2011年7月28日木曜日

人の考えというものは基本的には異なっている

記事【日本の持つ能力を知らない日本人】のコメント欄に投稿された皆様のコメントを受けて、霊界の住人の皆様のメッセージが届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 霊界の住人の皆様のコメント

様々なお考えのコメントを読む事ができまして、なかなか有意義な時を過ごせました。
皆様それぞれに、ご自身の経験から様々な事柄を学び取っておられるご様子が、一つひとつの言葉からよく窺えます。
これこそ生きた学びの場であり、様々な教訓を得ることが出来ると思います。

『銀の紐を越えて』【言葉を使って意志疎通を図る時に(メッセージ60)】←こちらの記事を是非読んでいただきたいと思います。

上記の記事は以前に伝えられたものですが、そこでも書かれているように、“人の考えというものは基本的には異なっている”という認識を持って周囲の方と接するほうが良いと思います。
同じ言葉を用いていても認識が異なっているという事はよくありますから、もしも認識を共有したいと望むのであれば、相手の真意を探り、ご自身のお考えを根気強く説明する姿勢は大変重要でしょう。
会話を重ねる中で、相手との認識のズレを修正する努力が必要です。
理解を深めた上でより適切と思われる言葉を選ばないと、相手が思い違いをしてしまい、誤解を生む原因となります。
言葉を交わす事は簡単なようで実は大変難しく、とても手間のかかるデリケートな作業なのです。
ご自分の発した言葉が、最初から意図した通りに周囲へ正しく伝わっているとは思わないことです。
発した言葉が、必ずしもご自分の思いを的確に表現できているとは限らないからです。
言葉の選択ミスで、真意が上手く相手に伝わらないという事もありますので注意しましょう。
例え似たような認識を持っている人はいても、全く同じ考えの人は誰一人として存在してはいません。
経験も知識も人それぞれに異なっているのですから、同じ事柄に対しても、多かれ少なかれ認識にズレが生じていて当たり前なのです。
そのズレを解消するために言葉を交わし、会話を重ねる事で共通認識をひとつずつ増やしてゆくのが人間なのだと思います。
それとよくあるのが、言葉が不足しているために真意が相手に伝わっていないというものです。
ご自身のお考えをご自身が理解できているのはよく分かりますが、相手には思い及ばない事ですから、言葉が足りていないとあまりにも唐突過ぎて、一体何を伝えようとしているのか相手には理解出来ません。
面倒に思えるかもしれませんが、言葉は丁寧に伝えるように心掛けましょう。
表情や態度からある程度相手の心情を察する事が出来る方もおりますが、心の内を読み取れる訳ではありませんから、きちんと言葉で表現しなければ、何時までもその思いが相手に正しく伝わる事は無いでしょう。
文章のみの会話であればなおのことです。
相手の真意を探ろうとせず、ご自分の考えを説明することもせず、殻の中に閉じこもってしまうと、結局ご自身が辛い思いをすることになります。
ご自身の意見を正しく伝えたいと思うのであれば、先ず、自分自身が相手の言葉の真意をより正しく理解しようと努力する事が大切です。
相手が何を考えているのか解らなければ、どのような伝え方をすればご自身の真意が相手に正しく伝わるのか判りませんから。
相手の言葉に耳を傾け、解らない事に関しては質問をし、相手の真意を理解できるよう努力し、その上でご自身の考えを正しく伝える努力が必要です。
相手の言葉を理解する過程でご自分の意見を伝え、表現をより的確なものに調整する事は大切ですが、相手の言葉の真意を探ることなく、ご自分の意見を一方的にぶつけるだけでは、その言葉が相手の心に届く事はありません。
それでは一方通行になってしまい、会話は成立しませんので、相手との意思疎通が難しくなってしまいます。
溜飲を下げたいだけならば(あまり感心できる事ではありませんが…)それでも構わないのかもしれませんが、相手との意思疎通を望んでおられるのであれば、ご自身が辛い思いをする事になってしまいます。
これは感情的になった場合によく見られる傾向ですね。
感情が溢れてつい酷い言葉ぶつけてしまったということもあると思いますが、もし失敗したと思ったのでしたら、その時点で改める事が大切だと思います。
一度発してしまった言葉を取り消す事はできなくても、改めて言葉を発する事はできます。
とは申しましても、感情に流されて売り言葉に買い言葉のような言葉のぶつけ合いは、出来るだけ控えた方が良いと思います。
感情的になっている時は、冷静な時には使わないような残酷な言葉を発してしまいやすいものですから、出来るだけ一呼吸置いて落ち着いてから言葉を発するように心掛けましょう。
高ぶった感情のままにぶつける言葉はとても危険なのです。
不用意な一言で誰かの命を奪う結果になる事もあるのです。
ご自分の命が危険に晒される場合もあります。
不満や怒りの気持ちが強い時は特に注意しましょう。
後でフォローできる立場に無い場合は、余計に気を遣う必要があります。
簡単なようで難しい会話ですが、コツさえ覚えてしまえば意思疎通を図りやすくなりますから、是非日常の経験を通じて根気強く上手な会話術を学び取ってみてください。

