からかなり経つのだけど、現在になって当時のキング牧師の意志を継ぐように、有色人種のオバマ氏が米大統領に就任している。
その点について、何か感想はありますか?

キング霊
今大統領になってしまったのは、もったいない。

管理人
もったいないというのは?

キング霊
オバマさんがやりたいと思っている事には、とてもではないけれども手がつけられる状況にはない。
ただ、今の時期だからこそ、有色人種でありながら大統領になれたのかも知れない。
結局、ヒラリーさんの力を発揮する為の人形のような位置づけにある。

管理人
楯代わりというか、御輿に担がれたというか…。

キング霊
今の時期だと、オバマさんには、米国を動かすのは難しい。
だから、ヒラリーさんの力が大きいのは、今の米国には合っているのだけど、良い下地を持っているだけに、もったいない。

管理人
へぇ、評価しているじゃない。
オバマ氏個人については。

キング霊
でも結局は、理想として自分の中に抱いている物には手をつける事が出来ないだろう。

管理人
それはしょうがないのじゃないですか。
まず、日常生活が成り立たなければ、その先の事についてはお話にならないでしょう。
毎日安心して食事がとれるという前提があって、初めてそれ以外の+αの部分にも関心を向ける余裕が出来るのだから。
もしかしたら(明日にも失業して)、日々の食料調達にも事欠く事態になるかも知れない時に、それ以外の部分に関心を持てと言っても無理で、最初にそこを解決しなくてはならない。

キング霊
ただ、政治家としてのオバマさんは力が弱い。
色々な人々との繋がりが足りないから、オバマさんでは今の状況を乗り越えるのは無理。
ただ、ヒラリーさんが正面に立つのも良くなかったから、現在のような歪んだ形でオバマ政権が出来てしまった。

管理人
でも、初めて白人以外の米大統領が誕生したのだから、今後米国が大統領を選ぶ際に人種的な拘りがなくなってゆくと思うのですね。
そういう、これまで米国に残されていた奇妙な拘りが、これをきっかけに払拭されていくとしたら、これはこれで良かったのではないか。

キング霊
時代の流れで、人種に拘っていては収まりがつかなくなるので、一つのきっかけみたいな物だろう。
黒人と白人だけではなくて、色々な民族の人々が暮らしているから。

管理人
一駅移動すると、別の国のような町並みが広がっているという話もありますからね。

キング霊
米国が安定するには時間がかかるだろう。
まだまだ、これから荒れる。

(中略)

キング霊
もう少し後の時代になったら、自分が直接働きかける道を作る予定ではいる。

管理人
やはり、今後も米国を拠点として活動を続ける予定ですか。

キング霊
祖国だから。
自分の国を愛していない人はいないだろうから。

管理人
そこで敢えて言いますけれども、日本には、自分の国を愛しているどころか、貶めて喜んでいる人が沢山いますよ。

キング霊
それは甘えているだけだ。
安心して甘えられる状況がある事に気づけば変わる。

管理人
安心して甘えられる状況?

キング霊
「ここは安心できる場所なんだ」「その様な事をしてしまう自分でも、受け入れてもらえるくらい大きな存在なんだ」という事に気づけば、表現の仕方が変わる。

管理人
そうなんですか?
おかしいなぁ。
今までそういう環境があったにもかかわらず、彼らが…。

キング霊
それは、自分が甘えている事に気づいてないからだと思う。
自分が甘えている事に気づく事が出来れば、変わる。

管理人
それに気がつくには、一度厳しい状況を体験する必要がある。

キング霊
一度手放す必要があるね。

(中略)

キング霊
私たち黒人も、歴史的な流れがあるから色々な苦難にもあったけれども、それでもどこかしらに甘えの部分があるのではないか。
そこに気づく事が出来た時に、白人や他の民族の人々との関係が変わってくる。

管理人
その辺は、民族に必要以上に拘るわけではないのだけど、人によって得手不得手というか、学ぶべき部分と駄目な部分があるので、相手の素晴らしいと思う部分は素直に受け止めて学んで、駄目な部分は「駄目でしょう」と言い合える関係になれると良いですね。

キング霊
個人個人で見ると色々な人がいるのだけど、民族としてみると虐げられてきた歴史があるので、卑屈な部分がある。
個々で見れば対等に付き合っている人もいるのだけど、卑屈に考えてしまう人が圧倒的に多いのは問題だろう。
もっと自分に自信を持っていいのだ。

管理人
日本にも被差別部落の問題などがあって、そういう人々は「かつて私たちは虐げられてきたのだ」といって、「今まで私たちにしてきた事が悪いと思うのだったら、私たちが多少我が侭な要求をしても、目を瞑ってもよいではないか」という人たちがいるのだけど、それと似たような側面が見受けられるのではないか。

キング霊
そういう人もいる。
ただ一つ、日本の場合と違うのは、まだ根深く差別が残っている地域があって、未だに差別的扱いを受けている人々もいるので、(日本の状況を)一概に当てはめる事は出来ない。

管理人
我々が比較的知っているのは、ニューヨークやワシントンDC近辺か、もしくはロサンゼルス近辺くらいで、それ以外の情報は余り伝わってこないので、大陸の真ん中あたりはよく分からないのだけど。

キング霊
だから、反発を覚えている人たちが、必ずしも過去の感情に拘っているだけ――とは言い切れないところが、日本とは違う。

管理人
しかも、米国の場合に更に問題なのは、欧州系の白人とアフリカ系の黒人の間のこれまでの経緯は、かなり昔からあると思うのだけど、それに加えて最近ではヒスパニック系やアジア系――主に中国系や韓国系だけど、そのあたりの人々も増えていって、混迷を深めているように思うのだけど。

キング霊
米国という国が安定できる時が来るとしたら、世界の国々が安定して付き合ってゆく為の良い見本になってゆくのだろう。

管理人
やっぱり、米国は移民を入れ過ぎたと思う。

キング霊
そこには意味があって、(米国は)国境のない世界の縮図のような場所だ。
ただ、今は「駅一つ変わると別の国のようだ」というように、一つの国の中にいながら、国境がある。

管理人
まず、州が違うと別々の国であるように法律も違うし…。

キング霊
それが一つの国としてまとまるにはもの凄く時間がかかるけれども、それが成し遂げられた時の成果は大きい。
それから、オバマ政権について一つ心配があるとしたら、何か問題があってオバマ政権が失脚した時に、「あぁ、やっぱり黒人では駄目だったね」となってしまうのが心配だ。

管理人
その可能性は、かなりあるのではないですか?

キング霊
本当は「黒人だから駄目」なのではないけれども、人の感情の流れとして、その様な形で本質を見誤ってしまうので、それだけが心配だ。

管理人
大体、今のような時代に、国の指導者になって困難に立ち向かうと行ったところで、誰がやってもうまく行くわけがないと思いますけれど。
――誰がやってもうまく行かないというと語弊があるかも知れないけれども、誰にとっても満足できるような結果は得られないと思うのですね。
これを切り抜けられたとしても、誰しもがある程度の被害を負って、苦しい思いを抱えながら乗り越えてゆくようになると思うのだけど、米国の国民を見ると、まだまだ個人個人が応分の責任を担ってゆくような意識はなくて、大統領など一部の権力者に責任を押しつけてしまいがちな状況があると思います。
尤も、これは米国だけではなくて、日本を含めた他の国々でも似たような状況にあると思いますけれども。
だから、オバマ氏が、もし今後米国経済の立て直しが上手くゆかなくて、ブッシュ政権の再末期のように叩かれつつやめた場合に、「黒人だから、大統領として国を取り仕切るだけの力がなかった」と言われる可能性はあると思います。

キング霊
ブッシュ政権は、それ程酷い事はしていない。

管理人
だから、「オバマ民主党マンセー、チェンジ! チェンジ!」と言っていた人たちが、「ブッシュふざけるな!」と言っていたのですね。
個人的には、ブッシュ大統領はそれ程酷くはなかったし、むしろ前任のクリントン大統領の尻ぬぐいに苦労していた印象があるのですけど。

