2014年5月30日金曜日

無条件で何かをしてもらえるのが神ではない

先月のことになりますが、東京都北区の【王子稲荷神社】を参拝致しました。
稲荷神社ですので、御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、宇気母智之神(うけもちのかみ)、そして和久産巣日神(わくむすびのかみ)とのことです。




今回、王子稲荷神社を参拝するきっかけとなったのは、以前投稿した記事【神仏習合の弊害について】のコメント欄に投稿された、稲荷神社についてのコメントでした。
ほんの一言、「稲荷神社に違和感があります」とのコメントだったのですが、何となく気になっておりまして、どこか近場の稲荷神社を訪ねた折りにでも話を伺いたい――その程度に考えておりました。
ですから、とにかく稲荷神社であればどちらでも良かったのですが、首都圏で幾つかの候補地を上げて検討した結果、最終的に王子稲荷神社へ参ることと致しました。

また、参拝した当初は気づかなかったのですが、その後に記事を投稿する準備をしていた所、前回投稿した記事【世界の偏りを改善したい】で参拝した乃木神社の末社である赤坂王子稲荷神社は、こちらの王子稲荷神社から勧請した事を知りました。
最初から狙って参拝したのではないだけに、やはり招かれていたのだろうかと不思議なご縁を感じました。





■ 王子稲荷神社の神様との対話

管理人
今回は、東京都の王子稲荷神社を参拝しました。
そして、何故王子稲荷神社に伺ったのかといいますと、以前投稿した記事【神仏習合の弊害について】のコメント欄に、稲荷神社についてのコメントを頂いておりまして、管理人としましても気になっておりました。
そこで、比較的近場で稲荷神社についての話を伺える適当な神社はないかと探した所、こちらの王子稲荷神社が目に止まりました。
そこで、最初に霊媒さんから、王子稲荷神社を訪ねた時の印象から教えて頂けますか。

霊媒M
最初はちょっとよく分からなかったのですけれども、しばらく居たら余り良くない感じで、軽く頭痛がしてきました。

管理人
軽く頭痛がしてきたと言うことですけれども、それは神様に伺えば分かるのでしょうか。
事情を教えて頂けますか。


(事情により中略:大まかに述べると、現在霊媒Mと共に活動している霊界の住人の方の中に、以前は稲荷神社の活動に関わっていた方がおり、王子稲荷神社の神様とは以前から面識があったようです)


管理人
それは分かりました。
でも、それは、悪戯をしたから頭痛がしたのですか。

王子稲荷神社の神様
悪戯をしたから……というよりは、元々人間は、神社に来る時には勝手な奴が多いと。
それで、これは稲荷神社全体の決め事で、大元の神様が決めていることなのだけれども、「人間が身勝手な願いをしてきたら、本人に全て返せ」と、「そのエネルギーをそのまま返せ」となっているから。(*注1)
常にこう……「また来たのか」という感じで、人が来ると、最近やる気が余り起きない。

管理人
それは困りましたねぇ。
どうしてそういう風になってしまったんでしょうね。
……ということは、昔は特にそういう事はなかったんですか。
最近酷くなったと言うことですか。

王子稲荷神社の神様
否、昔から人間は変わっていないと思う。
ただ、今やっていることは自分がやりたかったこととは違う、というのを、ずっと同じ環境で長い間人間の相手をしていて、思うようになってきていた。

管理人
では、今は「これをやりなさいよ」と、元締めの神様に言われたお務めだからやってきたけれども、本当は別のことをやりたいと。
それで、人との付き合いの中でも、自分のやる気を萎えさせるような経験が積み重なってゆくと、「自分のやりたいことはこんな事じゃないんだ」、「もっと他の、本来はこれがやりたいんだ」という気持ちが、沸々と湧きあがってくると言うことでしょうか。

王子稲荷神社の神様
まあ、そうだね。
とにかく、何某かの働きかけをしても、(人間は)自分の望んだものでないと受け付けないし、「知らないんだからしょうがない」、「人間だからしょうがない」というのを免罪符にしてしまって、「今までは知らなかったけれども、これはダメなんだな。それではどうしよう」と考えるのではなくて、「出来ないのは当たり前なんだからいいんだ」と開き直られてしまうと、「やっている意味がないのではないか」という風になってきてしまう。

管理人
元々、稲荷神社は、五穀豊穣の神様として祀られていたようですが、江戸時代の頃に稲荷神社の御利益信仰が広まってしまったみたいで、一般の家庭でも稲荷神社から勧請してもらって、自宅の敷地内に小さな社を立てているような事がかなり行われていたようで、現在でもその様な光景が見られます。
一方で、稲荷神社は……というか、稲荷神様は祟るという言われ方も一部でされているみたいなのですけど。

王子稲荷神社の神様
それは、さっきも言ったけれども、祟っているのではなくて「それは自業自得だろう」という話なのですよ。

管理人
先程「理不尽な願い事の思いは本人の元に返す」という話がありましたので、そういう事なのだろうと思います。

王子稲荷神社の神様
それは全国共通している。
束ねている神様の方針だから。

管理人
それは祟っているんじゃなくて、その人の願い事がおかしいと言うことですよね。
だから本当は自業自得なのだけど、人間にはその因果関係が見えるわけではないので、いかにも祟られているというイメージで受け取ってしまうのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
まあ、そういう事なのだろうね。

管理人
それは困りましたね。
でも、江戸時代には稲荷神社の信仰が盛んに行われていたという話を聞いているので、それが今までずっと続いていると考えると、それは余り良い状態ではないですよね。
神様の方では、「このままでは問題だから、新しい、別の働きかけをしてみよう」という動きはないのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
個人的には、もっと他のことをやりたいとは思っているけれども、(稲荷神社の)組織としては必要だから存在していると言うこともあるから、組織として動くことはないと思う。
それはやはり、必要だから存在している。
もし何か他の働きかけをする様になるなら、余程のことがあった時だろうと思う。