同じ認識を最初から共有できる相手に出会えるのであれば、それはとても嬉しいものですが、なかなかその様に上手く行かないのが人の世の常であると思います。
共感するのか否かに関しては人それぞれに考えがある事ですから、それを人に求める事は出来ません。
共感できないのであれば、ご自身とは違う考えを持つ人として付き合う必要があります。
相手をありのままに受け止めるとは、そういうことです。
相手を否定したり拒絶したりする事と、賛同や共感を示さないという事は必ずしもイコールであるとは限らないのです。
何れは認識を共有したいと思うのであれば理解を深める努力が必要ですが、だからと言って共感できないという思いを責めることは誰にも出来ません。
ご自身が正しいと思って実践するのは自由ですが、相手の方も同じ様に正しいと思うとは限りません。
ご自分の意見を相手に正しく認識してもらう事と、賛同や共感を示してもらう事は全く別の事であるので、そこのところはきちんと理解しておいた方が良いでしょう。
例えご自分の意見が正しく伝わっていたとしても、相手も必ず同じものを求めているとは限りません。
違う人間である以上、それは仕方の無い事なのです。
相手の話に耳を傾ける事は大切だと思いますが、その話についてどのような感想を持つのかは人それぞれで良いのではないかと思います。
認識が近ければ自然に共感を覚えますし、かけ離れていれば今一つぴんと来なかったり理解出来ないという場合もあるでしょうから。
その先を望むのか否かも人それぞれに思うところがあると思いますので、ご自身が信じる事を実践されるのが宜しいかと思います。

( 2011年7月28日)





一連のコメントの中には私のコメントも含まれますので、この記事についてはノーコメントとさせて頂きます。

Silvercord管理人





7月28日現在回答待ちの質問

記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。

2011年7月21日木曜日

日本の持つ能力を知らない日本人

今回は、記事【霊界も地上界も基礎となる法則は同じ】のコメント欄にお寄せ頂いた敷島様の質問について、霊界の住人の皆様の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 敷島様の質問

(前略)

上記ご回答の文中の、

「どのような物事でもバランスを保つ事は大変重要であり、偏りは破壊の原因となります。
例え善といわれる事でも同じです。
薬は皆様の病を癒すことが出来ますが、過ぎれば毒にもなり命にかかわります。
善行でも過ぎれば堕落と破壊の原因となり、その行為は悪行と何ら変わりありません。
周囲への影響をよく考えずに思い込みで実践すると、例え善いと思える事柄でも誤った方向へと進んでしまいますので、ご自分の行動を省み、周囲への影響を確認する時間を設けるのはとても重要な事なのです。」

