2009年8月29日土曜日

福沢諭吉霊との対話

『福沢諭吉』と言えば、第一に頭に思い浮かぶのが『一万円の人』という方もかなりおられるのではないでしょうか。
明治時代の代表的な教育家の一人である福沢諭吉は、慶應義塾を創設したり、明治維新後の日本が西洋文明を取り入れる為に尽力されました。
その様な、近代日本の発展における輝かしい業績を残した『福沢諭吉と名乗る霊』は、果たして現代社会をどのように見ているのでしょうか?

文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。

では、2009年2月22日収録の『福沢諭吉霊との対話』をご覧下さい。



管理人:
今、福沢諭吉さんはどうしているのですか?

福沢諭吉霊:
慶應義塾でウロウロしています。

管理人:
そんなところでウロウロって、一体何をやっているんですか?

福沢諭吉霊:
日本の若者の向上心を刺激して回っています。

管理人:
日本の若者の教育に関心のある諭吉先生は、今の日本の教育について言いたいことがありそうですね。

福沢諭吉霊:
教育は、閉鎖空間で行うのではなく、もっと自由な空間で行うべきだ。
学びたいと思った時に学べる、学びたいと思った事を学べる、そういう自由。

管理人:
という事は、今の日本の教育には、そういった自由が不足しているという事ですか?

福沢諭吉霊:
大人になったら個人のやり方で自由に出来るけれども、子供の頃は、基礎的な教育は平均的に学ぶ必要があるけれども、そうではない部分の…知る事の喜びを感じられない。
それでは意味がない。
知識を得る事の素晴らしさをもっと実感できるような教育をしてもらいたい。

管理人:
では、今、そういう教育をする為の障害になっているものは何だと思いますか?

福沢諭吉霊:
学問が人生を豊かにするものではなくて、いわゆるブランドになってしまっているのが一つの原因ではないか。
「○○学校を卒業すれば優秀だ」とか、「○○学校を卒業すれば○○企業に就職できる」といった部分に囚われて、本質の部分の「知識を得た事による喜び」とか、「人生の広がり」といった部分が置き去りになっている。
そういう社会の価値観が問題ではないか。

管理人:
でも、これから社会の価値観が根底から覆ると思うのですが、そういう時期に当たって、私たちも試行錯誤している最中なんです。
今まで行ってきた教育制度とかについても、成功したと思う部分もあれば問題と感じている部分もあって、試行錯誤している最中ですので、教育を受ける人、それから教育を施す人、あとその周りで教育に関わる人に対して、何かアドバイスとかメッセージはありますか。

福沢諭吉霊:
学問とは、人生を豊かにする為の一つの道具であって、人と競うものではない。
その点をよく理解できるように努力されると良いのではないでしょうか。
あくまでも自分自身の人生を豊かにするものですよ。

管理人:
ここからは余談になります。
今、諭吉さんは一万円札の絵柄に描かれておりますが、そのことについて何か感想はありますか。

福沢諭吉霊:
私が、日本が豊かになる上での手助けが出来たという事についての評価として、ありがたく受け止めておきます。

管理人:
今の一部の人の中には、「諭吉先生は今の状況を百年も前から的確に予想していた」と言う評価があるのですが。

福沢諭吉霊:
物事はすべて一つの流れでつながっているので、今をちゃんと見極める事が出来れば、百年先は難しくても二十年~三十年先は容易に見通せますよ。

管理人:
容易と言われてしまいました。
でも、なぜ百年先まで見通していたかというと、現代でも百年前と同じ状況があって、「百年前と変わっていないじゃない」という観測がある。
具体的に言うと、日本と大陸(中国)との関係、もしくは、日本と朝鮮半島との関係が全然変わっていないのではないかという事なのです。

福沢諭吉霊:
それは多分、私が見通したと言うよりは、大して事態が動いていないというだけの話でしょう。

管理人:
そうですね。
だから、百年以上前に諭吉先生が世間に対して明らかにした意見(*注1)が今でも通用しているのは、何だか奇妙じゃないですか。
百年間進歩がなかったのか。

福沢諭吉霊:
亀の歩みだから、表向き変わったようには見えないんだ。
実はほんの少しずつ変化はしている。

管理人:
変わったように見えないのは日本ですか?
周辺国ですか?

福沢諭吉霊:
全体的に少しずつ変化はしている。
ただ、目に見える形で現れる所まで来ていない。

管理人:
というのは、他の地域は百年前と比べると劇的に変わっていると思うんですね。
例えば、百年前は世界中に植民地を抱えていたヨーロッパの国々は、経済的には未だに植民地と変わらない状況の場所があるかも知れないけれども、一応名目上は独立国となっているわけで、当時と比べるとそういうものを抱えていないじゃないですか。
他の所もかつて列強の植民地であったところが皆独立国となっている訳で。
そう考えると、百年前とそれ程変わっていないのは日本とその周辺くらいしかないのではないかという認識があるので、あえて伺いたいのですが。

福沢諭吉霊:
百年かかって、やっと日本に追いついてきた――という考え方も出来ますよ。

管理人:
日本の周辺国はどうですか?
中国とか朝鮮半島と日本の関係は、百年前とそれ程変わっていないと捉えられているんですよ。

福沢諭吉霊:
これはバチカンの拠点解放(*注2)と関係がある。

管理人:
そうなんですか?
どういう関係が?

福沢諭吉霊:
まず、ヨーロッパの国々に日本の感覚に追いついてもらう為の百年があって、その後は(日本と欧州の国家が)連携して行っていくという意味合いがある。

管理人:
そういう意図が働いていたとなると、裏を返すと、日本をそのまま放し飼いしておくと、どんどん先に進んでしまって他国との差が広まってしまうので、枷を嵌めてその場に止め置かれたという意味合いがあるという事ですか?

福沢諭吉霊:
枷を嵌められたと言うよりは、そういう状況が許されていた。
一人で独走してしまうとバランスが崩れてしまうので。
国の配置がそうなっている。

管理人:
では、インターネット上で「日本はこんなに素晴らしい国で、神様、これでは不公平なのではないですか」というと、神様が「大丈夫だ、隣に朝鮮を作っておいた」という笑い話があるんですけど、実はそういった国の配置にも絶妙なバランス感覚というか、「全体として底上げされる」という方向性に則った国々の性格と位置づけがされていると。

福沢諭吉霊:
当然、その辺は計算されている。

管理人:
では、日本が単独でいると自分達だけでどんどん発展していってしまって、他の国々との差が付きすぎてアンバランスになるので、余り独走しないように、中国とか朝鮮半島のような、日本にとって足枷になる国々が周囲に配置されている――と?