キング霊
政治がどういう物かが分かっていないから、そういう反応が出るのは、どこの国でも同じなのだろう。
国民が、もっと『政治とはどの様な物なのか』を知っていく必要があるのだけれども、米国の場合は日本よりもまだまだ時間がかかるだろう。
他民族が多く入りすぎたので、意識の低い人の人口が増えてしまった。

管理人
何しろ、英語の通じない人が増えているというのだから、米国も困りますよね、言葉も通じないのでは…。

キング霊
それは、その土地で生まれ育ったのに言葉が分からないのなら、その国の問題なのだけれども、後から入ってきた人が喋れなければ、それは後から入ってきた人の問題。
そういう、「豊かな国に行けば何とかなる」という、甘い考えを改める必要があるのだろう。

管理人
まぁ、改める必要があると言っても、自分が貧しい状況にあって、「陸路で国境を越えれば、もしかしたら貧しさから抜け出せる可能性がある」と思えば…。

キング霊
そういう人は勘違いをしている。
貧しさから抜け出せるものを持っている人は、国内にいても抜け出せる。
どこか別の土地に移れば抜け出せるのではなくて、自分の行動とか考え方による。
そこを勘違いしている。
だから貧しい国はいつまでも貧しさから抜け出せない。

管理人
それを一言でいうと、「努力したくない」のだよね、きっと。
努力はしなくても成果だけを得たい。

キング霊
だから、発展途上国は対等の関係を求めるけれども、まだまだ対等につきあえるだけの下地が出来ていない。
対等とはどの様な事なのかについて、もう少し学ぶ必要があるだろう。

管理人
その際によい参考になるのが、かつて日本が明治維新を経て、世界の五大国と言われる様になるまでに、どの様な道筋を辿ったのか。
何をすることによって、当時の列強諸国に認められるようになっていたのか。
その流れを追いかけてゆくと、彼らにとって参考になると思うのですが。

キング霊
日本人は、潜在的に『日本人である』という事に誇りを持っている。
だから、何があっても『自分達で解決して行こう』、『出来ない事はないんだ』という、強い思いがある。

管理人
他の国の人にはそれがないのですか?

キング霊
昔から栄えていた国の人には、その様な意識は強い。
イギリスとか…。

管理人
イギリスじゃなくても…。

キング霊
その国として長く栄えている国の人たちは、自信を持って、自分の国に誇りを持っている人が多い。
そういう国に暮らしている人は、色々文句はあっても、そこの国に対する満足度が高い。

管理人
自分の国に対する満足度の統計を取っても、一番低く出るのは日本の場合が多いのですけど。
結構、悲観的な人が多いです。

キング霊
それは教育とか、マスコミの影響も大きいのだろうけれども、外国を知らないから、今の日本の中に暮らしている事の意味がよく分かっていないのだろう。
だから、そこに気づいた人から、徐々に変化しているでしょう?

管理人
元々日本で生まれて育ったのだけど、ある時事情があって海外に移住しました。
移住すると、日本に対する見方が変わってしまう。
それまでは何とも思わなかったのに、海外に移住して、初めて日本の良さに気がつくという話もよく聞きます。

キング霊
それは、教育の影響が大きいのだろう。
教育は大切だ。
自分の国を愛せるように、大切に思えるように育てる。
強制する事はないけれども、自分の国の良さを見つけられるように、教育をする必要はあると思う。

管理人
そういう意味では、『昔の日本は悪い事をした』としか言わない日本の教育者には問題がありますね。

キング霊
何を持って悪とするかで、モノの考え方・見方は全く変わってしまう。
『日本が悪い事をした』という人は、日本を中心として考えていないから、その様な考え方になるのではないでしょうか。
日本を中心に考えていたとしたら、今多くの国で伝わっている歴史の通りに、悪と言われるような事を行っていたとしても、日本を中心として考えた時に、それなりの理由があるのだろうから、そこまで貶めるような考え方にはならないはずだ。
そういう意味では日本人は読めない。
思考が読みにくい。
他の国ではあり得ない事が当り前に存在するという意味で、興味深い民族だ。

管理人
あの、いわゆるアメリカ人…、アメリカ人と一括りに出来ないと思うけれど…。

キング霊
でも、大体国ごとにカラーがあるから、多少の違いはあっても、大多数の人が似たような考え方をしている。

管理人
言語とか、文化とか、教育とかが同じだから、必然的に似通ってくるのかもしれないね。

キング霊
だから、日本という国は面白い。
それで、普通なら青筋を立てて怒鳴っても良い場合でも黙っていたり、なぜその様な考え方になるのかを理解するのは、もしかしたら今後の世界にとって何かの役に立つのかも知れない。
自分にとっては怒り狂ってしまう問題であっても、日本人にとってはそれ程大きな問題ではないのかも知れないし、その辺りの感情は分からないのだけど、どこか考え方が違うから反応が違うのだろう。

管理人
それについては、日本人の一人として、必ずしも全ての人に当て嵌まるとは思わないけれども、一つの例えとして聞いてもらいたいのだけど、なぜ青筋を立てて怒らないか。
ムッと来たので、その場怒って少し気分が収まったとしても、そこにはまだ問題が残されているんですね。
怒っただけでは問題は解決しないわけで、既に問題を解決する為にはどうしたらよいのかという点に、問題の焦点が移ってしまっている。

キング霊
今分かった。
それは相手に対して自分に合わさせるのではなくて、自ら動いて相手に合わせるという事なのでしょうね。

管理人
それから、もう一つあって、日本人が本当に怒ると、青筋を立てるのではなくて、相手を無視し始めるんですよ。
怒るのではなくてね。

キング霊
それは、最後の最後まで手を尽くして、どうにもならなかった場合のみでしょうね。

管理人
人によって程度の違いはあるでしょうけど。

キング霊
確かに、アメリカ人は周りの人間に対して要求するのが当り前の部分があるので、その点は考え直さなくてはいけない部分なのだろう。

管理人
ただ、アメリカ人が要求する部分はあるけれども、それに応じた見返りを提供しましょうという部分も同時にある。
その要求と見返りの割合が釣り合っているかどうかはともかくとしても。

キング霊
それは、そういうやりとりが当り前な世界だからだろう。

管理人
しかも、その要求と見返りの関係が、双方了解の元に、誰が見ても明確な約束事を定めた上で行われているので、日本人としてもわかりやすい。

キング霊
なぜそういう違いが出るかというと、米国では形に残していないと成り立たない。
日本の場合は、日本人だけにしか分からない、特有の文化なり考え方があるから、日本の中ではそれで回っていたのだろう。

管理人
ただ、これからはそれだけでは駄目でしょう。
なぜかというと、これからは日本国内だけではなくて、外国にも目を向ける必要があるのだけど、外国の人々とのつきあいの中では、予めはっきりとした約束事を決めて、その約束事の範囲内で上手く付き合ってゆく仕組みを作る必要があるのでしょう。

キング霊
今、日本は、身をもってそのことを体験している状態だから、今後改善されてゆくでしょう。
その為に、今、麻生首相が懸命に動いているのではないですか。

管理人
そう思います。
でも、それを理解している人が意外と少ないと思うのですが。

キング霊
少ないと思っているのは、一部の人だけかも知れませんね。
はっきりとまだ麻生首相に対して支持の思いを抱いていなくても、騒がれているほど『駄目だ』と思っている人は、意外と少ないのではないか。

管理人
ただ、それが具体的な形では見えないので、掴みにくいのですが。

キング霊
(支持率が11%という話があるけれども)それ程ではないのではないか。
30~40%はいるのではないか。
だから、マスコミが煽るほど支持されていない、と言う事ではないように見えます。
以上が現在の日本についての観測です。

管理人
なかなか興味深い話で、面白かったです。

(中略)

管理人
今後キング牧師が目指すのは、今は人の感情の動きを研究しているとの事ですが、それを踏まえて、今後米国はかなり混乱すると思いますけれども、その混乱を収めて一つの国家としてまとめ上げる為に尽力するのが、当面の目的でしょうか。