この部分を読んだ時に、ふと、現在ニュースで話題の「脱・原発」「脱・放射能」運動が頭に浮かびました。

原子力や放射能を善だとか悪だとか二元論で語る現在の議論への警告のようだなと。

特に、反原発を唱える方の恐れ方が奇異にみえるというか、大の大人なのに子供みたいというか、ヒステリックというか、そんな今の反原発ムードを違和感をもって見ていましたので。

例えば戦前の日本人はそのようなことはなかったのではと思うのです。

現在の日本に広がる偽善にも似た生命至上主義、かつ、その生命至上主義は実は自分にだけあてはまればよいというエゴイズムの極致の状態が、現代の日本に蔓延してるように思うのですが、これは考えすぎでしょうか?そこには現実的な折り合いを探るような、大人らしい思考力や包容力が微塵も感じられない気がするのですが。

また、あるべき日本人の姿を考えたとき、私はGHQが日本を解体するために戦後行ったことの真逆をやればよい、すなわち、明治の価値観に戻るべきだという考えなのですが、霊界の方達はそのような考えについてはいかがお考えでしょうか?

以上2点、お伺いできれば幸いです。
よろしくお願い致します。





■ 霊界の住人の回答

未知のものに遭遇した時に、人は不安や恐れを感じるものです。
この様な心の働きは、時代や地域、文化の違いなどはあまり関係がありません。
人間にとっての本能ですから。
経験を重ねるうちに不安対象の性質を学び、適切な対処法を知ることで不安そのものが解消されるのです。
放射線というものは医療機器にも利用されているものですから皆様にとって本当に身近なものなのですが、その性質や今現在日本が持つ技術などは専門家の方以外はほとんど知らないのが現状でしょう。
まだまだ一般的に広く知られている知識ではありませんから、数少ない曖昧な情報から判断してしまいがちです。
知らないからこそ恐れを抱き、思い込みで過剰に反応してしまいます。
未知のものに対する恐怖心は自己防衛本能が働いた結果ですから、仕方の無い事なのです。
しかも、日本は原爆による被爆を経験している国ですから、放射能=原爆というイメージが浮かびやすいために、その様な経験が無い国よりも過剰な反応が出てしまうのかもしれません。
また、その経験に付け込み、不安を煽り、恐怖心を植えつけるように偏った編集を施して情報を大々的に拡散している存在もおりますから、不安感に襲われてしまうのは仕方が無いことのように思います。
彼らの不安感は身を守るために自然に湧き上がったものなので、その不安感を取り除いてあげるには不安の原因に対する正しい知識が必要になります。
正しい知識を誰にでも解りやすく纏めた情報を提供する事が、彼らが冷静さを取り戻す唯一の方法でしょう。
それでは、その正しい情報をどのようにして拡散してゆくのかという事が、今冷静に対処しておられる皆様に託された課題であるように思います。
今は過剰反応していても一過性のものなので、最終的には現実を直視する事態に直面する事になります。
ですが、出来れば早い段階で冷静さを取り戻していただけた方が被害は少なくて済みます。
ですから、今からでも出来るだけの事はしておいた方が良いと思います。

これは余談ですが、GHQは日本という国や国民性を完全に読み誤っていました。
今の日本は彼らが思い描いていた日本の姿ではありません。
彼らの思い及ばない感性を持ち、彼らの価値観とは全く異なる価値観を持っていたために、彼らの政策は全て裏目に出てしまったような状態だと思います。
その事を彼らがはっきり自覚しているかは定かではありませんが、彼らの思惑通りにはなっていません。
日本の価値観を完全に破壊する事などできませんでした。
その証拠が今の日本ですね。
今でも日本国内だけでしか通じない価値観が沢山存在し続けているでしょう?
表面的な部分だけを見ていると解らないかもしれませんが、本質の部分をよく観察してみれば良く解ると思います。
昔から日本が持っている価値観は、ほんの少し陰に隠れているから目立たないだけで、今でも立派に健在だと思います。
日本は日本です。
今も昔もそのことに変わりはありません。