福沢諭吉霊:
独走してしまうからと言うよりは、自分達の持つ能力に応じた責任を学ぶという意味合いの方が強い。

管理人:
能力に応じた責任ですか…。

福沢諭吉霊:
より多くの事が出来るだけの力があるという事で、その力を使うなりの責任が生じるという事を学ぶ意味合いの方が大きい。
だからこそ、自分達でその能力を独占してしまうのではなく、周囲にも還元していくというか――。

管理人:
であれば、どこまで本質を深く見極めていたのかはともかくとしても、ある意味麻生首相はその辺をよく見ていた(*注3)という事ですね。
なぜかというと、彼は首相になる前の、外務大臣の頃から、『日本はアジアの実践的な先駆者でありましょう』という事を述べています。
『日本はこれまでも他の国がした事もないような経験を一歩先に積んでいて、その経験を周辺の国々にフィードバックするという役割をずっと果たして来ました』と。
だから、そういうところをよく見ているという事ですね。
そういうところに麻生太郎の凄さを感じてしまう。
その一点だけで応援できる。
『漢字を読み間違えた』といった下らない事で潰されていい人間ではないですね。
その本質を理解できない人が余りにも多いのは、とても残念な事ですね。

福沢諭吉霊:
政治家として致命的なミスを犯したのか、それとも些細なミスで、政治にはそれ程影響がないのかという点を、皆様が見極めればいいのではないでしょうか。

管理人:
そうですね。
見極められる人がたくさんいればいいのですけど、必ずしもそういう人ばかりではないし、また見極められると都合の悪いという人の声が大きいんですね。

福沢諭吉霊:
でも、幾ら声が大きいと言っても、ほんの少し冷静に考えれば、今の日本に暮らしている皆さんなら容易に理解できるだけの知識を持っている筈だ。
教育が行き届いているのだから。

管理人:
私もそう思います。
でも、そうなってしまう原因はどこにあるのかのというと、「無関心」にあるのかなと。
で、なぜ無関心になってしまうのかというと、視野の狭さ。
政治に関わる様々な問題が、自分達の生活に直接大きな影響を及ぼすよ――という関係を理解できない、想像する事が出来ない。
だから無関心でいられると思うんですね。

福沢諭吉霊:
国民の感覚が明治維新の頃と変わっていない。
明治維新の頃に関心を持っていたのは武士だけど、今は一般の国民の中に関心を持っている人がいるけれども少数派。

管理人:
今関心を持っている人はインターネットユーザーの中でも、比較的時間の自由がきく人に多いと思います。

福沢諭吉霊:
要するに本質を見極めるだけの余裕があるという事。

管理人:
そうですね。
考える時間があるから、色々な事を考えるんでしょう。
今はそれ程お金をかけなくても、比較的容易に情報を手に入れられるだけの物理的条件が揃っているし。
そういう意味では、諭吉先生の生きていた時代よりは便利になりましたね。

福沢諭吉霊:
便利になったから、本来なら学んだり考える時間が増えている筈なのに、関心がそういった部分ではない方向に注がれてしまっているから、今の状況があるのでしょう。

管理人:
そういう状況に問題意識を持っている人はいるんですけれども、「では、どうやったらその状況を打開できるか」という具体的な解決策となると、なかなか上手い手段が思いつかないのですが。

福沢諭吉霊:
行き着くところへ行き着けば、自然に流れは変わります。

管理人:
いや、それはそうなんだろうけれども…。

福沢諭吉霊:
どんなに気づいている人が気づいていない人に語っても理解できないから、気づいている人が自ら実践して見せるのが一番良い。

管理人:
やはりそうなりますか。
その点は何事も一緒ですね。
ところで、今日はすんなり繋がりましたけど、どうしてなのでしょうか。
こちらから呼び出しても繋がらない場合もあるし、なかなか繋がりにくい場合もあるのですけど。
実は待っていました?

福沢諭吉霊:
慶応でウロウロしていました。

管理人:
ウロウロしていたからですか?

福沢諭吉霊:
すぐそばにいたから。
それに、私自身が関心のある話題を話していたから。

管理人:
じゃぁ、聞き耳を立てていたんだ。

福沢諭吉霊:
霊界ネットワークは侮れないよ。

管理人:
インターネットより自由度が高そうだからね。

福沢諭吉霊:
今は、慶応で若者に刺激を与えている。

管理人:
今時の若者はどうですか?

福沢諭吉霊:
なかなか見所がある。
人間が変わったのではなくて、社会の価値観が変わっただけだから、少し刺激すればすぐに目覚めますよ。

管理人:
ちなみに、小泉元首相も慶応の出身だったと思いましたけど、小泉元首相の学生の頃はどんな感じでしたか。

福沢諭吉霊:
結構生真面目だった。
今でもそういうところはある。
表面的には余り見えなくても、本質的な部分はなかなか変わらない。
見せるのが上手いので、あれが彼の本質だと思っていたら見誤るよ。

(後略)



*注1:
ここでは『脱亜論』を念頭に置いて話しております。
元々福沢らは李氏朝鮮の開化派である金玉均などの支援をするなど、東亜諸国の近代化を促進する事によって、西欧列強の侵攻に対抗する勢力を作り上げようと考えていた事が伺えますが、当時の朝鮮にしても清にしても、相変わらずの旧弊から脱する素振りを見せませんでした。
結局、甲申事変の失敗により朝鮮開化派が一掃され、福沢らは朝鮮や中国の近代化をあきらめてしまいました。
その様な福沢を巡る歴史的経緯を辿ってゆくと、福沢諭吉霊の述べる『どんなに気づいている人が気づいていない人に語っても理解できないから、気づいている人が自ら実践して見せるのが一番良い』という言葉には、経験に裏打ちされた重みを感じます。

*注2:
現在、霊界から地上界に向けての大きな働きかけが行われております。
それが、霊界と地上界を繋ぐ接点としてのバチカンの拠点開放活動です。
バチカンの拠点開放については、本家サイト『銀の紐を越えて』でも度々取り上げておりますので、詳しくはそちらをご覧頂ければと思います。

以下本家サイト『銀の紐を越えて』の該当ページへのリンク
【日本の役割(メッセージ13)】
【メッセージを地上に送る理由2(メッセージ33)】
【バチカンの拠点が開放される理由(メッセージ44)】

*注3:
今は衆議院選挙の投票日を直前に控えた微妙な時期であるという事を承知しておりますが、この時期だからこそあえて申し上げておきたいと思います。
麻生太郎という政治家の外交に対する姿勢と表現は、近年(少なくとも小渕元首相以降)の歴代政権が一定の方針に基づきつつ臨機応変に対応してきた経緯の中で、一つの節目となる明確な日本の意思表示になっていると思います。
本文中で引用した『日本はアジアの実践的先駆者』論もそうですし、『自由と繁栄の弧』はもちろんの事、中東和平実現へ向けた『平和と繁栄の回廊』構想も、一貫した外交戦略の形と言って良いでしょう。
一方、報道によると政権奪取目前とも言われる某野党の掲げる『東アジア共同体』構想は、現在進行形の侵略国中国の蛮行を追認するだけの愚策であり、既に失敗が明白である『大東亜共栄圏』構想の焼き直しに過ぎない事を銘記しておきたいと思います。

2009年8月25日火曜日

トルーマン霊との対話

『ハリー・S・トルーマン』と言えば、前任のF・D・ルーズベルト米国大統領の死を受けて、副大統領から大統領となり、終戦間際には日本への原爆投下を命令した米大統領として名が知られております。
霊媒Mと私が2009年の5月に広島を訪れた際のエピソードは、本家サイト『銀の紐を越えて』の【真の平和とは?(広島における原爆被災者の霊からのメッセージ)】や、【平和記念公園にて】でお伝えしておりますが、その際に、トルーマン大統領の霊に登場して頂き、話を伺うという試みをしておりました。