キング霊
それが出来なければ、その先の話は出来ない。

管理人
米国がまず国家としてまとまらなければ、その外側に対して働きかける余裕はないだろうから。

キング霊
日本は、世界の始まりの象徴のような国だ。
一つの民族でまとまっているから。
米国は、世界の終着…最終段階の象徴のような国だ。
だから、米国がまとまる事は、今後世界がまとまってゆく上でとても役に立つ。

管理人
ただ、今後新たな国際秩序を提案して、率先して築いてゆくのは日本ではないかと思うのですが。

キング霊
舵取りをするのは、確かに日本と、何れヨーロッパも担うようになる。(*注1)
ただし、世界が一つにまとまる前に、一つの国で実現される。
それが米国という国だ。

管理人
そうすると、現在の国際秩序は機能しなくなってきているけれども、そこで日本が旗振り役として新たな仕組みを提案して、それに欧州も同調して動き始めるけれども、なかなか世界をまとめ上げるところまでは行かないという事ですか?
苦労すると。

キング霊
国が違う以上、教育が違う、文化も違うので、まとまるには長い時間がかかる。
それを一つの国民として、同じ教育を与えて、同じ文化の中で暮らしてと言う事が出来るのが米国だ。
今はまだほど遠いけれども。
いち早く、ひな形として実現させるのが米国の役目だと理解している。
だからこそ、今まで米国で主導的な役割を果たしてきたのは、最初に米国大陸に入植した白人でしょう?
そういった、移民がその地に根付くという事も、後への布石になっている。
その後、大勢の黒人を連れてきて暮らしているのも。

(後略)



*注1:
ここでは、『霊界と地上界をつなぐバチカンの拠点開放』を前提として、話を進めている。
詳しくは【福沢諭吉霊との対話】の(*注2)参照。

キング牧師の霊 & 【Silvercord】管理人

2009年9月21日月曜日

火星に暮らした人々

今回は、以前霊媒Mが霊界の住人からの情報として得ていた『かつて火星で暮らしていた人々』について、記録を取る為に再度同じテーマについて伺った際の通信となります。

受け取る方によっては『何これ?』と、少々眉をひそめてしまう様な内容でしたので、これまではお蔵入りとなっておりましたが、この度当Blogで公開する事に致しました。

実際にこの通信を受け取った私たちとしても、内容に付いて半信半疑な部分はあるのですが、これからご覧になる皆様にも、まずはSF小説でも読むような気分で、想像力を膨らませて気軽に楽しんで頂ければと思います。


文中の( )は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。

では、2008年12月29日収録の『火星に暮らした人々』をご覧下さい。



管理人
彼ら(=火星人)が辿った歴史の大まかな流れについて伺いたいのですが。
いわば人間と同じように、物を作ったりするようになるまでの成長の過程から、彼らが生物種としての終わりを迎えて絶滅してしまうまでの流れを、教えて頂けますか。

霊媒M(通信霊)
どんな境涯でも、生まれてから絶滅するまでの流れは似ている。
生まれて最初の頃は自然が豊富で、人間が生きてゆくのに必要な物も揃っている。
その後、生活している間に文化が発展していく中で、自然との共存がうまく行かなくなってゆくが、それでも比較的安定した時期が過ぎてゆく。
しかし、そのうちそれ(=自然とのアンバランス)が行き過ぎてしまうと、生活環境がだんだんと過酷になってゆく。

管理人
それを上手く抑制できた場合は?

霊媒M(通信霊)
それを抑制できた場合は、上手くバランスを取って、その種として生きていく事が出来るけれども、バランスがとれなかった場合とはほんの少しの差しかない。
絶滅するという事は、その星自体が成熟してしまって、その種が暮らせる環境よりも更に成熟した生命が暮らせる環境に変化してしまう(*注1)ので、仮に生活環境のバランスを上手く取っていたとしても、自然に生まれて来る人数が減少するような道を辿って、結局は絶滅してしまう。

管理人
では、そういった特定の生物種の誕生から絶滅までの流れを押さえて、我々が生まれる前に火星に生きていた生物の様子はどうだったのですか?

霊媒M(通信霊)
火星に住んでいた人たちも、昔は豊かに繁栄していた時期があって、上手に環境のバランスをとれなかった部分もあるけれども、火星の成長段階における環境の変化に対応できなかったという側面もある。

管理人
そうすると、自分達が過度に環境負荷を与えたと言うよりは、火星自体の自然な環境変化に耐えられなくて、生きていけなくなった要因の方が強いと。

霊媒M(通信霊)
それから、その種がそろそろ火星で暮らせるような成熟度合いではなくなってきたという面もある。

管理人
それは?

霊媒M(通信霊)
個人差はあるけれども、その当時の火星よりも成熟した環境で暮らせるほど成長した人の人数が多くなったということと、火星自体も成長しているので、その時点で学び切れていなくて、火星自体の成長に追いついていない人は、その人の成長にあった境涯に生まれて経験を積む。

管理人
例えば、地球でゴキブリとして生まれるとか?w

霊媒M(通信霊)
ゴキブリという事はないけれども…w
自分達で考えて選択できるだけの自由度をもった霊であれば人間に生まれる。

管理人
では、ゴキブリは失礼でしたかw

霊媒M(通信霊)
地球でゴキブリに生まれるなら、火星でも生存本能によってのみで生きる存在だったのではないか。

管理人
では、もう少し具体的なところに触れていきたいのですが、火星人が滅んでしまった直接の原因は何ですか?

霊媒M(通信霊)
環境に適応できなかった…。

管理人
環境の変化と言っても色々あると思うのだけど。

霊媒M(通信霊)
どちらかと言えば緩やかではなくて、急激に色々な災害が発生した。
火星にとっても、人間の思春期ではないけれど、環境的に荒れる時期だったというのが、直接の要因だったようです。

管理人
例えば、地球でいうと干ばつとか、洪水とか、後は気温が低くなりすぎるとか…。

霊媒M(通信霊)
火星人が暮らすのに適した環境ではなくなって、急激に変化してしまった。
災害によって…。

管理人
どういう風に変化したのですか?
例えば地震が頻発したとか、色々あると思うのだけど。

霊媒M(通信霊)
どちらかというと干ばつだったのかな。
砂漠地帯のイメージが来るので。

管理人
今の中国と同じですね。

霊媒M(通信霊)
病とかではない。

管理人
急激な干ばつに襲われるということは、自分達が生きていく為の食料も水も手に入らなくなるという事なので、当然生きていけなくなると。
火星人は干ばつで滅びたと結論づけていいのかな。

霊媒M(通信霊)
干ばつによる飢えだよね。

管理人
もしかしてその火星人の生まれ変わりが中国人だったりして。

霊媒M(通信霊)
生まれ変わっても同じ境遇を繰り返している?

管理人
違うか。
さすがに同じ事は繰り返さないか。

霊媒M(通信霊)
なかには繰り返す人もいるかも知れないけど。

管理人
でも、その火星人が生きていたのが、現在の地球の時間の尺度でどのくらい前の話かは分からないけどね。

霊媒M(通信霊)
それで、今も火星にはちゃんと生命体はいるみたいですから。

管理人
それは、知的生命体というか、人間と同じように物事を考えたり、物を作り出したり…。
でも、肉体を構成している物質の質が地球人と違うから、お互いを認識できない(*注2)という事ですか?

霊媒M(通信霊)
そういうこと。
この銀河系の中には、人間と同じような、触れあえる存在もいるかも知れないけれども。

管理人
いるかも知れないというか、実際にいますか?