あれだけ大きな戦争を経験していながら、皆様は最近まで戦争の可能性を心配してきましたか?
以前から警戒していた方々も居りましたが、より多くの方が危機感を強く感じ始めたのは、中国や朝鮮半島の動きが露骨なほどに活発化してきた最近ですよね。
何故その様に安定した生活ができていたのか、その意味を皆様はもっとよく考えてみる必要があるように思います。
世界を見渡してみても、まだまだ力で問題を解決しようと戦争は繰り返されていますし、地理的にも日本は敵視してくる国と隣接しています。
他国の言いなりでいただけでは、これだけの長い期間戦争に巻き込まれずにいる事は出来なかったと思います。
日本は欧米諸国の事情を利用して、安定を手にしてきたのだと思います。
私から見れば、相当強かでなければ出来ないと思いますね。
何しろ、彼らを盾として利用してきたのですから相当なものです。
ある意味、金や物で全てを解決しようと考える輩よりも性質が悪いかもしれません。
尤も、日本が使えない国であれば彼らもそのような状況を許しはしなかったでしょうがね。
世界情勢の変化と共に、日本もこれまで通りでは安定を手にすることが出来なくなったという事なのだと思います。
自らの手で盾を持ち、太刀を振るわなければならない時期が来たのかもしれません。
私が示したのはプラスに捉えた場合ですから、マイナスに捉えれば違う評価になるのでしょうね。

彼らも同じ人間であるという事を忘れてはいませんか?
完全無欠の超人たちという訳では無いのですから、彼らのやっている事でも必ず見落としや抜けがあるのです。
当然失敗も沢山しているでしょうね。
そんな彼らに対して過大評価しすぎであるように思うのですが、それこそGHQの置き土産なのかもしれませんね。
日本人は自分たちを過小評価しすぎですよ。

日本は追い詰められるほどその力を発揮する性質を持ちます。
マイナス効果もプラスに転換する方法を必死に考え出し、それを実現してしまうパワーを持っています。
勤勉な上に団結力があるからこその性質だと思います。
日本を無力化したいと考えるのであれば、日本にある程度の水準の安定を約束しておいた方が懸命だと思いますね。
利用するつもりならば、その方が良き金蔓として利用できますよ。
ただ、環境に応じて予想外の方向に成長を遂げるのが日本ですから、何時までも大人しく金蔓でいてくれるとは限りませんが、しばらくの間はいい夢を見られるんじゃないですかね。
それはともかく、どのような形でも日本の安定を乱すのは寝た子を起こすようなもので、逆効果であるということです。
中国や朝鮮半島、ロシアなどの動きも全くの逆効果。
日本の民主党政権がやっていることも全くの逆効果です。
日本人の我慢の限界を超えるまでおいたを遣らかしたら意味が無いのに。
今の日本の状況は、まさに反作用が生じる一歩手前まで来ていると思います。
いや、もうその兆候は表れ始めているかな?
あまり日本を追い詰めると、それまで辛抱強く様々な試みをしている分、今までに蓄積されたものが全て還って来ますから、短絡的思考の国を相手にするよりも余程後が怖いと思いますね。
必ずしも単純に暴力的な形で現れるわけでもないところが、明らかな結果が出るまで判り辛くて本当に怖いところです。
気付いたころには手遅れという場合もあることでしょう。
これは日本人特有の反応ですので、他国に対するのと同じ対応では対処しきれません。
これは米国が嫌というほど味わったのではありませんかね?
日本の反応に翻弄され、米国が右往左往していたように見えるのは私だけでしょうか。
性懲りも無くまたちょっかいかけようとしているみたいですが、彼らの思惑通りにはならないと思いますがね。
上手く行ったと思うのもほんの一瞬で、いつの間にか違う方向に逸れていくのが関の山という経験を何度もしていると思うのですが、まだ理解できないのでしょうか。