なかなか興味深いお話を伺えたものの、今までは公開する機会を逃していたのですが、この度当Blog上での公開となりました。

文中の( )内は、文章の意味を補う為に注釈を付け加えました。
また、(*注1)などについては、文末に注釈文を添えております。


では、2009年5月2日収録の『トルーマン霊との対話』をご覧下さい。




管理人
トルーマン大統領に伺いたいのですか、広島に原爆を落とす命令を下した本人として、今の広島を見た感想を教えてください。

トルーマン霊
非常に申し訳ないことをしたと思っている。
馬鹿なことをしたと思って反省している。
自分は死後6年くらいして目覚めたのだけど、今はアメリカ国内での核廃絶の為に力を注いでいる。

管理人
具体的にどのような活動をしているのか話せますか。
例えば「誰々に対して働きかけをしている」という形で。

トルーマン霊
核兵器だから、軍事面と言うことで、ペンタゴン(米国防総省)の内部で、主要な人を動かすのは難しいので、小さなところから働きかけている。
大臣などを動かすのは大変だから、内部で働く職員に対して、徐々にそのような認識を広める為に活動をしている。

管理人
それは今個人的にそのような活動をしているのですか?
それとも志を共有する同士とともに活動をしているのですか?

トルーマン霊
核兵器廃絶は世界規模で働きかけられている運動なので、その活動をする霊団があって、それぞれ活動に適した地に派遣されている。

管理人
今、どのような活動をしているかという状況を簡単に伺いましたけど、ここで、人間社会の側の現状に話題を変えて聞いてみたいと思います。
世界的にそういう活動をしているという点は抑えておいて、ところが、その活動が必ずしも実を結んでいるようには見えない現状があります。
その点について「このような理由でうまくいっていない」とか、「表面的には見えていないけれども、今後違う展開への兆しが見えている」と言った話を聞かせて頂けますか?

トルーマン霊

人間の側の意識の問題で、どこか一国が自分の国だけの利益を考えて動いてしまうという状況では、働きかけてもなかなか受け取り側が受け取れなくて、実を結ぶのは難しいだろう。
ただ、今バチカンの拠点を開く為の活動が行われている(*注1)けれども、その動きとも連動している活動だ。
それから、麻生首相がやろうとしている活動(*注2)には注目している。

管理人
今、麻生首相の話がでたので、核の話からは外れるけれども、その話に関連して、麻生首相の、日本国内はともかく、海外で国政の主導権を握る人物の中で、麻生首相の動きに対して協調・協力できそうな人物、同じような考え方を持つ人物はいますか?
代表的な人物を何人か、実名をあげて頂けますか?

トルーマン霊
海外で?

管理人
国内でもよいけれども、国内はある程度想像がつくので、特に海外で。

トルーマン霊
これは難しい問題で、本当に麻生さんが意図しているところを理解して賛同している人もいれば、今の状況を打破する為には協力しておいた方がいいだろうという人もいる。
だから一概には言えないけれども。

管理人
例えば、誰があげられますか?

トルーマン霊
別の思惑があるタイプだけれども、ヒラリーさんは思うところがあるようだ。
それからプーチンさんとか。

管理人
今名前の挙がった人は、それぞれに思惑はあるけれども、今は麻生首相の動きに賛同するのも一理ありと。
今、経済的に厳しいから、それに協力することによって経済的な見返りを引き出そうという意図があっても、おかしくないかも知れませんね。

トルーマン霊
あと、(上に名前を挙げた人以外にも)いわゆる先進国の指導層は、麻生さんのやろうとしていることが実現した場合に発生する経済的な旨みを計算している面はある。
けれども、今積極的に賛同する状況ではないと思っている。

管理人
いま、話を聞いた印象なのだけれども、『麻生首相がやろうとしているところの核心を理解している人はいないのかな』と言う印象を受けた。
その核心部分が理解できれば、そういう結論にはならないのかなと思うのだけど。

トルーマン霊
今は自分の国のことで頭が一杯。
どのようにして立て直そうかと。
だから、まず自分の国を考えてしまうので、広い視野で、落ち着いて、少し引いた目線でみればわかる能力を持った人たちなのだけど、焦りがあるからなかなか広い視野で見ることが難しくなっている。
私もそういうところで失敗したと思う。

管理人
私もそう思う。
トルーマンさんが始めた戦争ではないけれども、当時日本とアメリカが敵対する理由はなかったと思う。
それは最大のアメリカの失敗だと思う。

トルーマン霊
本当は協力するような関係を築いた方がよかったんだろう。
生きているとなかなか見えないから仕方がないとは思う。
自分も失敗しているし、今視野が狭くなっている人も経験が足りないから、どうしてもそうなってしまうのだろう。
でも、いつか自分の視野の狭さに気づく時が必ず来るから、その結果を真摯に受け止めてゆける心構えは必要だと思う。

管理人
確かに、失敗を嘆いているよりも、そこから修正できればいいのだからね。
ここで話題を変えますけれども、せっかくなので、アメリカの歴代大統領について。
日本の場合は、歴代首相は現職の首相の支援をされている方が多いという話を聞いている(*注3)のですけど、アメリカの場合はどうなのでしょう。
今、トルーマンさんは核廃絶の活動を積極的にされている話を聞きましたが、他の大統領だった方はどうなのでしょう。

トルーマン霊
生前に関わっていた問題とか、強力に支援していた問題に関心があって、亡くなってからもそういう活動に支援したり協力することが多い。
ちなみにケネディさんはまだ目覚めていない(*注4)。

管理人
他の大統領はどうですか?
例えばルーズベルトさん、トルーマンさんの前職の大統領ですけど、この方は今どのような活動をされていますか?

トルーマン霊
亡くなった後、(生前の自分自身の人生を)振り返る期間があるのだけど、振り返った時に自分のしてしまったことがどういうことかに気づいて、もの凄く激しく落ち込んでしまった。
それでまだ浮上できていない。

管理人
では、まだ自分自身の生前の行動に結論が出ていなくて、まだ先に一歩踏み出すことができないと…。

トルーマン霊
まだ凄い反省し通しのような時間を過ごしている。

管理人
そうですか、ありがとうございました。
では、現職の大統領の支援をするわけではないのですね。

トルーマン霊
大統領よりは、各省とかトップの大臣などに働きかける人が多いように思う。

管理人
おもしろいね、日本と違うんだ。

トルーマン霊
大統領というと国全体になるのだけど、そういう総合的なものではなくて、もっとピンポイントな働きかけをする人が多い。

管理人
その両者の違いは、生前の日々の生活の中で培って、自分たちの中で育んできたものの影響が出てくるのかな?
日本人であった人と、アメリカ人であった人の違いは。
では、この辺で最後にしたいと思うのですが、今の現職のオバマ大統領についての印象というか感想を教えて頂けますか。