管理人
余程のこととは、どの様なことなのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
その組織として続ける事だけでは足りない。
人間と関わる上で、全く働きかけ方が足りなくなってしまった場合になるのだろうね。

管理人
働きかけ方が足りなくなってしまう……。

王子稲荷神社の神様
働きかける方法……結局、その場所に来た人間と、周辺に暮らしている人間くらいにしか、今は働きかけが出来ない――していないけれども、そもそもそのやり方ではどうにも立ちゆかなくなったら、何か新しい形に変わってゆくのだろう。

管理人
立ちゆかないですか……。

王子稲荷神社の神様
もう、かなり限界が見えていると思うねぇ。
個人的にはそう思うけど。

管理人
そうですか。
では、遠からず、稲荷神社の組織として、何か新たな変化をせざるを得なくなると言うことでしょうか。

王子稲荷神社の神様
まあ、全国各地から色々話を聞いているだろうし、その上でどういう判断をするのか……だろうね。

管理人
ちなみに、先程お話しにありましたけど、稲荷信仰が盛んになった時に、稲荷神社から勧請してもらって、自宅の敷地内に社を建てて、稲荷神様をお迎えして、自分の家の守り神のように祀っていたようですけど、そうして作られた全てのお社に稲荷神様が派遣されているのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
それは人間の都合で広まった部分もあるから、一応試用期間を設けて、そこが相応しい場所であるかどうかを試す作業をして、それで「いいだろう」と判断された場所には正式に派遣される形になって、は、いた……のだ、けれども……外の箱だけあっても、中身はありませんという場所は存在しているはず。

管理人
それが実際に神様の宿るお社であるなら、それはそれで結構なのですけど、もし試用期間を終えた時に「神様の宿る場所としては駄目だ」となってしまったら、その後はどうなってしまうのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
そこからは去ってしまうから、空き家状態になる。
それで、空き家状態であるにもかかわらず、御祈りをしたり、お供え物をしていると、浮遊霊が入り込むこともあり得る。

管理人
そうすると、稲荷神は祟るなどと言いますけど、実はそういう浮遊霊が、神様が居なくなった後に入ってきてしまって、それで悪さをしているという可能性はあるのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
ただ、浮遊霊にそんなに力があるとは思えない。
そんなに浮遊霊に力があったら、今頃、そこら中で大変なことが起こっているはずだから。

管理人
その位浮遊霊は沢山いるということですか。

王子稲荷神社の神様
沢山いますよ。

管理人
そうすると、取りまとめの神様の方針に則って、ちょっとおかしな願いをされた場合に、それを本人の元に返した影響が大きく出ていると言うことでしょうか。

王子稲荷神社の神様
それは確実に出ている。
ただ、浮遊霊の場合は、崇められてお供えをされた場合に、勘違いをして「もっと、もっと」と要求する場合も出てくるから、そういった催促する行動が人間に対して悪影響になっている可能性はあるかも知れない。

管理人
浮遊霊が人間に危害を加えようとするわけではなくても、結果的に人間が被害を受ける場合はあるかも知れないと言うことですね。
それでは、稲荷神様が祟り神などと言われてしまいがちな理由として考えられそうなのは、そんな所なのでしょうか。
ここで何をはっきりさせたいのかというと、一般に稲荷神様の祟りといわれる場合があるけれども、実際にはこの様な事情がありますよと言う部分を、少しでも説明できれば良いと思ったのですけど。

王子稲荷神社の神様
まあ、難しい問題だなぁ。
何でかというと、全然関係ないのに、勝手に結びつけている場合もあるから。
たまたま稲荷神社に参拝した後で事故に遭うと、そうすると祟られていると勝手に思い込むとか、そういう事が殆どなのだよなぁ。

管理人
本当は関係ないのに。
人間には神様の働きかけが見えるわけではないので……。

王子稲荷神社の神様
結局は人間の不注意。
わざわざ罰を当てて廻るなどはしない。

管理人
そうですよね。
そんな事をしていたら、神様失格ですよね。

王子稲荷神社の神様
余り意味がないのだよなぁ。
但し、はっきり言ってやらないと分からない奴も居るし、そこいら辺の匙加減が難しい所だな。

管理人
はっきり言ってやると言っても、どの様にしてはっきり言うのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
その場で言っても分からないだろうから、夢枕に立つとか。
でも本人は忘れているのだけどな。

管理人
「私は神です」とかw

王子稲荷神社の神様
それは言わないw
けれども、相手が持っている神についてのイメージを利用して、色々な働きかけもかなり大勢の人に行ってきたのだけど、大体開き直ってしまうのだよな。

管理人
今の王子稲荷神社の氏子さんも、皆その様な感じなのでしょうか。

王子稲荷神社の神様
結局は、価値観の違いなのだろうな。
こちらとしては、こうあって欲しい、こういう形で運営して欲しい、その為の助力は惜しまないよ――と伝えたとしても、人間の物差しで相手は物事を推し量るから。
結局、噛み合わない。

管理人
今の話は、氏子さんと言うよりは宮司さんについてですよね。
氏子さんは神社の運営を支援していて、実際に取り仕切るのは宮司さんだと思いますので。

王子稲荷神社の神様
まあ、難しい……。
だから、ある意味仕方ない部分もあるのだろうけれども、人間は考え方が物に偏るから、何でも物・金で解決しようとする。
何でも金勘定が入っている。
まあ、そういうシステムで動いている社会だから、仕方がないと言えば仕方がない側面もあるのだけれども、ちょっと偏りすぎているのじゃないかなとは感じるね。