霊媒M(通信霊)
ちょっとそれとは違う事を伝えてきたのだけど、今は触れあえない状態の存在でも、いずれ霊的な知識が深まって、お互いにコンタクトを取る事が可能になる。
今はその技術が解明されていないだけ。

管理人
ほう。
では、見えないけれど、今の肉体ではお互いに触れあうことが出来ないわけでしょ?
でも何らかの形で情報伝達がお互いに出来るようになる。

霊媒M(通信霊)
要するに霊界通信のような事を科学技術で実現できるようになる。

管理人
ということは、機械で霊界インターネットみたいな仕組みがいずれ実現できるという事ですか。

霊媒M(通信霊)
簡単に言うと、そういう技術もいずれは発見されるようです。


(中略)


管理人
火星人は、干ばつで滅んでしまったという話なのですが、その火星人の生活環境が一番穏やかであった時期の彼らの生活について教えて頂けますか。

霊媒M(通信霊)
何でもそうなのだけど、発展する為に意欲的に働いている時期が一番安定している。
だから、ある程度行き着いてしまうと、色々と不都合が出てくる。
――雰囲気としては、凄い発展しているという感じではない。

管理人
地球人類の歴史に例えると、どの時代に近いですか。
もっというと、日本の歴史に例えるとどの時代ですか。

霊媒M(通信霊)
技術的な面で行くと、ビルと言っても三階建てくらいで、まだ木々も結構残っていて、だから密集しているという感じではなくて、程よく余裕があるという感じ。

管理人
日本で言うと江戸時代くらい?

霊媒M(通信霊)
江戸時代か明治初期かは分からないけれども、最近ではない。

管理人
人口もそれ程多くはなかったのでしょ?
ちなみに、火星の一番人口が多かった時期でどのくらいの人がいたのですか?

霊媒M(通信霊)
一番多かった時期?
日本と同じくらいの面積の国で二千万人くらいだから、少ないね。

管理人
当時火星にあった国は、日本くらいの面積の国が一つしかなかったの?

霊媒M(通信霊)
そうではなくて、日本と同じくらいの面積に二千万人くらい住んでいた。

管理人
そうすると、今の日本の人口が1億2千万くらいだから、人口密度は1/5とか1/6くらい?

霊媒M(通信霊)
でも、人間の様な存在より、動物の方が割合として多かったみたい。

管理人
動物と言っても色々…。

霊媒M(通信霊)
ほ乳類。

管理人
ほ乳類といっても、例えば猿みたいな?

霊媒M(通信霊)
四つ足。

管理人
四つ足というと、肉食獣の方が多かった?

霊媒M(通信霊)
草食動物。

管理人
草食動物ね。
で、火星人は、その動物を家畜として飼っていた?

霊媒M(通信霊)
家畜として飼う必要がないくらいに豊富にいた。

管理人
捕り放題だった?

霊媒M(通信霊)
豊かな時代はね。

管理人
『捕り放題だ!』といって、調子に乗って捕りまくっていたら数が減っていったのかな?

霊媒M(通信霊)
結局、だんだんと干ばつが広がるにつれて、動物の数が減ってきた。

管理人
なるほど。

霊媒M
今送られてくるイメージが、実際に当時の火星の光景なのか、自分達にわかりやすいように地球のイメージに置き換えて送っているのかは分からないけれど、地球に置き換えたらその様なイメージだと受け取ってもらえればよい。

管理人
では、逆にその点について聞きたいのだけど、今霊媒に送っているイメージは、現在の地球の光景に置き換えたイメージなのか、それとも実際に当時の火星で繰り広げられた光景そのものなのか。

霊媒M(通信霊)
当時の状況そのものと、地球人の認識をミックスさせた感じ。

管理人
ミックスさせたというのが逆に分かりづらいのだけど、どこまでが当時の火星の状況なのか。

霊媒M(通信霊)
さっきの動物のイメージだったら、実際に火星にいた動物の形ではなくて、地球にいる動物で一番近い雰囲気の物を見せていた。

管理人
動物の形が違うという事ですね。
ちなみに、当時の火星人はタコのような形をしていたのですか?w
それともイカのような形だったのですか?w

霊媒M(通信霊)
人間とそれ程変わらないですよ。

管理人
人間に近い形だったのですか?

霊媒M(通信霊)
もの凄く成熟度合いが違うというわけではなかったみたいから、ほぼ似たような感じ。(*注3)

管理人
ただ、それを形作っている素材が違った?

霊媒M(通信霊)
だから、霊界にいっても肉体を持っていた時の姿で現れるのと一緒で、それがスタンダードである時期があるみたい。

管理人
ちなみに、当時の火星にいた人のイメージを、もし可能であれば霊媒に向けて送って頂いてよろしいですか?

霊媒M(通信霊)
イメージ?

管理人
当時こういう人が生きていたとか。

霊媒M
で、どうすれば?

管理人
霊媒さんは、送られた印象を教えて下さい。

霊媒M
雰囲気は白人さんに近いですね。

管理人
白人さんですか?
アングロ・サクソン?

霊媒M
どうなんだろう。
女の人だけど、目が大きめで、色白で…。

管理人
骨格は?
白人さんと言うくらいだから、ゴツめなのかな?

霊媒M
白人さんっぽいんだけど、顔つきはスペイン人みたい。

管理人
ラテン系?
髪の毛は金髪?

霊媒M
髪の毛は金髪よりも茶色っぽくて、その人はカールしているのだけど。

管理人
身長はどう?

霊媒M
身長は分からない。

管理人
見た目は地球人と一緒?

霊媒M
一緒。
服を着ている。

管理人
服って、どの様な形の服を着ているの?

霊媒M
服は、丈の短いワンピースのような物で、頭に何かを乗せている。

管理人
頭に乗せているのは、帽子?

霊媒M
帽子ではなくて…。

管理人
ティアラとか、バンダナ、あるいはカチューシャとか…。

霊媒M
そういう物ではなくて、イメージとして近いのは、花で編んだ輪っかのような雰囲気。
イメージとしては神話時代の雰囲気に近い。
それがいつの頃のものかは分からないけれども。

管理人
服の色は?

霊媒M
服の色は白い。

管理人
靴は?

霊媒M
履いていない。

管理人
その当時の人は、靴を履かない習慣だったの?

霊媒M
送り手(=通信霊)が一番美しいと思った女優さんのイメージだって。

管理人
女優さんのイメージ?

霊媒M
昔の時代を演じているイメージだって。
だから、地球で言うギリシャ神話のような。

管理人
ギリシャ神話の様に、昔の出来事をモチーフとした演劇のポスターに描かれている女優さんのイメージと考えればよいのかな。

霊媒M
まあ、イメージとしてはそういうこと。
演出で衣装が決まっているから、実際にその時代がどうであったのかは、歴史的な資料もあるけれども、完全にそういう形ではないのではないの。
美しく見えるように作るから。

管理人
でも、それは彼らの文化的な背景があって、そういう物が作られる余地があったのでしょ?

霊媒M
そう。

管理人
そうすると、もし仮に当時の火星人が我々と同じ素材で作られていて、お互いに触れあう事が出来たとしたら、その火星人が地球に紛れ込んで普通に生活していたとしても気づかない?

霊媒M(通信霊)
同じ生活環境で暮らせるのだったら、分からないだろう。
地球の人種で例えたらミックスされたような感じだから、明らかに「~系の人」というのは分からない。

管理人
ただ、ラテン系に近い。

霊媒M
顔立ちはラテン系に近いけれども、肌の色とか髪の毛はもっと北方の人に近い感じ。

管理人
ちょっと丸みがあるのかな。
北の方はもっとごつい感じだけど。

霊媒M
顔立ちとしては美人だよ。


(中略)


管理人
では、今度は穏やかだった当時の火星の風景を、霊媒さんに送って頂いてよろしいですか。

霊媒M
二階建てくらいの家があって…。
町中なのだけど、面積に比べて人口が少ないので、ゆったりしていた。

管理人
で、当時の移動手段は徒歩だったのですか?
例えば、自動車のような、移動する為の物があったとか。

霊媒M
移動する為の道具はあったけれども、見た目が伝わってこないからはっきり言えないけど、そういうメカっぽい物ではない。

管理人
そうすると、馬車のような物?