トルーマン霊
経験がなくて、人望がない。
それで彼自身がやろうと思っていることを実現するのは難しい。

管理人
今のアメリカの状況を見て、彼の理想というか、国政でやりたいと思っていることは、今後のアメリカにとって、今の苦境を乗り越えていく為に意味があることだと思いますか。

トルーマン霊
アメリカ全体を観察し切れていないと思う。
どうしても自分と同じような境遇の人々に関心が向いてしまうから、その他とのバランスをとる為に苦労しているように見受けられる。
それで、今、何とか政権が回っているのは、ヒラリーさんなどが閣僚として周りにいるからだろう。

管理人
では、ヒラリーさんの印象を聞かせて頂けますか。
ちなみにヒトラーさんは怖い人だと言っていましたが(*注5)。

トルーマン霊
今の状況を打破するには、彼女のような冷徹になれるくらいの強さを持っていた方が回っていける部分はある。
ただ、それがある程度安定してきた時にはちょっときつすぎて、調和を乱す危険性はある。

管理人
他に言い残したことはありますか。

トルーマン霊
自分が死んでみてわかったことだけれども、人はどういうなりをしていても違いはないということを、死んだ後に霊界で学んだり色々な人と接している中で感じた。
人間は見た目の違いや民族などの違いに拘り過ぎているのだろうと思う。
自分もそのようなものに拘りすぎたと反省しているので、そう思う。

管理人
わかりました。
それだけでよろしいですか。

トルーマン霊
はい。

管理人
では、ありがとうございました。



*注1:
現在、霊界から地上界に向けての大きな働きかけが行われております。
それが、霊界と地上界を繋ぐ接点としてのバチカンの拠点開放活動です。
バチカンの拠点開放については、本家サイト『銀の紐を越えて』でも度々取り上げておりますので、詳しくはそちらをご覧頂ければと思います。

以下本家サイト『銀の紐を越えて』の該当ページへのリンク
【日本の役割(メッセージ13)】
【メッセージを地上に送る理由2(メッセージ33)】
【バチカンの拠点が開放される理由(メッセージ44)】

*注2:
ここでは、麻生首相が外相時代に掲げた『自由と繁栄の弧を作る』外交政策を念頭に置いております。
現在は衆議院議員選挙中であり、連立与党の劣勢が伝えられておりますので、今後とも上記外交政策が継続されるかは微妙な情勢といえるでしょう。
しかし、この『自由と繁栄の弧』に代表される日本発の価値観外交の推進は、米国主導の国際秩序が機能しなくなった後に、新たな国際秩序を築く礎になる可能性を秘めておりますので、別の機会に個人的な印象を述べたいと思います。

*注3:
当Blogおよび本家サイト『銀の紐を越えて』で活動する『霊媒M』には、かつて日本国の首相であったと述べる霊からの接触が度々あります。
本家サイト『銀の紐を越えて』にて『東条英機と名乗る霊からのメッセージ』として【大東亜戦争を経験して】【未来に歴史を残してゆく皆様へ】【個人の存在意義】【何故、名を明かしたのか?】を公開中ですが、他の歴代首相を名乗る霊との対話も随時記録しております。
本文中で、管理人が「歴代首相(の霊)は、現職の首相の支援をされている方が多いと言う話を聞いている」と述べているのは、以前歴代首相の霊との対話からその情報を得ていたからです。
ちなみに、現職の首相を支援する活動をしている歴代首相の霊団の中で、霊媒Mと最も接触の多い霊は『田中角栄と名乗る霊』でしょう。
彼は歴代首相の霊団での役割が広報担当であるとのことで、田中角栄霊との対話も記録してありますので、いずれ整理してご紹介したいと思います。

*注4:
第35代米国大統領『ジョン・F・ケネディ』のこと。
ケネディについては、以前別の機会に霊界から情報を受けていたのですが、トルーマン霊にはその事が念頭にあったので「まだ目覚めていない」という表現になったのでしょう。
なお、記憶の仕組みについては、マイヤースの『永遠の大道』に詳しい説明がありますので、霊が人間の記憶から必要な情報を手に入れる仕組みを理解する参考になると思います。

*注5:
ドイツの総統であった『アドルフ・ヒトラー』のこと。
『ヒトラーと名乗る霊』は、霊媒Mが本格的な霊媒能力を発揮し始めた頃より、しばしば接触がありました。
その際に、生前のヒトラーと当時のドイツについて、ヒトラーを取り巻く側近についてなど、様々な話を伺っているのですが、ヒトラー霊からの強い要望により、「ヒトラー霊との霊界通信が成立している」こと自体を、これまでは伏せて参りました。
上記(*注4)も、以前ヒトラー霊に同様の質問して得た回答を念頭に置いての会話です。
しかし、これはヒトラー霊との接触を匂わせる内容となってしまった為、ヒトラー霊の意向を確認したところ、「そのまま公開しても構わない」という回答を得ました。
但し、読者の皆様が読まれる際に何らかの説明が必要と考えて、注釈を加えました。

トルーマン霊 &【Silvercord】管理人

鄧小平霊との対話

かつて中国の最高権力者であった『鄧小平』という方をご存じでしょうか?
近年の経済成長著しい中国の礎となる、経済開放路線へ進路を切った張本人なのですが、そんな『鄧小平と名乗る霊』が現在の中国をどの様に見ているのでしょうか。

今回はこちらから指名して呼び出して頂きました。

文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。


では、2009年3月8日収録の『鄧小平霊との対話』をご覧下さい。



管理人
現在、どういう状態にありますか?

鄧小平霊
目が覚めています。
五年くらい前に目が覚めて、今は中国の様子を観察している。

管理人
では、中国の経済成長のきっかけを作られた方として伺いたいのですが、現在の中国の経済成長は著しくて、今や国のGDPでいうと米国・日本に次いで世界第三位に数えられるくらいに、経済的には豊かになってきたのだけれども、その中身を見ると様々な矛盾もはらんでいる。
で、ここに来て世界の経済的なトラブルが発生して、先行きが不透明になっている。
そのような現状を踏まえて、現在の中国に対してどのような印象を持っていますか。

鄧小平霊
せっかく実力をつけることが出来る時期があったのに、それを無駄にして来てしまった。
中国として、経済的な体力をつけられる時期に、それを怠って無駄にして来た為に、周りの影響に左右されやすい状態を作ってしまった。

管理人
周りの影響に左右されやすい状態になってしまった点について聞きたいのだけど、もし、鄧さんが現在もまだ生きていて、中国でそれなりの影響力を持っていたとしたら、もう少し色々とやりようがあったのではないのかと思うのだけど、「自分ならもう少しこのような政策をとっていた」という点があれば教えてもらえますか。

鄧小平霊
これは亡くなってから思うのだけど、もっと世界のことを知らなくては駄目だ。
自分の国内のことだけでコソコソとしている印象がある。
世界の動向について余り聡くないので、その為に失敗している部分はあるだろう。

管理人
では、「この辺が失敗だったのではないか」と言う点を具体的に挙げられますか?