管理人
それは、これから「そういう部分は改めた方がいいよ」的な、何か新たな働きかけをするのではなくて、個人的な印象と言うことですか。

王子稲荷神社の神様
まあ、個人的な印象として。
神社での作業、仕事を受けている以上、個人的な思いでは動けないから。
神社を維持する為のルールが存在しているから、そこからは外れた別のことをやりたかったら、神社から離れるしかない。

管理人
今、色々とお話を伺ってきたのですが、その辺の稲荷神社を巡る事情については、他の稲荷神社の話を聞く機会はありますか。

王子稲荷神社の神様
まあ、あるよ。

管理人
他の稲荷神社の事情は、いかがでしょうか。

王子稲荷神社の神様
そこを預かっている者の性格にもよるから。

管理人
そうすると、一概には言えないということですか。

王子稲荷神社の神様
まあ、表面的に冷淡に見えるタイプの方が、上手くやっているみたいだね。
本当に、スッパリと、やるべき事として、気持ちを切り替えてやってしまっている。

管理人
それでは、(王子稲荷神社の)神様はそういうタイプとはちょっと違うと言うことですね。

王子稲荷神社の神様
個性があるから……神様と言っても個性がある。

管理人
霊媒からも「神様にも色々個性がある」という話を聞いておりますので。
人間にも個性があるので、その辺は変わらないのかなと思います。

王子稲荷神社の神様
最初は、稲荷神社は、もっと人間に近い位置で、きめ細やかなサポートが出来る様な位置にいる、そういう仕事が出来ると感じて続けていたわけだけれども、こちらがどんなに親身になっても、聞く耳を持たない奴には何の意味も持たないんだよなという風に、最近はそう思うから。
まあ、時間をかければ変わってくるんだろうけれども、自分には合わなかったのかなと。

管理人
今、こちらの霊媒と共に作業をしている霊界の住人の方が、以前は稲荷神社の活動に関わっていたと聞いておりまして、今回、新たな作業をしていると言う話を私も聞いているのですけど、実際にそういう作業をしている霊媒と会うことになって、その様子をご覧になっていかがでしょうか。

王子稲荷神社の神様
風の噂程度には聞いていたのだが、興味深いことではあるけれども、そうそう上手く行くのかなという疑いの目もあって。
だから、いざ、何となく良い感じに行っている様子を見ると、癪に障った。

管理人
では、神様から見ると「何だ、あそこは良い感じに行っているじゃないか」という風に見えると言うことですか。

王子稲荷神社の神様
やはり、不特定多数の人間を相手にするよりは、1人にじっくり時間をかけると、その分だけ意思が伝わりやすくなるものかなと。

管理人
で、やはり意思が伝わった方が、当然ながらやりやすいと言うことでしょうか。

王子稲荷神社の神様
相手の性格にもよるだろうから。
開き直られてしまう性格だと意味がないけど、その辺は慎重に選んだのだろうけれど。
個人に憑いているというのは、全体を見た時には進歩が遅い様な印象を受けるかも知れないけれども、やはり確実なのではないかな。

管理人
実際に、ある程度やりやすい環境を予め整えて、試しにやってみて、「これで成功しました」という実例を作ってしまいましょう。
その中であらゆる働きかけを試して、「これは成功しました」、「これは失敗しましたから考え直しましょう」という実例を作った所で、そこで成功した実例をまとめて他にも展開していきましょう――と言うことですよね。

王子稲荷神社の神様
だから、ある意味、稲荷神社が全国各地に沢山広がったというのも、一つの試みではあったのだけれども、これ自体は思うような結果が出なかったと言う結論になるのだろうね。
より身近なものとして、機能できる形ではあったと思う。

管理人
では、一時期稲荷信仰がかなり普及して、身近に稲荷信仰が浸透していったのだけれども、思うような結果が出なかったので、今はこれまでとは違う角度から働きかけを始める試しの段階ですよね。

王子稲荷神社の神様
こちらが考えている形ではない形で広がったというのが問題だった。

管理人
なるほど。
神様といえども、思い通りに行かない場合もありますか。

王子稲荷神社の神様
人間の考えを強制することは出来ないから。
人間が誤った選択をした場合に、警告をしても相手がそれを受け取れなければ、そのまま進行してしまう。

管理人
受け取れなかったり、相手が受け取ったとしても、受け方がおかしくて意味合いを誤ってしまう場合もあると思いますけど。

王子稲荷神社の神様
余程行っては拙いことでもない限り、手を出したら事故が起きる等ということもないから。
あんな事故が起きるというのは、本当に手を出したらいけない場所。

管理人
手を出したらいけない場所に手をつけると、事故が起きるのですか。

王子稲荷神社の神様
ありうるね。

管理人
でも、それは余程のこと。

王子稲荷神社の神様
余程のこと。
人間が霊界のシステムに干渉した場合。

管理人
恐らく、人間の側は、それが霊界側のシステムに干渉することになるとは意識していないと思います。
ここまでは、雑談的な流れで、稲荷神社の神様でないと伺えないような視点からのお話しを伺いました。
私たちが稲荷神様について抱いている印象と違って、実は稲荷神様は人間をこの様に見ていて、この様な姿勢で接しているよという部分を知るきっかけになる、非常に興味深いお話であったと思います。
今回については、こちらからは以上なのですが、神様の方から何か付け加えることはございますか。