霊媒M
どちらかというとそれに近い。

管理人
動物が沢山いるらしいから、そのうちの何かしらの種類の動物に荷車を引かせるとか。

霊媒M
――そう言うイメージに近い。
当然徒歩で移動できる範囲内は徒歩で移動していたけれども。

管理人
なぜかというと、今の地球に比べると人口密度が少なそうだから、移動するにも何かしらの道具がないと大変かなと思ったので。

霊媒M
ただ、今の地球みたいに『世界を相手に商売をしましょう』と、24時間ひっきりなしに動いている様ではないので、一人一人の生活の中で感じる時間の流れが、もっとゆったりとしていた。
結構ゆったり、のんびり暮らしていた印象ですね。

管理人
その火星人が、生まれてから滅びてしまうまでの期間は、人間の時間に換算するとだいたいどのくらいだったのでしょうか。

霊媒M(通信霊)
だいたい三万年くらい。

管理人
三万年?
そんな物なんだ。
人類が今の形態になってからと考えて比較すると、火星人が生まれてから滅びるまで三万年というのは、ちょっと短く感じるのだけど。

霊媒M(通信霊)
霊的に未熟だと寿命が短いという事です。

管理人
霊的に近いけれども、今の我々と比べると未熟なの?

霊媒M(通信霊)
その分だけ人間よりも知らない事が多かった。

管理人
でも我々にかなり近いんだ。

霊媒M(通信霊)
霊界全体から見たら、『昨日生まれたのか、今日生まれたのか』くらいの違い。

管理人
殆ど変わらないんだ。
全体から比べれば殆ど違いがないにもかかわらず、我々の感覚で見るとかなり違って見えるんだ。

霊媒M(通信霊)
でも、三万年と言っても、三万年代の後半ではないか。

管理人
我々はまだ滅びるところまでは行っていないじゃない。

霊媒M(通信霊)
まだまだこれからです。(*注4)

管理人
そう考えると、その間にこれだけの物を築き上げたのは凄いと思って。

霊媒M(通信霊)
人間も若い頃の成長が早いのと同じで、成熟するにつれてもっと緩やかになってゆく。


(中略)


管理人
ちなみに、人間の時間感覚に例えると、彼らが滅亡してしまったのは今から何年くらい前なのですか?

霊媒M
地球の人類が誕生する前らしいです。

管理人
大まかでいいので、何年くらい前ですか?

霊媒M
(人類誕生よりも)五万年くらい前かな…。
はっきりしないけれども。
 
(後略)



*注1:
この点については、本家サイト『銀の紐を越えて』にある【環境問題の本質について】が参考になると思います。
とはいえ、ここで語られている内容の前提には、『地球や火星などの惑星にも、成長途上の霊が宿っている』という認識があり、その点については現在の私たちにとっても未知の側面を含みますので、必ずしも十分に理解を深めているとは言えないのですが。

*注2:
一言で物質と言っても、私たちの肉体を構成し、また身の回りに溢れていて知覚できる物質とは、この世界に存在するあらゆる物質から見ればごく一部であり、霊的な存在から見て物質に区別できる存在であっても、現在の私たちには認知不可能な存在があるようなのです。
認知不可能ですので、現時点では霊的な存在を介した断片的な情報に頼る以外に、それらの未知の物質について知る術はないのですが、この通信の主題である『かつて火星に暮らした人々』の肉体や、その世界を形作った物質についても、私たちにとっては未知の物質によって構成されている様です。
ですから、私たちが火星に探査船を飛ばして『火星人』の痕跡を探しても、また現在火星に生存しているという生命体の手がかりを見つけようとしても、現在の私たちにそれを見つける術はないようです。
そこで『証拠が見つけられないのなら、そんなのはデタラメだ』と拒否してしまうのは簡単ですが、同時に『私たちはこの世界に存在する全ての物を知り尽くしているわけではなく、またこの世界が今の状態で存在する為のあらゆる原理を理解しているわけではない』事にも、目を向けて頂ければと思います。
現在の私たちは、これらの情報を完全に否定する根拠も、また完全に肯定する根拠も持ち合わせていないのです。

*注3:
霊的な成長段階が似通っていれば、生物としての身にまとう物質の質は変わっても、見た目の肉体の形にはそれ程大きな違いはないとのこと。
ただし、構成する物質が違えば、自ずと生活する上での環境条件にも違いがあるので、体内の構造(内蔵などの体内組織)については大幅な違いがあるようです。

*注4:
本来のテーマからは離れますが、一般に『予言』と称して人類の滅亡が近いと人心を惑わし、不安感を煽って特定の宗教団体やビジネスに勧誘する動きが見受けられます。
ですが、私たちは生物種としてもまだまだ成長途上であり、当面その様な事態は訪れないと断言し、注意を促しておきます。
この度、霊界と地上界をつなぐ拠点の二カ所目が開放作業中(本家サイト『銀の紐を越えて』【バチカンの拠点が開放される理由】参照)ですが、現時点では閉ざされている四カ所の拠点も、いずれ必要な段階に達した時点で順を追って開放される予定になっておりますので、人類が滅亡する時期にさしかかるのは、それらの拠点が全て開放されて以降(これから何万年も未来)の事となります。
また、それに関連して『2012年のアセンション』という話があります。
今後バチカンの拠点開放に伴う人間の価値観の変革があり、それに伴って社会の仕組みが変化してゆくと思われますが、時期的にはそれらの動きと重なります。
しかし、実際にはいわゆるアセンション話の内容とは異なる事態が起こって参りますので、その点については機会を改めて取り上げてみたいと思います。

霊媒M&【Silvercord】管理人

2009年9月17日木曜日

衆議院選挙を終えて4

この記事は【衆議院選挙を終えて1】【衆議院選挙を終えて2】【衆議院選挙を終えて3】の続編となりますので、先にこちらをご覧下さい。

■ 民意が選んだハードランディング

ここからは、少々未来の展望について述べてみましょう。
まだ政権発足前であるにもかかわらず、同じ政党所属の議員の言う事が食い違っていたり、呆気なく前言を翻したりと、余りに天真爛漫というか、組織としての一貫性が見られない次期政権党の体たらくを観察していると、これまでに散々政府・与党批判を繰り返してきた割には、自身が政権を担う立場になった途端、前与党の足元にも及ばない手際の悪さを晒しております。
「自公政権が今後とも与党として政権を担うには問題がある」と、有権者が判断した結果なのですが、それでもこれまでの長年に渡って政権を担当してきたからには、それなりの能力と資質が備わっており、文句は立派だが実績のない政党とは根本的に違う――という事なのでしょう。
いずれにせよ、これまで国政の舵取りを経験した事のない政党が、しかも厳しい経済状況下において、国政の運営を任される事になります。
当面は(それが半年か一年かは分かりませんが)、現状が好転する見通しはないと覚悟を決めるべきです。
民主党の政権担当能力に関わりなく、政権交代とは即ち、政権運営のやり方が変わるという事なのですから、国政の一時的な混乱と停滞は避けられないでしょう。
少なくとも今後半年なり一年なりは、麻生政権下で一端回復の兆しが見えた景気の再悪化と、それに伴う企業の倒産件数や失業率の上昇などによって、一層厳しい生活環境に置かれるでしょう。
しかし、今回の選挙で『言う事は大きいが経験に乏しい民主党に国政を委ねよう』と国民が選択したのですから、その選択がもたらす結果をよく噛み締めましょう。

従来からの民主党(もしくは他の連立与党)の支持者は当然の事ながら、普段は民主党支持者ではない『自民にお灸』派の方についても、今回は民主党の政権公約を支持した事になるのですから、その実現を支援する方向で努力を傾けるべきでしょう。
それが、有権者として行使した権利が認められた者が担う責任です。
また、お灸のつもりが致命傷を与えてしまったかも知れないのですから、『次は自民…』と思っていても、その頃自民党は解党していて、あなたにとっては更に悲惨な事態になっているかも知れません。
結果がたとえどの様な形になろうとも、これは全てあなたの軽はずみで無思慮な判断が招いた結果ですので、決して他の方に責任を押しつけてはなりません。
ちょうど同じ選挙で有権者としての権利を行使しても、意に染まぬ結果になってしまった方もいる事を忘れてはなりません。