鄧小平霊
いつまでも中国が世界を支配するような幻想を抱いているから、多分駄目なんだろう。
世界を制覇するにしても、上手に商売して経済的に制覇するという風に考え方を転換すれば良かったのに、それが出来なかったのは大きな失敗だろう。

管理人
たとえて言うと、日本ではアニメ産業が盛んで、日本のアニメ・漫画とかが海外でも結構評価されていて、世界の数多くの国々の子供たちは、小さい頃に日本で作られた漫画・アニメを見ながら、それを通じて日本人的な物事の考え方、価値観を抵抗なく受け入れつつ育ってゆく。
そうして大人になると、日本と敵対するという発想がそもそも考えられない。
日本に憧れるし、日本と仲良くしたいし、日本と付き合っていると何となくしっくりするし、という形で、何も銃を突きつけなくても「みんな日本チーム」のように、世界の人々の印象を変えていくという行動を日本は無意識のうちに行っていたのではないかと、個人的に観察しているのですけど、その点について何か思う所はありますか。

鄧小平霊
それは開かれた社会だからこそ実現したことだろう。
中国は閉鎖された社会だから、広がる可能性が絶たれてしまう。
その点の違いだろう。

管理人
では、もう少し核心に迫っていきたいのですが、今の開かれた世界という話に関連して、中国を閉ざされた空間にしてしまっている最大の原因は共産党による独裁体制にあるのだろうと思いますが。

鄧小平霊
確かにそうだ。
中国はまだこれから成長する国だから、強いリーダーシップを発揮できる指導者が必要だけど、利権に塗れてしまっているのが弊害となって、国民を育てるとか、国として力をつけることが疎かになっているように思う。

管理人
逆に共産党員とか、役人とか、中国では社会的な影響力を持ちうる人たちが、その立場を自分の個人的な欲望を満たす為に利用している。
そのために、本来なら役人は国民に対しての奉仕者――公僕という言葉もあるけれども、そのような立場である筈なのに、その国民が蔑ろにされている。

鄧小平霊
かつての王朝時代の名残を引きずってるから、支配者という感覚を持っている。
王がいるから国民がいるという感覚に近い。
共産党員と言っても一枚岩ではなくて、中には柔軟な考え方の人もいるけれども、意見が割れているから思うように物事を推し進めることは出来ていない。
現状のままではどうにもならなくなるとわかっていて、早くから対策を打とうと動いている人物はいるのだけれども、それを邪魔する人もいるので、うまく回っていかない。

管理人
いわゆる改革派と守旧派のつばぜり合いですね。
ちなみに、今の胡錦涛氏(国家主席、中国共産党中央委員会総書記)はどちら側の人物と見れば良いのでしょうか。

鄧小平霊
彼は中国の立場がわかっているけれども動けない。
抱えているものが大きいというのと、今までのしがらみがあってなかなか動けないように見える。
ただ、このままでは駄目だという認識は持っている。

管理人
駄目だという認識はあって、それに対してどう動こうとしているのでしょうか。

鄧小平霊
今の時点では、本当は日本との距離をもう少し縮めたいと思っているけれども、今までに自分たちのして来たことがあるから、思うようには進んでいない。

管理人
国内の事情もあるだろうし、日本側の反応もあるよね。

鄧小平霊
だから、その辺で苦労しているけれども、これは自業自得だからしようがない。
少し気づくのが遅かった。

管理人
対象を日本と中国に限定すると、日本はこれほど広い心で「もう少し様子を見よう」と対応していたのだけれど、結局彼らは、日本が嫌悪感をはっきりと表明するまで、「実は日本が以前から中国のやり方に対して反感を持っていた」という点に気づけなかった(*注1)、ということでしょう。

鄧小平霊
それからさっきの日本のアニメーションの話だけれども、わざわざ強硬手段をとって支配しようと、相手の反発を買う方法をとらなくても、幾らでもやりようがあったのだと言うことを、実際に広まっている現状を見て思い知った。

管理人
ただ、そこで更に付け加えておきたいのは、日本人はそれを世界に広めようとして作ったわけではなくて、自分達の内輪の楽しみとして作って楽しんでいたものが、やがて他の国の人も興味を持って世界に広まっていたと言うことなので…。

鄧小平霊
それはとても大切なことで、「好きだ」という思いで広まるのは自然なことで、そういう形が一番良い文化の浸透の仕方。
強引に押しつけるような形でやると反発が出て、結局は国を滅ぼしてしまう。
だから、「好きだから、楽しいから」と言うのは、かつてのハリウッドの映画にも言えるのだけれども、それはみんなが自然に受け入れられるという意味で、とても大切なこと。
その辺を理解して上手に立ち回っていれば、今頃中国はもっと良くなっていたんだろう。

管理人
もともと、世界の人々が中国に対して魅力的に感じる要素は色々と持っているのだから、自分達が生まれつき持っているそういった魅力をうまく生かせば、もう少し違う形で、世界の中で今とは別の形の存在感を示すことが出来たのではないか。

鄧小平霊
どちらにしろ、今の共産党は改革派と守旧派に割れて、混乱して、実質共産党は無くなってしまう事態になるのではなかろうかという風に思える(*注2)。
余りにも目指しているものにズレがあるから。
下手をしたら国が割れる可能性がある。
分裂をして、それぞれの理想を築く国として、二つなり、三つなりに割れる可能性がある。
お互いに譲らないから。
その時に、今チベットとか、ウイグル自治区とかが世界で問題になっているけれども、その扱いについても争うことになるのではないか。
そういう混乱状態になれば、当然その国の人たちも黙っていないだろう。
そのように予想しています。

管理人
では、今後のご自身の予定というか、今は中国の状況を観察しているそうですが、今後どのような活動をしたいと考えていますか。

鄧小平霊
中国が、あるいは中国ではなくなってしまうかも知れないけれども、民主化した後の中国の支援を考えている。
これからはそちらの方向に進まないとなかなかうまくいかない。

管理人
ちなみに、今の印象(=中国の民主化について)は、生前から「いずれは」と思っていたのですか?
それとも、亡くなると生前と比べて色々とわかるものがあると思うのだけど、亡くなってからそう思うようになったのでしょうか?

鄧小平霊
経済開放をしたという時点で、将来的にそうしたいという希望はあった。
ただ、自分の生きている間に実現することはないだろうと思っていた。

管理人
では、将来に向けての種まきをしていこうという考えだったのですね。
今日はそろそろ時間ですので、終わりにしたいと思います。
ありがとうございました。



*注1:
対中ODAを始めとした莫大な経済支援を行い、日本の内政に対する中国側の注文にも従い、中国側の度重なる軍事的挑発行為にも形ばかりの「遺憾声明」でお茶を濁し、ひたすら隠忍自重を貫いてきた日本が、中国産毒入り冷凍餃子にキレたという一事からも、食に対する執着の強い日本人の特殊性が垣間見えておりました。
と同時に、日本人の意識では露骨に感じるくらいに明確な意思表示をしないと、他の国の人々との意志疎通は叶わないのだということに、ようやく日本人も気づきつつあるように思います。