王子稲荷神社の神様
何か、人間は勘違いをしているのだろうけど、無条件で何かをしてもらえるのが神ではないよ。
そこを勘違いされて困るのだよね。

管理人
恐らくそこを勘違いしている人が多いのでしょうね。

王子稲荷神社の神様
そんな、無条件に何でもやって上げるのなら、この世界はいらないのだよ。
まあ、そんなところだね。

管理人
では、その点についてはちゃんとお伝えして、『銀の紐』をご覧の方にもよく考えて頂きましょう。

(2014年4月29日)





*注1:
人間の身勝手な願いとは、言わば『利己的思考のエネルギー』という事が出来ると思いますが、人間が稲荷神社に向けて放った利己的思考のエネルギーを、稲荷神様はそのまま人間に返すとのことですので、その人間は自分が放った利己的思考のエネルギーの影響を受けることになります。
一方、以前投稿した記事【神仏習合の弊害について】にて江島神社の神様が
「私たちにも役割があって、聞き届けられる願いとそうではないものがありますが、到底聞き届けられないものが当たり前に求められてしまう状況があって、そういった願いには行き場がなくて……人間の欲望というものは(霊的)エネルギーを不安定にしやすいのですね。
それで、行き場のないエネルギーがその場に止まってしまう。」

と述べているのは、江島神社の神様は人間の欲望(=身勝手な願い)である『利己的思考のエネルギー』をそのまま人間に返すのではなく、一旦神社に止め置いてから別の方法で回収しているようです。
この辺の対応の違いは、それぞれの神社を取りまとめている神様の方針の違いによるのだそうです。


今回の記事を書くきっかけとなったコメント、稲荷神社に対する違和感について、神様の側から見た大まかな理由を説明できたと思いますが、ご覧の皆様はどの様な感想をお持ちでしょうか。
また、記事の中に記述があります様に、現在霊媒Mと共に新たなプロジェクトに携わっている霊界の住人の方の中に、以前は稲荷神社の運営に関わっていた方が含まれているそうです。
現在は稲荷神社の活動とは直接の関係はないようですが、その霊界の住人の方の繋がりで、他の稲荷神社で活動されている神様や霊界の住人の方とも、今後この様なお話を伺う機会が訪れるのかも知れません。

Silvercord管理人 





上記記事の内容についてのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄よりお寄せ下さい。
また、コメントを投稿される際は、記事【改めて、ご覧の皆様へのお願いと連絡事項】をご覧下さい。 

2014年5月16日金曜日

世界の偏りを改善したい

以前投稿した記事【乃木神社の主は】にてお伝えしましたように、乃木神社の御祭神である『乃木希典大人之命』様は、しばらくの間修行の旅に出ているとのことでしたが、霊媒Mの話によると、最近になって修行を終えられ、無事乃木神社に帰還された様です。


そこで、是非一度お話を伺いたいと機会を探っていたのですが、幸いにもこの度東京の【乃木神社】を参拝することが叶いましたので、以前から伺いたいと思っていたお話しや、最近になって浮かんだ新たな疑問について、乃木神社の神様に伺うことと致しました。





■ 乃木神社の神様との対話

管理人
今日は東京の乃木神社を参拝しましたが、以前、三年程前に京都の乃木神社を参拝した折に、御祭神の乃木さんご自身がいらっしゃらなくて、留守役の方から「(乃木さんは)修行に出かけていて、私が留守を預かっています」とのお話しだったのですが、現在は戻ってこられたのでしょうか。

乃木神社の神様
はい、きちんと準備を整えて、戻って参りました。

管理人
そうですか。
いつ頃、戻っていらっしゃったんでしょうか。

乃木神社の神様
去年の……去年の、春、春に戻ってきて、本格的に動き出したのが夏頃になります。

管理人
そうすると、戻ってこられてから、大体一年くらいになりますね。

乃木神社の神様
そうですね。

管理人
それでは、以前、京都の乃木神社に伺った時に、留守を預かっていた方から「ご本人から直接お話しになるのではないでしょうか」とのことでしたので、改めてになると思いますけれども、何故修行をされていたのかというところについて、ご自身から直接お話を聞かせて頂けますか。

乃木神社の神様
人としてではなく、人間的な……人間的な物の考え方を改める必要があったので、人としてではなく、人を補助する者としての心得を身につける必要がありました。
その為に、しばらく時間を置かせて頂きました。

管理人
ということは、言葉を換えると、神様としての務めを果たすには、今までの人間的な感覚では支障があるというか、なかなか務めを果たせない部分があるので、しばらく時間をかけて修行をしていましたという事ですか。

乃木神社の神様
そうですね。

管理人
それでは、霊媒が乃木神社で御神籤を預かりまして、ただこちらの御神籤は赤坂王子稲荷神社の御神籤となっているのですが、乃木さんが生前に篤く信仰をされていたようです。
では、こちらの御神籤について、まず解説をお願い致します。



おみくじ
第弐拾五番|中吉

乃木将軍軍歌

根も幹も 枝ものこらず
朽ちはてし 楠の薫りの
高くもある かな


運勢

嘆きや思わぬ災いに運勢は落ち込んでいますが
金運招福の神様の御神徳を受けて
高く豊かな喜びあふれる倖せを授かります
朝な夕なにお祈りし
まず自分の心を磨きましょう


乃木神社の神様
これはですね、日本という国や日本国民の方々は、今とても……自然災害に遭ったり、周辺諸国の影響もあって、苦しい立場に立たされている……という風に感じておられるでしょう。
ですが、潜在的な能力として、とても高いものを持っているので、自分たちの力を信じて、真摯に諸問題に向き合って、まず、己を、己のあり方を振り返り、改め、そして周りにも働きかけてゆきましょう、と言う事ですね。