そして、 今回の選挙でご自身の選択が民意に反映されなかった方には、なぜ自分の選択が多くの有権者と食い違ってしまったのかについて、原因を深く掘り下げて追求する良い機会でしょう。
もしかしたら、あなたの認識にどこか誤りがあったのかも知れませんし、あるいは他の方が知らない情報をあなたが予め得ていた為に、他の方とは異なる選択となったのかも知れません。
いずれにせよ、あなたの支持する方を国会に送り出すか、あるいはあなたが直接国会に選出されなければ、あなたの意見を国政に反映させる機会はそれだけ限られてしまうのですから、あるいはあなたにとって都合の悪い政策が実行に移されてしまう可能性もないとは言えないでしょう。
その様な事態を防ぐ為に、あるいはその様な状態を少しでも早く解消する為に、あなたは今何をするべきなのか、どうしたらよいのかを考えてみましょう。

また、今回の選挙を棄権された方については、今後の国政についての権利を放棄したのですから、今後あなたにとってどの様に都合の悪い政策が実施されても、文句を言う筋合いではありません。
そして、あなたたちこそ民主主義が健全に機能する上での障害になっている事を認識しましょう。
あなた方が「自分自身の生活と国政は密接に関わっている。他人事ではない」と明確に認識し、それに応じた行動を起こさない限り、あなたにとって居心地の良くない社会であり続けるのです。
何もしないうちから、「どうせ自分一人では何も出来ないし、やるだけ無駄だ」と諦めてしまってはいませんか?
単に、あなたが自分の殻に閉じこもって、身の回りに注意を払っていない為に、実態に合わない孤独感を募らせているだけかも知れません。
ほんの少しだけ、身の回りを気にかけてみたら、あなたの思いに共感できる人が間近に見つかるかも知れませんよ。

■ 鳩山内閣の陣容&etc.

リアルな世界ではしがない労働者に過ぎない私は、仕事帰りの重い足を引きずって自宅へたどり着くと、出迎えたPCの画面には【新政権発足】鳩山内閣の陣容が…。
正直な感想を述べると「げんなりしました」。
この際ですから、いつまでもぬるま湯気分の抜けない国民の目を覚ます目覚まし時計役として、精々やりたい放題暴れて頂きたいと思います。
ただし、その場合、民主政権からの揺り戻しは厳しさを増すと思いますが。

そして最後に、麻生首相には「お疲れ様でした」と、実像からかけ離れたバッシングに耐えたこの一年間の苦労を労いたいと思います。
それから、当Blogは一応スピリチュアル系だということですので、ここで予言らしきものをひっそり残しておきたいと思います。

今後、日本国民にとって特に心理的な衝撃の大きな事件が起こる可能性があります。
その際、民主政権は無責任にも政権を投げ出してしまう可能性が高いのです。
その時、その状況を修復する為に、再度麻生氏が何らかの形で重要な役割を担う可能性があります。
もし、麻生氏が(この度は日本国民の理解を得られなかったが)再度国家の難局に挑む決断をした場合、今度こそ麻生氏の活動が報われる事になりそうです。
そして日本も、これまでの迷走状態から抜け出して、日本が本来辿るはずであった方向へと、歩き始めるようです。

もちろん、別の選択肢も存在します。
その選択を取った場合、現在よりも厳しい状況が長期間に渡って続くという事だけ、明らかにしておきたいと思います。

いずれにせよ、どちらの選択肢を取るかは国民の皆様であり、その結果を享受するのもまた国民であることを、くれぐれも肝に銘じておいて頂ければと思います。(了)

【Silvercord】管理人

2009年9月14日月曜日

衆議院選挙を終えて3

この記事は、【衆議院選挙を終えて1】【衆議院選挙を終えて2】の続編となりますので、先にそちらをご覧下さい。

■ 本当の民主主義国家とは?

このテーマについては、本家サイト『銀の紐を越えて』でも繰り返し取り上げておりますので、下記の該当ページも併せてご覧いただければと思います。

【国民としての心構えについて(メッセージ62)】
【本当の民主主義社会へ向けて(メッセージ75)】
【政治家・公務員と国民(メッセージ101)】
【衆議院選挙を終えた国民の皆様へ(メッセージ103)】

では、上記メッセージの内容を踏まえて、本当の民主主義国家とはどの様なものかを考えてみましょう。
まず、民主主義国家とは、主権者たる国民の意向に基づいて国政が運営される国家であると言えるでしょう。
ですから、民主主義国家のもっとも本質的な形態は直接民主制となります。
しかし、国政のあり方に適切な判断を加える為には、国政に関わる様々な分野における専門的知識や見識が必要ですし、それと共に個々の分野を超えた横断的な広い視野も同時に求められます。
それらの様々な能力や適性を、すべての国民が同様に持つ事は、現実問題として不可能ですので、次善の策として、国政に関連する個別の分野の専門家集団である公務員と、より広い視野から個々の政策についての価値判断が出来る国会議員、それから国政を担う議員を国会へ選出する行為を通じて、間接的に国政を制御する主権者たる国民の三段構えで、民主主義国家の意思を決定して行使する仕組みが成り立っております。
その仕組みが理想的に機能した場合には、それぞれの立場の人にとって望ましい(満足は出来なくとも許容できる)社会が形成できるのですが、仕組みを維持する為にそれぞれの立場の人が求められる責任を果たさなかった場合、様々な軋轢を生む社会となってしまいます。

すなわち、選挙に参加しない国民の数が増えるにつれて、社会的には少数派であっても選挙に積極的に参加する人々の意見が国政でより多く反映されるように、国会議員は活動するでしょう。
その様な議員は広い視野など持ち得ませんから、国政に関連する様々な専門分野の繋がりについて包括的な判断をする事が出来ません。
その為に、特定の部署との癒着が生まれたり、他の部署は顧みられずに放置されたりした結果、ぎくしゃくとした極めて非効率な国政となってしまうのです。

その様な事態にならない為には、国民が議員に対して明確な意思表示をして、自分の意向を汲み取った活動を行っている議員を支援することが重要です。
議員の下に集まる国民の声が多くなればなるほど、議員は国民が望む国政の方向性を的確に把握しやすくなるのです。
そして、様々な国民の意向を国政に反映させる為に、国政に関わる様々な専門分野に関心を持たなければ職務が果たせなくなります。
その様にして、議員の目が国政全般に満遍なく及ぶようになると、専門分野に特化するが故に全体としてのバランスを歪めてしまいがちな公務員の活動を、国政全般としてバランスよく制御する事が出来るようになります。
ですから、有権者たる国民が国会議員に対して自身の意向を伝えるのは、国の均衡ある発展を考えた時にとても重要な意味合いを持ちます。

ただし、国民が明確な意思表示をする際に、欠かせない条件があります。
『議員や公務員によって運営される国政の実態について、正確な情報が国民に伝えられている事』が不可欠で、国民が意思決定の材料とした情報が誤っていた場合、当然ながら国民は誤った判断を下してしまいます。
今回の選挙では、選挙権を行使しなかった国民の問題と同時に、国民が知っていなくてはならない情報が伝えられなかった為に、判断を誤ってしまった側面が如実に表れたと感じるのです。

■ 報道機関としてのマスメディアの終わり

今回の選挙戦では、政権の主導権を争う自民党総裁と民主党代表が、直接議論を戦わせて自身の政党の政策の是非を競うという、選挙に臨む有権者に取って有益な判断材料となった可能性のある『21世紀臨調主催の自民・民主両党首討論会』が8月12日に行われたにもかかわらず、テレビメディアはノーカット生中継を行いませんでした。
一方、インターネット上では【あらたにす】などで、党首討論の模様がノーカット生中継されました。
後ほど、テレビメディアでも討論の模様を簡単に取り上げたそうですが、ノーカット映像とテレビメディア加工済み映像を比べると、両党首に対する印象が逆転するほどの出来映えだったのだそうです。
もっとも、私はテレビ番組を見なくなってから何年も経ちますので、実際に双方を見比べた方の伝聞から判断するしかないのですが。
しかし、いずれにせよ、国政の行方を左右する可能性を秘めた、国政選挙を目前に控えた有権者にとって格好の判断材料となりうる一次情報の提供を、『報道機関』を自称するマスメディアは拒否したのです。
その代わりにマスメディアが彼らの番組の視聴者に対して後追い的に提供したのは、一次情報の断片を使用しながらも、一次情報とは異なった印象を抱かせる加工品でした。
この様な、人の誤解を誘う編集手法について、マスメディアは「出来上がった映像の素材は事実に基づいている」といい、編集権なる奇妙な言い訳を持ち出して自身の行為を正当化します。
しかし、事実の素材を継ぎ接ぎした結果が、未加工のありのままの状態と異なる印象を与えたとしたら、その結果は果たして事実を忠実に反映していると言えるのでしょうか?