*注2:
そう遠くない先に共産党による独裁体制が瓦解し、中国が混乱状態に見舞われる可能性については、本家サイト『銀の紐を越えて』の【中国とチベット(メッセージ73)】として取り上げております。
『鄧小平と名乗る霊』は、更に踏み込んで「中国の分裂」に言及しておりますが、中国の近隣に位置する日本としても、中国の混乱が決定的な状態に至る前に、出来る限りの準備を進めておく必要があります。
功罪の是非はともかく、共産党の力業による独裁体制こそ、13億を越える中国人民をユーラシア大陸の一地区に繋ぎ止める楔の役割を果たして来たのです。
その共産党独裁体制が瓦解し、突如としてその楔から解き放たれた群衆がどの様な混乱を巻き起こすのかを考えると、私たちにとっても他人事ではないと身の引き締まる思いがします。

鄧小平霊 &【Silvercord】管理人

洪思翊霊との対話

皆様は『洪思翊』という方をご存じでしょうか?
この方は朝鮮民族の出身でありながら大日本帝国陸軍の中将にまでなられた方なのですが、終戦後戦犯として処刑されてしまいました。
私も以前から名前は知っておりましたが、日韓併合に伴って朝鮮半島が大日本帝国の領土となってのち、多くの朝鮮人が日本名に改名する風潮の中で、帝国軍人でありながら日本名に改名せず、朝鮮名のままで通したという一事を持ってしても、朝鮮民族であることに誇りを持っていたというこの方の生き様を象徴しているように思います。
また、日本と韓国とで大きく評価が分かれる人物でもあります。

その様な人物の名を名乗る霊が、今この時期に霊媒Mに接触してきたのは何故なのでしょうか?

文中の( )内は、文章の意味合いを補完する為に注釈として付け加えました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を添えてあります。


では、2008年12月30日収録の『洪思翊霊との対話』をご覧下さい。



管理人
朝鮮半島の出身で、今靖国神社に集っている立場の方(*注1)から見た、今の日本と朝鮮半島の国々の間の関係をどのように見ていますか?

洪思翊霊
韓国の人は、能力は持っているのだけど、そのことに自分たち自身が気づいていない為に、誇りを持てない。
だから、卑屈になってしまう部分が見受けられる。
ただ、表には出していないけれども、そのことに気づいている人は結構いる。
今の体制が一度崩れて、新たな仕組みの出来上がった時が、今後の韓国の行く末を大きく左右すると見ている。
日本については、(韓国に対して)余り甘やかさないでほしい。
自立心が持てるように、もう少し距離を置いた形で付き合ってほしい。
まだ責任に対する認識が浅いから、余りべったりと付き合うと依存しきってしまう。
彼らがもう少し大人になるまでは、今しばらくは距離を置いて見守っていてもらいたい。

管理人
北朝鮮については?

洪思翊霊
一般の人の中で色々なことに気づいている人がいても、恐ろしくて動けない。
何か活動をして見つかると酷い目に遭わされるので、怖くて活動できないけれども、気づいている人はいる。

管理人
これは、かつて共産主義の体制の崩れる頃の東欧の国々の話なのだけれども、反政府活動をしようとすると政府に弾圧されて酷い目にあった人もいて、最初は恐ろしいと言うこともあっただろうけれども、最終的には民衆が立ち上がって政府の圧政をはねのけたという流れがある。
今、北朝鮮の人はそういう行動はとれていないですよね?

洪思翊霊
行動するにもかなり慎重にならないと密告されてしまうし、実際に失敗してしまった人のことも見ているから、動くとしてもとても慎重になってしまう。

管理人
まだ具体的に表立った活動としては現れていないとしても、現在の体制を打倒する為の準備を内々に進めているといった動きがあるのでしょうか。

洪思翊霊
外国から拉致されてきた人がキーになる。
どんなに洗脳教育を受けても、ある程度の年齢に育つまでに培ってきたものは、そう簡単には変えられない。
表面的には従っていても、心の奥底にある大切なものを変えることはできない。

管理人
今日本と北朝鮮の間にも拉致問題があって、両国関係が緊張する原因の一つとなっているのだけど、朝鮮半島出身で今靖国に集っている方から見て、その状況について思うところはありますか。

洪思翊霊
今の日本政府の特別永住者に対しての対応については、自分としては屈辱的に感じる。
甘やかされると言うことは対等に見られていないように見えるから、実際にそのような扱いを受けている人がどう思っているのかはともかく、自分としてはかなり屈辱だと思う。
本当は他の外国人と同じように接する中で良い関係を育むのがよい。
甘やかしていては何も改善されていかない。
いつまでたっても誇りも持てない。
色々と騒いではいても、寄生して生きていることは理解しているから、今のままでは誇りを持って生きていけない。
だから、韓国のパスポートを持って海外に出た時に恥ずかしく感じてしまう。
自分が朝鮮民族であると言うことに対して誇りを持てない。

管理人
彼らが自分たちの祖国に対して誇りを持てるようになる為には、何をしたらいいと思いますか。

洪思翊霊
まず特別扱いをなくして、その上でみんなと同じルールの中で暮らしてもらうこと。

管理人
それは「日本が彼らに対してそういう対応をした方がいい」ということだと思うのだけど、そうではなくて、彼ら自身については?

洪思翊霊
本当は、日本に帰化するつもりがなければ、帰った方がよい。
日本に帰化して、日本人となって生きるのでなければ、本国に帰って、今後の為に力を尽くすのが一番良い。

管理人
正論ですね。

洪思翊霊
自分たちの力で作り上げていかないと、なかなか誇りが持てないから。
日本は長い年月をかけて少しずつ積み上げてきたものがあるから、その蓄積によってみんなが誇りを持って暮らせる。
今は教育の偏りによって誇りを持てない人もいるけれども、それは一時的なものであって、それ以前に積み重ねてきたものをいつまでも覆い隠せるものではない。

管理人
それについては、日本国民でありながら如何に日本のことを知らないかと言う所に集約されると思う。
「実は日本はこんな国だったんです」という部分を改めて調べるだけで、日本がどんなに凄い国だったかに気がつく人は結構いる。

洪思翊霊
外国に関心を向ける傾向にあるのは、その辺に関係があって、外国に関心を持って海外に出て、外国人の中で暮らすことによって日本の常識と外国の常識のギャップにぶつかって、その中で日本に対して強い関心を持つきっかけとなる。
今、朝鮮半島の人は色々騒いでいるけれども、私は当時日本人として、朝鮮民族出身の兵士として力を尽くせたことを誇りに思っている。
何一つ恥じることもない。
いつかこの思いが朝鮮民族の人々にも理解してもらえる日が来ればよい。

管理人
話は変わりますが、今回この霊媒(=霊媒M)を通じて意思疎通を図りたいと考えた理由を教えてもらえますか。
なぜここで話をしたいと思ったのか。

洪思翊霊
まず知ってほしいのは、今、『嫌韓』とかいって、韓国人に対して嫌悪感を持っている人が増えているけれども、実際はそんなに悪い人はいなくて、気づいている人の割合は高い。
ただ、政策とかの都合で表に出せない。
やはり同じ民族としてそういう状態は悲しい。
確かに、彼ら自身の自業自得によるものなのだけど、それでも自分たちなりに考えて改善して行こうとしている人も少なからずいることを知っていてもらいたい。
日本としてもう少し冷静に対処できるように落ち着かないと、感情に引きずられると同じ失敗を繰り返す危険性があるから(*注2)。