管理人
今、私たちは(『銀の紐』などを通じて)色々な神様や霊界の住人の皆様のお話を伺っておりますが、特に今年に入ってから、同じ様な趣旨の話を伺っていて、それでも現実にはなかなか上手く行っていないという印象があります。
確かにその通りなのだけど、口で言う程物事は上手く行かないのだけど……という点について、何かアドバイスを頂く事は出来るでしょうか。

乃木神社の神様
そうですね……焦って、気持ちが苛立っている状態だと何事も上手く行かないので、もう少し成果の部分に目を向けてみてはいかがでしょうか。

管理人
成果の部分というのは。

乃木神社の神様
自分たちが行動したことに対して、表れてきているもの。

管理人
結果……。

乃木神社の神様
結果……そうですね、最終目標には程遠いかも知れませんが、例えば一年前と比べて、今はどう変化しただろう――という見方をした時に、少しかも知れませんが、何もしていなかった時よりは何某かの成果が表れているはずです。
ですから、そういったものにももう少し目を向けて、一年頑張った分だけ、これだけの成果が出たと言う部分を振り返る作業が必要なのではないでしょうか。

管理人
やはり、今これだけの、沢山の問題を抱えている――と言うだけでは、精神的に厳しくなってしまいますので、確かに、過去にこれだけ頑張った結果、一年前よりも良くなったよと言う部分を振り返った方が、心の励みになりますよね。
これだけの結果を出したじゃないかと。
まあ、その結果があればと言う話ですけど。

乃木神社の神様
はい。

管理人
御神籤については以上ですので、次はこの話を伺ってしまいますか。
これは二月になりますが、立川の諏訪神社を参拝しました。(記事【冷静に、慎重に】参照)
その際に、人間の創造性や思考力に働きかける霊的エネルギーの通り道が立川の諏訪神社で、更に諏訪神社の役割を補助する場所があるとのことでした。
その補助する場所は乃木神社なのではないかという話を予め伺っておりまして、今回はその確認の意味も込めて乃木神社を参拝したのですが、まず霊媒さんに伺いましょうか。
乃木神社は補助する場所だったのでしょうか。

霊媒M
それがですね、ちょっとよく分からなかったのですね。
ただ、エネルギーの放出量は多かったのだと思います。
東京は一杯神社がありますので、難しいのですよね。

管理人
難しいんですか、特定が。
では、その件は保留とします。
そうしましたら、確認をさせて頂きたい事が一つあります。
今日参拝した際に、宝物殿を見学しまして、その中で霊媒が注目した場所があったのですが、乃木さんと奥さんが自害された時に使用したと言われる刀が展示してありまして、ちょうどその場所に来た時に「もの凄い量のエネルギーを発している」という話を霊媒が述べておりました。
それはどういう事なのでしょうか……どういう事という言い方も変ですが。

乃木神社の神様
人として最後を迎えた時の物なので、私自身の人間的な部分が、思いが凝縮されている物であると考えて頂ければ良いと思います。

管理人
やはり、それだけ強い思い入れがあったと言う事でしょうか。

乃木神社の神様
そうですね。
やはり、人であった時には。

管理人
実際に参拝した時には、本殿にはご神体があると思いますが、「本殿からのエネルギに負けないくらいの、かなり強いエネルギーを発している」と霊媒が話しておりましたので、実はそちらの刀の方がご神体なのではないか――などと憶測していたのですが、いかがでしょうか。

乃木神社の神様
それは、違います。
(刀は)あくまでも人間であった時の物ですから、違います。

管理人
神様になると役割があるので……。

乃木神社の神様
そうですね。
だから、いつまでもそこに止まっていては務まらないものなので、それはそれで思い入れはありましたが、ご神体とは全く別の物ですね。

管理人
今回修行されていたという事ですけれども、そういった人間的な思いを、整理をつけるというか、清算する意味合いもあったのでしょうか。

乃木神社の神様
そうですね。
やはり、死んですぐに全てを思い出して気持ちを切り替えるという事は、誰でもなかなか出来る物ではありませんので、そこのところは調整する期間が必要です。

管理人
やっと調整が終わって、これから本格的に活動を開始すると……。

乃木神社の神様
そうですね。
今の時代にこうして、日本の国にとって大事な時期に、この様な形で関われるという事には、やはり感慨深い物があります。

管理人
その感慨深い物とは、どの様な……。

乃木神社の神様
この国が新しい形になった後の時代をずっと過ごしてきて、新しい形になったからこそ得られた物もありますが、その為に忘れ去られてしまった物や、誤った方向に導かれてしまった物事もありますので、そういった物を清算して、また新たな一歩を踏み出そうという、この時代に関われるのは、とても光栄に思います。

管理人
それでは、実際の活動の中身の部分なのですが、どの様な方向性の活動をされるご予定なのでしょうか。
あるいは、もう既に活動を開始されているのかも知れませんが……。

乃木神社の神様
世界の安定に必要な物であるのに、足りていない物があるので、それら足りない物を如何にして人間の働きによって得てゆくのか、というところを補助していけたら良いと思っています。

管理人
その「世界の安定に足りていない物」って、一言では言い表せないとは思いますが、「例えばこういう物だよ」と例を上げて頂く事は出来ますか。

乃木神社の神様
今の世界の状況、そうですね……例えば、生きていく糧となるものとしたら、とてもアンバランスな状態――一部の場所に偏っています。
過剰状態。
その影響として、争いが絶えなくなっている。
物質の偏りは心の偏りでもあるので、そういった物を正統な形でバランスが取れるようにするには、どうしたら良いのか。

管理人
誰もが納得できるように、配分されるという事ですよね。

乃木神社の神様
そうですね。
今、世界で行われている援助という物は、違う気がします。

(2014年4月28日)