日本はきちんと外国との違いを自覚して、自らが持つ能力をもっと効果的に発揮できる方法を考えた方が良いと思いますね。
せっかく力を備えていても自覚が無ければあまり効果が発揮されませんから、必要な時に能力を発揮できるようにきちんと制御する術を覚える必要があると思います。
未熟な部分を自覚するのは良いですが、自分の持つ能力を自覚できていないようでは今以上の発展は見込めません。
自覚が足りないから今一つコントロールが出来ていないんですよね。
ここぞという大事な時に思うように発揮出来なかったり、少し控えた方が良い時に思いっきり発揮してしまったり、そんな事の繰り返しのような気がしますよ。
無自覚に垂れ流される力というものは結構有害なものです。
日本を安定させたければ、日本が持つ能力を正確に把握する努力が必要だと思います。
今まで出来なかったのであればこれから遣れば済む話ですから、日本国民は日本の持つ能力をもっとよく知る努力をした方が良いと思います。
今の日本は民主主義で成り立っているのですから、一握りの人間だけが理解しているのではあまり意味がありませんからね。

「能ある鷹は爪を隠す」という言葉が示すように、実力がある者は簡単に自分の力を周囲に見せびらかしたりしないものです。
本当に優れた者ならば、例えどんな事態に陥っても対処できるだけの実力が充分に備わっているのですし、自らの手の内を無闇矢鱈に明かすほど愚かな事はありません。
年がら年中しつこい程に自慢をしたり、強がる者ほど見掛け倒しで実力は伴っていないものです。
見せ掛けだけのただの張りぼてです。
その様な者はとても臆病で卑屈な精神の持ち主だと思いますね。
本物は力が必要な時意外は静かに暮らしているものです。
例え力が必要な時でも、必要以上のものは発揮しません。
紛い物は大した実力も無いのに声も態度も大きいものです。
しかも、自分では上手く立ち回っているつもりなのですが、意外と無防備です。
わざわざ力を誇示するような種類の人間に惑わされる必要はありません。
適切な対処さえしていれば、大して害はありません。
害があるという場合は適切な対処をしていないということですから、そこを改める必要があります。
冷静に観察する事さえできれば適切な対処法も見えてきます。
声が大きい者ほど実力は口程にも無い事を良く覚えておきましょう。

(2011年7月21日)





なお、この回答に先立って、冒頭に紹介した記事【霊界も地上界も基礎となる法則は同じ】のコメント欄にて、管理人からも意見を述べておりますが、上記回答はそれらのやりとりを踏まえた内容となっているとのことです。

Silvercord管理人 





7月21日現在回答待ちの質問

記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。

2011年7月20日水曜日

己を知り、相手を知ること

今回も前回に続きまして、記事【日本は米国の属国か?】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問について、霊界の住人の皆様の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

(前略)

以上のことがらを考えますと一般的にに人を助けるということ、あるいは日本も他国を助けるということが如何に難しいかを思い知らされました。
日本が朝鮮半島の人々を甘やかしすぎるというご意見もありますし、中国に対して相手の事情や性質を十分熟慮しもう少し節度を持って長期的に段階を追って支援する選択史は無かったのでしょうか。
個人的には、中国にどう対処するかということについては天安門事件がひとつの分岐点であったと思います。
あるいはチベット問題もずっと放置されていることが気がかりです。
日本は海外にもっと積極的に発言していいのではと思いますが、霊界の方々は如何にお考えでしょうか。
多忙のおりに質問いたし申し訳ありません。長文失礼いたしました。感謝いたします。