管理人
言わんとするところはわからないわけではないけれども…。

洪思翊霊
みんなが騒いでいるほど酷いわけではなくて、騒いでいるのは一部の人。

管理人
逆に言うと、例えばネット上では、日本人と結構深い部分の議論を、普通に理性的に議論を深められる韓国人がいることも知っているのだけど、実際に声を上げてもらわないとわからない。

洪思翊霊
今はまだ機が熟していなくて、そういう人が具体的に動き出すにはちょっと早い。

管理人
だったら、それはちょっと無理があるかな。
実際に、反日をやっている人ばかりではないという姿がもう少しはっきり現れてくれば、日本人の見方も少し変わってくるのだろうけれども、今はそこが目立つ。

洪思翊霊
あと、好きだからこそ反発する心理がある。

管理人
そういう心理もわからなくはないけど、その反発が日本から見ると極端に見える。
「なぜそこまで言うの?」と。

洪思翊霊
それはまだまだ未熟だから、表現方法がわからない。
どうすれば相手に伝わるのかがわかっていないから、とにかく声を上げてしまう。

管理人
そういう人もいるけれども、そういう人ばかりではないという部分がもう少し見えてこないと難しい。

洪思翊霊
日本語ができる人は直接日本のサイトで討論できるけれども、韓国語しかできない人は韓国のサイト経由なので、そういったところに入って思うところを発言するには勇気がいる。

管理人
元々日本には『嫌韓』感情があったわけではなくて、「韓国では反日の風潮が一般的ですよ」という情報が伝わってきたので、「なんだこいつらは…」という話になった。
だから、「そうじゃないよ」という声が上がらないと難しい。
反日ではない人もたくさんいますよという声がもっと大きくなれば、それを受けて冷静にものを見る目を、日本人は持っている。

洪思翊霊
それから、日本のマスコミが(日本人が韓国に対して)嫌悪感を抱くのに一役買っている。
異常な持ち上げ方をするので、逆に嫌われてしまう。

管理人
彼らのネガティブな部分を最初は隠してしまう。
その後、マスメディア以外のルートでネガティブな部分が明らかになってしまうと、暴かれたネガティブな部分の印象が強くなってしまう。
ネガティブな部分もポジティブな部分もあるのだから、それを包み隠さず伝えてゆけば、個人個人で判断する。
それを意図的に操作するから、イメージが歪められてしまう。

洪思翊霊
人は「悪い、悪い」と言われている人に少しでも良い面があると良い印象を持ってしまう反面、「良い、良い」と言われている人に少しでも嫌な面が見えると、その印象が増幅されてしまう。
そういう効果をテレビや新聞が発揮してしまう。

管理人
でも、あまり心配することもないと思いますよ。

洪思翊霊
(上の「何故ここで話をしたいと思ったのか」の問いに対して)冷静に話せそうな人だったから、少し話したかった。

(韓国を子供にたとえて)親と子の関係で言ったら、愛情を注いでくれるような親ではなくて、虐待するような親に出会うことが多くて、日本が韓国と併合した時に唯一愛情を注いでもらう経験をした。
そういう歴史的な背景もあって、なかなか未熟な状態から抜け出せない。
初めて優しくされたから、べったりと甘えてしまった。

管理人
日韓併合の霊的視点から見た意味合いがあると思うのだけど、おそらく朝鮮半島の人々にとってある程度裕福な生活を経験をするのは日韓併合時代が初めてで、それは当時の彼らの力だけでは成し遂げられなかったけれども、とりあえず周りの力を借りてでも理想の環境を体験しましょうという意味合いがあると思う。
本当は自分自身の力で築き上げなくては意味がないのだけど、おそらくこれまでに心地よい生活環境の体験がなかったであろう朝鮮半島の人々にとっては、まず自分たちが築き上げる目標となる社会環境を体験することによって、明確な目的意識を印象づける必要があったのではないか。
今の環境は所詮与えられたものだから、それを維持・発展する努力を傾けなければならない点を理解できずに、いずれ手放さざるを得なくなる。
ということで、これからは彼らにとって少々厳しい経験をすると思うのだけど。

洪思翊霊
だから、親離れの時期が来ていると言うこと。
そういう大切な時期だからこそ、韓国国内もゴタゴタしているし、北朝鮮も金正日がどうなるかわからない。
北も南もそういう風にゴタゴタしているのは、そういう時期だからだと見ている。
でも、潜在的な能力を持っているから、諦めないで自分たちなりのものを掴み取ってもらいたい。

管理人
潜在的な能力はあるでしょう。

洪思翊霊
ただ、それを上手に発揮できていない。

管理人
使い方がよくわかっていないのかな。
無駄な使い方をしている。
目先の欲に囚われて誤った使い方をして、墓穴を掘っているように見える。

洪思翊霊
だから、戦争で滅茶苦茶になってから百年も経っていないのに、なぜ日本があれだけの技術力を持って、世界第二位の経済大国にまで発展できたのかという部分を、もっと冷静に見極めることができれば…。

管理人
いや、それは無理でしょう。
それは日本人でも冷静に見極めていないし、他の国の人でも冷静に見極めていないです。

洪思翊霊
そうだけれども、そういう部分に目を向けられれば、素晴らしく成長できると言うことです。

管理人
そうですね。
それに付け加えれば、彼らももう少し注意深く物事を観察して、冷静に判断して努力を傾ければ、日本のようになることも不可能ではないですね。

洪思翊霊
それは世界のどこの国の人にとってもいえることです。
視点が違うので、潜在的な能力を発揮できない。

管理人
そこを見極められるかどうかと言うことですね。

洪思翊霊
そうですね。

管理人
この辺で今日は終わりにしたいと思いますが、何か言っておきたいことはありますか?

洪思翊霊
来年(=2009年)はかなり荒れます。

管理人
韓国が?
それとも朝鮮半島が?
それを含めた東アジア一帯が荒れる?

洪思翊霊
とりあえず朝鮮半島を見た時に、来年はかなり荒れそうな印象がある。
だから、色々と話をしたかった。
ここで繋ぎをつけておいて、また機会を見て色々と話をしたい。

管理人

この霊媒を通じて、世界に向けてメッセージを発信することもできますが、どうしますか。

洪思翊霊
今はその時期ではないので、いずれ機会を見てお願いしたい。

管理人
そうですか。
わかりました。
では、今日はこの辺で終わりたいと思います。



*注1:
『洪思翊と名乗る霊』は現在靖国神社に集っており、日本と朝鮮半島の国々との関係が好ましいものとなる為の活動に尽力しているとのことです。
本家サイト『銀の紐を越えて』の【靖国神社と千鳥ヶ淵(日本のパワースポット1)】でもご紹介しておりますが、「靖国神社とは日本の行く末を慮っている霊の集う場所」ですので、かつて帝国陸軍軍人として日本の為に尽力した方として、現在や今後の日本に関心があるのは当然でしょう。
それと同時に、朝鮮民族の出身であるという強い自負と誇りからか、現在の日韓・日朝関係を見た時に複雑な思いを抱いているであろう事が感じられました。
対話を続けるうちに、洪思翊霊がとても不憫に思えてしまった事を思い出します。