記事の冒頭にも触れましたように、乃木神社につきましては三年越しで再訪が叶い(東京の乃木神社参拝は初めて)、この度ようやくお話を伺うことが出来ました。
特に、乃木神社の神様がこれから取り組まれる活動は、現在の私たち日本国民にとっても密接な関わりを持っているのではないかと思います。
記事の中では、「生きていく糧となるものが一部に偏っている為、その糧を奪い合って争いが絶えなくなっている」とあっさり述べておりますが、その『生きていく糧となるもの』の中には、食料やエネルギー、鉱物資源から、富や情報など、私たちの日常生活を支えて成りたたせているあらゆる物が含まれるでしょう。
この辺は以前投稿した記事【国民や政府はこれからの日本をどの様にしたいのか?[小ネタ]】にも通じる構図だと思いますので、乃木神社の神様の働きかけは、これからの日本に取ってとても重要な意味合いを持つのではないかと思います。

ご覧の皆様は、どの様な感想を持たれましたでしょうか。

Silvercord管理人 





上記記事の内容についてのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄よりお寄せ下さい。
また、コメントを投稿される際は、記事【改めて、ご覧の皆様へのお願いと連絡事項】をご覧下さい。

2014年5月2日金曜日

靖國神社と鎮霊社

昨年末の話になりますが、安倍首相が靖國神社を参拝されたとの報道がありました。
その際に、安倍首相は靖國神社と共に鎮霊社にも参拝されたとの事でした。
この件については、首相官邸のサイトにも【安倍内閣総理大臣の談話~恒久平和への誓い~】として掲載されております。
そこで思い返してみました所、霊媒Mと管理人共に、以前より度々靖國神社を参拝しておりましたが、鎮霊社には参拝しておりませんでした。
靖國神社のサイトによると【鎮霊社】とは、戦争や事変で亡くなられた方のうち、靖國神社に祀られていない全ての方を祀っているようですが、霊界から見ると別の役割を担っている場合もあります。

そこで、今年が明けてすぐの頃から、靖國参拝をするように管理人から霊媒Mに提案していたのですが、霊界側の事情により日程が延びておりました。
しかしこの度、ようやく希望が叶い、靖國神社に参拝できました。

 
そこで、参拝の後に英霊の皆様に伺ったお話をご紹介したいと思います。
併せて、鎮霊社に宿る霊の方にもお話を伺っておりますので、お楽しみに。





■ 英霊の皆様から『銀の紐』をご覧の皆様へ御神籤の解説

管理人
今日はとある目的があって靖國神社を参拝したのですが、その本題については後ほど伺う事として、先に『銀の紐』をご覧の皆様宛に預かってきた御神籤の解説からお願い致します。



おみくじ
第六番|末吉

このみくじにあう人は
道に迷ってやがて
本道へ出るように
いろいろ思い違いや
間違いがあるが
自分のあやまちを知り
これを改め
神仏を信じ
心を正せば
やがて幸せは来る


靖國の英霊
今の日本の立場・立ち位置というものを、きちんと確認する必要があります。
今日本がやろうとしている事は……日本というか、政府の動きにしてもそうなのですけれども、「自分たちが今どこにいるのか」を自分たちがしっかりと確認し切れていないので、やはり場当たり的な対応になりがちであると思います。
なので、今すぐに対応しなければならない事もあるので、そういうものに対処しながら、「日本は今どこにいるの?」、そして「どこに向かっているの?」かをきちんと見極める事が重要ですね。
そうする事で、今後「何をするべきか」というところが見えてくると思います。

管理人
実は、先日『銀の紐』のコメント欄に、「現在政府が移民の受け入れを検討していると言う報道があったので、その話題を取り上げて欲しい」とのご要望を頂きまして、霊界の住人の方のご意見を伺いました。(記事【国民や政府はこれからの日本をどの様にしたいのか?[小ネタ]】参照)
その時には、「今後の日本をどの様にしたいのか、目標が曖昧でよく分からないので、まずそこをはっきりさせた方が良い」とのお話しだったのですが、同様の趣旨という事で宜しいのでしょうか。

靖國の英霊
そうですね。
それで、私たちが特に強調したいのは「今日本がどこにいるのか」をきちんと見極める事。
これはとても重要になります。

管理人
その際は「移民を受け入れるか否か」というテーマを主題にしていたのですが、特に移民云々に限らず、日本が抱える問題について考える上で共通して言えるのでしょうか。

靖國の英霊
まず、自分が今どこにいるのかが分からないと、何か目標を定めたとしても、どの様な手段で目標とする場所へ向かえばよいのかが分からないので、やはり自分の足下をきちっと見極めて、固めて、それから事を運んで行くのが基本だと思います。

管理人
はい、分かりました。
それでは、続けてみおしへをお願いします。



みおしへ

心のかざりたる輩の句は、姿ことばやさしく侍れども、誠の耳より聞けば、偽りのみあらはれ侍るべし。
心敬 


靖國の英霊
言葉のまま、表面的なものに囚われないで、中身を大事にしましょうという事ですね。





■ 鎮霊社に宿る霊との対話

管理人
では、御神籤についてはここまでとします。
今回、久しぶりに靖國神社を参拝したのは、とある目的がありました。
昨年の年末に「安倍首相が靖國神社を参拝された」との報道がありましたが、その際に拝殿脇にある鎮霊社にも合わせて参拝されたとの事でした。
霊媒Mと管理人は、今までは鎮霊社に参拝した事はありませんでしたので、一度ご挨拶に伺おうと思ったのですが、実際に伺うと鎮霊社にご挨拶をさせて頂ける状況ではありませんでした。
しかし、南門の脇に通路がありまして、そこから鎮霊社の傍に近づく事が出来ましたので、鎮霊社の一角を囲っていた柵越しにではありますが、何とか遠目に鎮霊社を眺める事が出来ました。
そこで、鎮霊社の様子について霊媒に確認してもらいましたので、最初にその話をお願いします。