一方、 マスメディアが目の敵にするインターネット上にも、信用に値しない多くの嘘があるのは事実です。
しかし、インターネット上の情報には予め『嘘が混ざっている』という前提に基づいて、多くの情報源から持ち寄った情報を相互に比較し、情報の断片に混在する嘘と真実を見分けてゆく作業を、当たり前の事として行ってゆきます。
そうして身についた情報リテラシーが、いつしか『編集権の行使』と称するマスメディアのねつ造行為の実態を暴く事に繋がるとは、当のマスメディアの中の人にとっても想定外であった事でしょう。

尤も、現時点ではインターネット発の情報の影響力は限定的であり、マスメディアの社会的影響力は今しばらく無視できない状態であり続けるでしょう。
ただし、インターネットを通じて情報リテラシーを身につけた人は、その後容易にマスメディアの流す嘘情報に惑わされる事はなくなるでしょう。
嘘を真実と思い込ませる事で利益を得てきた人々は、何れ自らが吐き散らした嘘のもたらす結果を受ける事になるのです。

今回はここまでとします。
次回は『衆議院選挙を終えて4』と題して、また後ほど。
【Silvercord】管理人

2009年9月13日日曜日

衆議院選挙を終えて2

この記事は、【衆議院選挙を終えて1】の続編となりますので、先にそちらをご覧下さい。

■ 首相を支援するもの

衆議院選挙の結果、日本の有権者は「民主党に政権を委ねる」選択を取りましたが、それについて霊界の住人の皆様はどの様な感想を持っているのでしょうか。
本家サイト『銀の紐を越えて』にも、【衆議院選挙を終えた日本国民の皆様へ】と題したメッセージが、(2009年)8月31日付で届いておりますので、併せてご覧いただければと思います。
そこで、ここからは上記メッセージに含まれていない部分で、なおかつ私が「ご覧の皆様に伝えておいた方が良いだろう」と判断した、霊界の皆様からの情報を幾つかご紹介したいと思います。

まず、第一に取り上げておきたいのは、日本国の首相は『歴代の首相であった霊』の霊団から、 首相としての職務を滞りなくこなしてゆく方向性の支援があります。
これはかつての歴代首相についてもそうでしたし、マスメディアには評判の悪かった麻生首相についても同様です。
なぜ歴代首相が現職を支援するのかというと、首相という特殊な役職・立場に求められる仕事の結果が、日本の将来を大きく左右する事を、生前のご自身の経験からよく知っているのです。
生前周囲からどの様な印象を持たれていたとしても、首相を務める方は皆「日本が大好き」で、「日本の行く末が気になって仕方がない」のです。
ですから、肉体を失った今となっても、否、肉体を失って、生前より色々な物事が分かるようになった今だからこそ、「日本をよりよい国へ導く為」に、生前のご自身の経験を生かした、霊界の住人でなくては出来ない形の支援を行っていると考えればよいでしょう。

この様に、首相は歴代の首相であった方の霊団による支援を得ているのですが、麻生首相の場合はそれに加えて、靖国神社に集う英霊の皆様からの支援を受けております。
この点につきましては、現時点では公開するべきではないと考える情報も含まれておりますので、詳細においては伏せさせて頂きますが、英霊の皆様からその様な意思表示があった事だけはお伝えしておきたいと思います。
いわゆる「保守派」と称される方々の中には、『8月15日に麻生首相が靖国を公式参拝しないのはけしからん!』と言われる方も見受けられますが、その様な方には是非、『なぜ英霊の皆様が志願して麻生首相を支援するのか』について、よく考えて頂ければと思います。
首相の職務とは、一見軟弱に見える日本の外交姿勢を受けて溜まった鬱憤を晴らす為のものではないのです。

話を元に戻しますが、靖国に集う英霊の皆様も、歴代首相同様に日本の行く末を慮っております。
本家サイト『銀の紐を越えて』でも【今の日本国に生きる皆様へ】として、英霊の皆様からのメッセージをご紹介しておりますが、麻生首相に対する支援も、その様な英霊の皆様の思いの延長にあると考えて頂ければと思います。

■ 首相になるべきではない方

さて、首相の職務を遂行するには、それなりの特殊な資質・能力を発揮する事が求められますが、この世の中でその様な特殊な資質・能力を潜在的に宿しておられる方、またその能力を実際に発揮される方は限られております。
つまり、歴代の首相を務められた方の大半は、予めその重大な職務を遂行出来るだけの潜在的な資質・能力を備えて地上界に生まれ出た――という事が言えます。
その様な『将来の首相候補』とも言うべき人物のうち、地上に生まれ出てからの経験を重ねているうちに、国政を担うに相応しい意思と能力を発揮できたごく一握りの人物が、個人的な適性に応じて、首相の重席を受け持つに相応しい時期や環境を選んで、 国政の舵取りを任されます。
人間の限られた五感を通じては認識できませんが、首相になられた方には、予め『首相として国政の舵取りをする為に生まれてきた』といっても良いくらいの必然性があるのです。

しかし、時には『首相になるべきではない人物』が首相の座についてしまう場合もございます。
現時点で私が霊界から得ている情報によると、そのうちの一人は村山元首相です。
「本来なら首相になる器のない人物」が首相の座についた理由について、直接霊界から詳細な説明を受けたわけではありませんが、村山氏の首相就任中にどの様な事件があり、また彼がどの様な行動を起こしたのかを振り返れば、大まかな想像はつくと思います。
本来ならば、予め首相になる器を持った人物が、首相としての経験を持つ霊界の住人からの組織的な支援を受けて、それでもなかなか思うように物事が進捗しない――というのが、首相としての職務の実態ではないかと思います。
にもかかわらず、首相になる器を持たない人物が首相の座につき、首相として求められる本来の職務を遂行するのではなく、徒に権力を弄んでしまうのです。
当然ながら、この様な人物に対して、歴代首相の霊団は積極的な支援を行いません。
精々、この様な人物の軽挙妄動が、国家の行方を決定的に危うくしない程度に収める為に、ブレーキをかける方向での働きかけを行う程度です。
ですから、必然的に国政は停滞し、その様な政権が長続きする事はないのです。

さて、ここまでは『首相になるべきではない方が首相に就任した例』として、村山元首相を取り上げましたが、実は次期首相と目される鳩山民主党代表についても同じ事が言えるのです。
歴代首相の霊団は引き続き麻生首相への支援を続け、また靖国の英霊も麻生首相への支援を続けております。
では、なぜ霊界からの強力な支援を受けた麻生首相が国政から距離を置き、首相になるべきではない鳩山氏が国政を担う事態となったのでしょうか?
この理由こそ、日本国民が『本当の民主主義国家とはどの様なものなのか?』を、実際に体験を通して学ぶ為の貴重な機会なのではないかと考えるのです。

今回はここまでとします。
続きは『衆議院選挙を終えて3』として、また後ほど。
【Silvercord】管理人

衆議院選挙を終えて1

今回は時事コラム第一弾といたしまして、去る(2009年)8月30日に行われた衆議院議員選挙の結果を受けて、霊界の住人の皆様の見解や今後の見通しについて、管理人の感想も織り交ぜつつ述べてみたいと思います。