■ 霊界の住人の回答

そうですね、あなたが仰っておられるように日本は海外にもっと積極的に発言しても良いと思います。
日本人同士であれば理解できる事でも外国人には理解できませんから、そこのところを考慮に入れて外国との付き合い方を考える必要があるでしょう。
日本という国を改めて理解するのと同時に、世界の国々を知る努力をする必要があるでしょう。
日本人が持つ価値観のみで考え、行動してきた結果が現状であると思います。
己を知り、相手を知る事が適度な距離を保つ秘訣であると思います。
近付きすぎても離れすぎても偏りが生じてしまいますから、適度な距離を保つためにも知る努力というものは欠かせないのです。
中国に関して言えば、日本が中国について無知であったための結果としか言いようがありません。
無知であったために、現在の結果を想像できなかったことが全ての原因でしょう。
ですが、日本は結果を通して学ぶ事ができました。
これらの経験を今後に活かす事が出来るか否かは、日本国民の皆様のお考え次第です。

(2011年7月19日)





こちらの記事は、内容的にも前回投稿の記事【中国に取って日本は有害、日本に取っても中国は有害】と同様に、「日本と中国は適度な距離を保つ必要がある」と述べております。
また、日本が海外に向けてもう少し積極的に発言するのでしたら、その発言の裏付けとなる行動が伴っていなくてはなりませんし、きちんと言行一致を貫く為の環境整備が必要であると思います。

Silvercord管理人 





7月20日現在回答待ちの質問

記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。

2011年7月19日火曜日

中国に取って日本は有害、日本に取っても中国は有害

大変お待たせ致しました。
今回は、記事【日本は米国の属国か?】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめさまの質問について、『關聖帝君』の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ あやめ様の質問

(前略)

質問がひとつございます。
横浜・中華街に『関帝廟』がありますが、
横浜に鎮座されてから、今年で150周年だそうです。
そこに祀られておられる『關聖帝君』は、
現在の問題山積の日中関係をどう見ていらっしゃるのか、
また、中国政府に対してのお考えや、
日本人へのアドバイスなどがおありでしたら、
ぜひ伺ってみたいです。
よろしくお願いいたします。






■ 『關聖帝君』の回答

未来に何を求め、何の実現を目指しているのかは、今の日本と中国では全く異なっていると思われます。
その全く異なる目的を共に実現する事は難しく、共に何かを成す事は、今はまだ夢物語でしかありません。
日本が中国に譲歩する事はできても、中国が日本に歩み寄ることができない以上、まだ協力関係を築く事は難しいでしょう。
日本が持つ価値観は日本だけのものですから、中国には理解できません。
これ幸いと付け入るだけです。
日本の善良さは、中国にとって毒以外の何ものでもないのです。
今の中国は日本中毒になっているといっても過言では無いでしょう。
それ程、今の日本は中国の成長にとってとても有害な存在なのです。
現状を見れば、日本にとっても中国は有害な存在でしょう。
日本は謙虚に学ぶ事を知っているので、中国との間で起きた問題を切っ掛けに成長することができますが、自らの過ちを決して認めようとはしない今の中国には成長の見込みはありません。
今の中国は政府自らが成長の切っ掛けを握りつぶし、多くの可能性を手放している状態なのです。
日本と中国の価値観の隔たりは、あなた方が考えておられる以上に大きいものであり、現状での歩み寄りは難しいと思われます。
歩み寄りが難しい以上、適切な距離を推し量り、そこから外れる事がないような付き合い方をするしかないでしょう。
日本が望んでも中国は望みませんから、そのつもりで付き合う必要があるのです。
中国は日本のように安定した社会ではありませんから、日本の常識は通用しないのです。
日本では当たり前のルールも、中国では全く意味を持ちません。
中国の常識は日本の非常識であるという認識をきちんと持って付き合い方を考えないと、日本は今後も中国の食い物にされるだけになってしまいます。
今現在山積している問題を解決したければ、日本と中国の違いをきちんと理解するところからはじめましょう。

(2011年7月19日)





当blogでは、中国に縁のある方として『鄧小平』と名乗る霊が度々登場しておりますが、両者の回答を見比べてみるのもなかなか興味深いのではないかと思います。

Silvercord管理人 





7月19日現在回答待ちの質問

記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。