霊媒M
(鎮霊社の)そばに近寄って感じたのは、穏やかで温かいエネルギーが来ていました。

管理人
それでは、鎮霊社に宿っている方と言えば良いのでしょうか、その方の話を伺えますか。

霊媒M
伺えると思います。

管理人
では、鎮霊社とは、靖國神社には祀られていない、全ての戦争の犠牲者の方が祀られているとの事ですが、いかがですか。
以前、英霊の方から、靖國神社は「日本の行く末に関心を持っている方」が集っている場所だという話を聞いているのですが、鎮霊社とはどの様な方が集っている場所なのでしょうか。

鎮霊社の霊
安息を得たい人。

管理人
安息を得たいというのは?

鎮霊社の霊
安息を得たいというのは、争いに疲れた心を癒やしてくれる場所だと思います。
そこにいると心が洗われるような、清々しい気分になれます。
嫌なものから解放されて、安心できる場所です。

管理人
それで、そこにいらっしゃるのはどの様な方なのですか。

鎮霊社の霊
人間の皆様が当初目的とした対象の霊が、最初は宿っていたのですが、中にはそこに惹かれて……人生に疲れてしまったような霊が、そこに惹かれてやってくる場合もあります。
ただ、そういう方は、一通り癒やされると、自分の目的に向かって去って行きます。
そこに止まっている霊は……止まっている霊と言うよりは、繋がっている霊ですね。
そこにじっと止まっている霊はいなくて、通じているというのが正しいと思います。

管理人
通じているというのは、何かの活動の拠点にされているという事ですか。

鎮霊社の霊
そうですね。
やはり、本当の意味で争いがなくなる為には、日本人が持つ感覚――皆さんは今「平和ボケ」や「お人好し」などと言っていますが、実はそういう感覚こそがとても大事で、貴重なもの。
但し、周りの者がその価値を理解できないので、日本という国は一方的に被害に遭ってしまっているように見えている。
しかし、それは捨てなければいけないものではなくて、むしろそういうものを広げていけたら、世界はとても安心して暮らせる状況になると思います。
そういう意味で、日本人が今「マイナスなのではないか」と思い始めている部分が、実は、周りがその価値を理解できないから弊害になっているだけで、とても大切で重要な感覚なのだよ、というところを広められたら良いと思っています。

管理人
その為の拠点のような場所という事でしょうか。

鎮霊社の霊
そうですね。
規模は小さいのですけど、少しずつ広めていければ良いと思っています。

管理人
今お話しをされているのは、どういう方なのでしょうか。

鎮霊社の霊
そこの場所で活動をする上で、まとめ役をしている者です。

管理人
やはり、生前は戦争の犠牲になってしまった方なのでしょうか。

鎮霊社の霊
そうですね。
やはり、戦争の犠牲になって、犠牲になってみて分かる事もあるので。
そういう意味では、犠牲になった方には国籍に関係なく「安心して暮らせる社会を作りたい」という思いは共通なのですよね。
だから、そういった方が主だと思いますよ。
そうではない方も一部混じっていますけれども。
共感する方には協力して頂いた方が、何かと出来る事も増えると思いますので。

管理人
共感された方も一部、合流して活動に協力しているという事ですね。
今、一通りお話を伺ってきましたけれども、私たちは今まで鎮霊社には注目してきませんでしたので、この様な話を通じて鎮霊社についての関心が深まって行けば良いと思います。
それから、以前(鎮霊社を)参拝された事のある方が、余り良い印象がなかったような感想を述べていた記憶があるのですが、そういう場所ではないという事ですね。

鎮霊社の霊
多分、先程もお話ししたのですが、人生に疲れた方が惹かれてくる場合があるのですね、穏やかなエネルギーなので。
だから、もしかしたらたまたまそういう方がいらしている時に、そういう波長を受け取られたのかも知れませんね。





■ 靖國の英霊との対話など

管理人
そういう人に同調してしまったという事ですね。
それでは、鎮霊社についてはここまでとしまして、ここからは以前から何度か靖國神社について伺っているお話の続きと言いますか、現在の進捗状況といった視点でお話を伺いたいと思います。
まず、東日本大震災の発災直後に、靖國神社と全国の護国神社を通じて強力なエネルギーを発散していて、それが光の柱が聳えている様に見えるというお話しがありましたけれども、今日参拝した時にも光の柱が見えたのかどうか、霊媒さんから教えて頂けますか。

霊媒M
今日も光の柱は見えました。

管理人
エネルギーは結構強いですか。

霊媒M
震災直後よりは、幾分落ち着いて来ている印象でしたね。

管理人
それでも、結構強いエネルギーが今も放出されているという事でしょうか。

霊媒M
そうですね。
柱のような形が見えたので、結構強いと思います。

管理人
それでは、ここからは英霊の方に話を伺いたいと思います。
以前伺った所によると、英霊の皆様が私たち日本国民の求めに応じて、震災復興の後押しになるような強いエネルギーを放出して頂いているというお話しでしたけれども、現在の状況を教えて頂けますか。

靖國の英霊
今の状況は、人の心がとても不安定になっていて、その影響によって良くないものが発散されています。
なので、気持ちの安定が優先されて、働きかけられています。
疑心暗鬼になってしまうと、本来ならプラスに働くような事柄もマイナスの方向に引っぱってしまうので、そういう事が起きないように心の安定を図っています。