■ 衆議院選挙までの経緯

今回の衆議院選挙で、是非とも押さえておきたいポイントが幾つかございます。
その中でも第一に取り上げたいのは、昨年のリーマンショック以降、世界規模の経済不況に陥っていることは皆様もご存じの事と思いますが、今回の経済不況を霊的な視点から捉えた意味合いについては、本家サイト『銀の紐を越えて』でも【世界的経済不況が起きた意味】として取り上げております。
そして、今回の選挙はリーマンショックからほぼ一年後であり、この一年間に政府・与党が行ってきた経済対策について、これまでの結果と方針の是非が問われるべき機会でありました。
世界的に急速な景気の失速が見られた影響や、国会審議の難航に伴う経済対策の遅れから、一時的な国内経済の落ち込みが見られたものの、その後経済対策の実施に伴って回復傾向が見られました。
とはいえ、不況からの脱却には今しばらくの時間がかかる事が予想され、引き続いて積極的かつ迅速な経済対策の実施が望まれておりました。
また、国内のみならず、海外において経済破綻の危機に陥った国々を速やかに救済する手段を整える事も、日本にとっては重要な課題でした。
日本は、世界でもっとも多くの対外債権を抱える国ですから、外国の経済破綻が即日本の経済的損失に繋がるというという意味で、直接的な利害関係者の立場にあります。
また、かつて日本が対米英戦に踏み切った原因の一つでもある、『世界的な経済規模の縮小による保護貿易主義の蔓延』だけは、どの様な手段を講じてでも避けなくてはなりません。
実際に、麻生政権はIMFの資金融資枠を補強する為の支援策を、世界の国々に先駆けて表明して絶賛されるなど、国際的な景気減速に対する下支えの役割として多大なる貢献があったと思います。
しかし、それらの麻生政権にとっての功績の部分は、国内のマスメディアによって矮小化され、あるいは殆ど伝えられなかったため、今回の選挙で有権者が判断を下す材料となる情報が不足し、また数少ない情報にも恣意的な偏りが目立ちました。
マスメディアの問題については、本家サイト『銀の紐を越えて』でも【マスメディアのあり方】として既に取り上げておりますが、特に麻生首相に向けたマスメディアの徹底したネガティブ・キャンペーンは、『日本にはもはや報道に携わる資質と能力を持つ組織は存在しないのだ』という印象を決定づける位に、露骨で執拗な麻生タタキが終始徹底されていたように思います。
『漢字の読み間違い』や、『話の一部を切り取って継ぎ接ぎした失言のねつ造』といった、首相本来の職務とは関わりのない言いがかりをつけて騒ぎ立てる事で、具体的な根拠はなくても麻生首相にネガティブな印象が付きまとうような誘導が行われておりました。
一方、選挙前から西松建設問題との関連を取り沙汰され、挙げ句に代表を辞任した民主党の小沢氏や、故人献金問題で法的な問題の可能性が指摘されつつ、おそらく次期首相に就任するであろう鳩山代表らは、いずれも違法行為を犯した可能性を指摘されていながら、その疑惑が晴れたわけでもないのに、マスメディアによる真相の追求も殆どなく、彼らが主導する民主党は衆議院選挙で大勝してしまいました。

■ 衆議院選挙の結果が示すもの

民主党が300議席超獲得の大勝という衆議院選挙の結果を受けて、鳩山政権の誕生が目前に迫って参りましたが、選挙後、まだ正式な首班指名を受けているわけでもない段階で、既に幾つもの問題が噴出しております。
露骨な反米スタンスを表明した鳩山論文が海外メディアで報道されて酷評を受けたとか、『高速料金無料』は渋滞区間には適用しないとか、補正予算執行停止問題やら、CO2排出量25%削減問題とか、日米FTA問題、八ッ場ダム建設中断問題など、etc.
更に、選挙終了後まもなく、これまでの一方的な民主党擁護の姿勢に変化が現れ、『実は民主党の政策に問題あり』的な論調の報道も多少出て参りました。
しかし、それらは選挙前からマニフェストに明記されていた内容であり、民主党としては『予めマニフェストでそれらの政策実現を訴えて選挙に勝利したのだから、民意を受けてそれらの政策実現の為に行動するのは当然』と考えるのも当たり前で、それらの政策に問題があるのであれば、選挙前に指摘されていなくては報道する意味がありません。
また、今回鳩山民主党に政権を委ねた有権者も迷走している事を伺わせる、この様な世論調査も行われたようです。

【YOMIURI ONLINE】『民主に期待』最高の72%…読売・早大調査 

私は、詳細な調査データを伴わない自称『世論調査』は、マスメディアが特定の方向へ世論誘導する為の道具の一つに過ぎないと認識しており、その調査自体が本当に行われたのかどうかさえ疑わしいと考えているのですが、この記事に示される民主への期待も不安も70%超とか、比例で民主を支持した理由で最も多いのが『政権交代を望んだ(60%)』で、『民主の政策に期待した(41%)』を大きく上回っているなど、「自民にお灸」の印象が色濃く感じられたので、あえて取り上げてみました。
しかし、「自民にお灸」派の皆様は、例え意に沿わなくても結果として民主党の政策を支持した事になるのですから、是非その点をよく考えて頂きたいと思います。

今回はここまでとします。
続きは『衆議院選挙を終えて2』と題して、また後ほど。
【Silvercord】管理人

2009年9月7日月曜日

【案内】時事コラム枠を設ける意図

当Blogでは、本家サイト共々スピリチュアルなテーマを主に取り扱っておりますが、時折、管理人による【時事コラム】を掲載することに致しました。
一般的には余り関連性を感じさせないカテゴリ(【霊界通信】と【時事コラム】)の話題を、何故当Blogで同時に取り扱うのか?
読者の皆様の中には、その様な疑問を持たれた方もおられるのではないでしょうか。
しかし、この取り合わせには、現在霊媒Mと霊界の住人の皆様が共同で取り組んでいる活動が少なからず関わっております。
かねてより、霊界では地上界を生きる人間の皆様に向けて、様々な形の霊的な働きかけを行っていたようです。
その結果として宗教的な啓示がもたらされるのは当然であるとしても、それ以外にも芸術的な創作活動や発明・発見の類、より日常的な側面では虫の知らせや第六感、閃き、心の中の天使の声と悪魔の声といった例えもそれに該当するでしょう。
とにかく、私たちの身の回りで日々繰り広げられるあらゆる現象に、霊的な存在が関与していると言っても過言ではありません。
何しろ霊界の住人にとっては、いわゆる地上界も霊界の一部であり、人間も霊的存在の一形態という認識なのですから。
ただ、私たち人間にとって、現時点では霊界の住人からの働きかけが認識しにくい状態に置かれているだけで、そういった目に見えない存在からの働きかけの影響を常に受けているのです。
そして、一般的な人間に比べて霊的な存在の働きかけを認識しやすい条件を備えているのが、いわゆる霊媒と呼ばれる方々であります。
この様に、霊界と私たちの関わりはとても身近で密接なものであるにもかかわらず、霊的な存在を実態以上に特別で素晴らしい崇拝対象として祭り上げてしまうか、あるいは根も葉もない迷信か勘違いとして切り捨ててしまう風潮が、まだまだ目立つように感じます。
このBlogをご覧になる皆様には、霊的な存在を盲目的に信奉するのではなく、かといって悉く排除してしまうのでもなく、是非ともご自身の理性を働かせて冷静に観察して頂きたいのです。
その上で『これは信用できない』と判断されたのであれば、あなたにとっては当面関わり合いになるべきではないのでしょう。
また、当Blogや本家サイトに掲載されている霊界通信や、一般的な人間であっても霊的存在を感じられるその他の様々な対象を通じて、霊的な存在と知識についての関心を高められた方は、是非とも闇雲に妄信せず、常に『まずは疑ってみる』くらいの心がけで取り組まれるのがよいでしょう。

さて、少々話題が逸れてしまいましたが、なぜスピリチュアルBlogに時事コラムを設けるかというと、私たちの身近で日々発生する事柄の背後に潜む霊的な関わりをご紹介する中で、現代の人間社会の常識では『霊的な存在とは関わりがない』と思われている事柄についても、実は霊的な関わりを持っているのだ――という点について、可能な限りの実例を通じて実感して頂きたいと考えるからです。
ですから、当Blogはスピリチュアルに関心のある方はもちろんの事として、むしろこれまでは霊的な物事に関心を持っておられなかった方にとっても、これまでの認識を改めるきっかけにして頂けるのではないかと意図しております。

【Silvercord】管理人