管理人
そうすると、震災の発災当初と比べると、働きかける内容が変わっていているという事でしょうか。

靖國の英霊
そうですね。

管理人
それでは、当面は不安定になっている気持ちを落ち着けるような働きかけを続けていくという事ですね。

靖國の英霊
はい。

管理人
それでは、またここで話が変わりますけれども、以前新潟県の弥彦神社から靖國神社に移ってこられた方がいらっしゃいましたよね。
その方が今どの様な作業をされているのかを教えて頂けますか。

弥彦神社から靖國へ移転した霊
人と接する際の心構えを浸透させるというか、やはり元々人として戦争でお亡くなりになった方々なので、何かをする際の対処の仕方・考え方が人間に近い。
それでは問題が生じる場合もあるので、そういったことを実践を通して、共に働きながら伝えて行く作業をしています。

管理人
靖國神社は特殊というか、他の神社とはちょっと違っているじゃないですか。
ですから、他の神社では普通に行っていても、靖國では足りていない部分があると言う事でしょうか。

弥彦神社から靖國へ移転した霊
今後どの様な形にしていくのかは人間が決める事ですが、今は神社として存在しているので、押さえるべきところは押さえておきたいという想いがあります。

管理人
英霊の皆さんは元々神社の運営に携わっていた訳ではないですよね。
そこで神社の運営については分からない部分も色々とあると思うので、その点をお手伝いしているという事で宜しいでしょうか。

弥彦神社から靖國へ移転した霊
そうですね。

管理人
今までに様々な神社で豊富な経験を積んできていると伺っているので。

弥彦神社から靖國へ移転した霊
普段は余り表に出ないので……。

管理人
では実際に活動をされているのは英霊の皆様という事ですね。
アドバイザー的な立場という事でしょうか。

弥彦神社から靖國へ移転した霊
そうですね。





■ 鎮霊社の霊との対話追記

管理人
先程伺ったお話の中で、充分に掘り下げられていない点について追加で伺いたいのですが、(日本人は)お人好しで良いんだ、周りがおかしいんだ、と言う事ですが、では周りをお人好しにするにはどうすれば良いのでしょうか。

鎮霊社の霊
個として独立していながら、周囲との関係を安定させると言う感覚。

管理人
そうするとお人好しになるのですか。

鎮霊社の霊
皆が個々に、自ら律するようになるので、争い合う、傷付け合う事に価値を見出さなくなります。

管理人
自ら律する事が出来ないから、その様になっていると思うのですが……。

鎮霊社の霊
律する事が出来ないと言う事は、個として自立できていないという事だと思います。
だから、そこの感覚を浸透させる事が出来れば……。

管理人
どうしたら出来るのでしょうか。

鎮霊社の霊
それは、苦労してみるしかないのです。
苦労して、協力しなければ生きていけないという状況を経験する事です。
そうしなければ、難しいでしょうね。

管理人
では、そういう人たちは今まで苦労が足りなかったんですね。

鎮霊社の霊
苦労が……。

管理人
では、言い方を変えましょう。
人と協力しなければ克服できない、そういう苦労の経験が足りない。

鎮霊社の霊
そうですね。
少ないんですね。
そういう経験が限定されていて。
日本という国は、そういった災害がしょっちゅう起こるので、自然と身についたもの。

管理人
つまり、他の国の人々にも、多くの災害を経験してもらった方が良いという事でしょうか。

鎮霊社の霊
出来れば(災害は)ない方がいいのですけど、そういう経験からしか得られない教訓も確かにありますので、それはそれぞれの土地に暮らしている方々の心掛け次第になると思います。

(2014年4月28日)





安倍首相はこの度の参拝の折に、「日本は、二度と戦争を起こしてはならない。」と、今後とも不戦の誓いを堅持してゆく決意を新たにしたそうですが、 「争いに疲れた心を癒やす」場所であり、「安心して暮らせる社会を作りたい」と願う霊の拠り所である鎮霊社に相応しい決意であると思います。
とはいえ、幾ら日本やその指導者が不戦の誓いを新たにしても、相手がいてこそ争いは起こるものですし、日本が自主的に戦争を放棄しても、日本に害を為そうと画策する外国の干渉によっても争いは起こってしまいます。
それでは、日本が二度と戦争を起こさない為に、日本に害を為そうと干渉する外国に対しても、彼らの為すがままに身を任せて、侵蝕されてゆくのを黙って耐えるのでしょうか。
それでは、『鎮霊社に宿る霊』が願う「安心して暮らせる社会」とはかけ離れた社会になってしまいます。
安倍首相が不戦の誓いを現実のものとするには、ただ単に日本が争いを避けるのではなく、外国の方も自ら主体的に争いを避けようとする、賢い方法を模索する必要があります。

『鎮霊社に宿る霊』は、日本人の「平和ボケ」や「人の良さ」こそが、争いを避ける上で優れた特性であり、世界中の人が全て「平和ボケ」や「人の良さ」を身につければ、世界中が「暮らしやすい社会になる」と述べております。
しかし、同時に日本人の「平和ボケ」や「人の良さ」は、その価値を理解できない外国の方にとっては「付け入る隙」と見られて、特に近年の日本は「人の良さ」故の被害を受けているように感じます。
人の良さ故に付け込まれやすいという特性は、それによって被害を受けていると感じている日本国民の立場から見ると、外国の人々と付き合う上では欠点であり、その様な特性を変える必要があると考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

だからこそ、『鎮霊社に宿る霊』が訴える「(日本人は)お人好しで良いのだ」という意見について、改めてよく考えてみる良い機会なのではないかと思います。

Silvercord管理人 





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