*注2:
洪思翊霊の意図する所とは異なるかも知れませんが、私も同様の懸念を持っております。
「日本が大人しくしている」と、いつまでも調子に乗って日本を挑発し続ける諸国に対して、『日本が本格的にキレる前に土下座して「二度と下らない挑発はしません」と誓え』と。
かつて、欧州諸国が世界中の植民地を失った時にも劣らないダメージを受けたくないのであれば…。
もちろん、失敗するのは日本を挑発し続けた国々であり、衝突が避けられなくなった時に日本と敵対する全ての国なのですが。
そうなってから、『嫌韓』なんて可愛いものだったね——と振り返っても手遅れなのですから。

 洪思翊霊 &【Silvercord】管理人

天狗霊との対話

今回ご紹介するのは、私と共に活動している霊媒Mの霊的な警護を担っている天狗霊と対話した際の記録です。
天狗と言っても昔話に出てくるように鼻が長い訳ではないようです。
霊媒Mによれば、「行者のような服装をした、無国籍風の顔立ちをした人」なのだそうです。

文章中の( )内は、文章の意味を補う為に注釈として追加致しました。
文章中の(*注1)などは、文末に注釈文を添えてあります。

では、2008年12月13日収録の『天狗霊との対話』をご覧下さい。



管理人
天狗さん、お話しできますか。

天狗霊
気が向いたら。

管理人
今は気が向かないのですか。

天狗霊
そうではなくて、聞かれた内容によって話すと言うこと。

管理人
天狗さんは、なぜ今この霊媒(=霊媒M)の助力をしているのですか。

天狗霊
天皇の活動(*注1)と深く関わりがあるから。

管理人
天狗さんは、天皇の活動を補助する為の活動の一環として、この霊媒を補助していると考えてよろしいですか。

天狗霊
天皇だけではなくて、今はローマ教皇も一緒。

管理人
ということは、地上界側で言う天皇だからとかではなくて、霊界から見た覡(かんなぎ)の活動を援助・補助するというか、支える為?

天狗霊
で、(霊媒Mが)そういう活動に深く関わるようなメッセージを受けているから、今後の覡の活動に影響が出てくる活動になる。

管理人
助力をしていると言うことですけど、具体的には、どういう方面の…というか、どのような形の助力をしているのですか。

天狗霊
どういう方面とは?

管理人
この霊媒と霊界の間で霊界通信が行われている中で、通信の送り手と、受け手の霊媒と、その間を中継する役割と、それぞれの役割があると思いますが、そういった一連の仕組みの中でどのような形の助力を行っているのでしょうか?

天狗霊
通信自体には関わっていない。

管理人
通信自体に関わっていないと言うことは、例えば、霊媒に対して良からぬ目的で近づこうとする霊に対して防御するような役割とかでしょうか。

天狗霊
霊に限らないのだけど、(霊媒Mは)ある程度大きな役割を負っている形になるので、何かと危険が舞い込みやすい。
だから、身を守るとか、楯になる役割。

管理人
要は首相につくSPのようなものですね。

天狗霊
要するに、どんな形であれ、普通に生活しているのとは違うエネルギーを発することになるので、注目を集めやすいというか、気を引きやすい。
良いことであれ、悪いことであれ。

管理人
そうですか。
今のところ(霊媒Mは)社会の片隅に埋もれているように見えますけど。

天狗霊
でも、もう始まっている。

管理人
というと、これからどんどん社会に出て行くのですか。

天狗霊
社会に出て行くと言うよりは、ある程度注目を浴び始めた時が大変、人間相手の時には。
霊相手の場合は今でもある。

管理人
その霊相手の時は、今のところがっちり防御していると言うことですか。

天狗霊
霊相手の時には、自分だけではなくて守護霊とかもいる。

管理人
あと、通信の送り手の霊団もいるから、そういった諸々の連携でやっているんだ。

天狗霊
自分は守護専門でやっている。

管理人
それはさる筋から依頼を受けて行っているのですか?
この霊媒を守護するようになるきっかけは。

天狗霊
人間の社会と同じで、組織化されて、役割分担して秩序を保つ仕組みができている。
その中で、必要に応じて動けるような、組織の連携がとれるように整えられている。

管理人
それで天狗さんは、その組織の依頼を受けて、霊媒を守護することになったのですか?

天狗霊
依頼というか、そういう必要があるだろうと、事前に、役割を持った人が生まれてくる前にあらゆる可能性を打ち合わせて、その時々にあわせた活動を予めスケジュールとして組んである。

管理人
その間で想定される事態に対して予め対応策が練られてあるから、その準備された計画に乗っ取って作業をしているということ?

天狗霊
だから、当然(天狗霊から見て)最初は守護する相手と考えていても、最終的にその人が使い物にならない可能性もあって、その場合はその次に守る対象となる人がいるので、そちらの守護に入る。
だから色々な可能性を考えて、それぞれの状況に合わせた活動計画が組まれている。

管理人
ここで話は変わりますけど、天狗さんと霊はどう違うのですか?

天狗霊
自分たちも霊だけど、一つの組織として、人間社会でいう警察官とか、会社員とか、学生と言った枠組みがあるのと同じような違い。

管理人
じゃあ、天狗霊団だ。

天狗霊
だから、一つの作業を目的として組織されている。

管理人
じゃあ、特定の人間とは限らないけど、特定の対象を警護するスペシャリストが天狗霊団だ。

天狗霊
警護だけとは限らないけど、警護と、守護する相手が精神的に潰されてしまわない為の補助。

管理人
守護霊と天狗さんの役割分担はどのようになっているのですか。

天狗霊
守護霊は本人(=守護する人間)が成長するとか、生まれてきた目的を達成する為の援助をしている。
天狗は本人に託された目的を達成する為の援助をしている。(*注2)

管理人
つまり、この霊媒は本人が人間として生きる以外の目的を携えて生まれているので、その目的が達成されるようにと言うことですか。

天狗霊
そもそもの目的が違うから、連携はするけど活動自体は別。
視点が違う。

管理人
ここで話が変わりますけど、天狗さんには、今霊媒と男の天狗さんしかいないという話をしていましたが、女の天狗さんはいないのですか?

天狗霊
役割に応じて女性的・男性的というのが決まる。
だから、所属している集団によっては女性的な霊ばかりがいたり、男性的な霊ばかりだったり、適度に入り交じっていたりする。

管理人
それは天狗霊団の中でも、色々あると。

天狗霊
天狗という表現がその話題をぼかしているところがある。

管理人
天狗という呼び方は相応しくない?
人間の間で一般的な天狗のイメージは、実情とは食い違っている?

天狗霊
天狗というのは一つの表現の仕方なのだけど、女の天狗というのは変な表現。
ただ属している組織がちがう。

管理人
要は、天狗と言っても霊なのだから、男も女もないでしょうと。

天狗霊
男性的・女性的、その資質によって担っている仕事が違う。

管理人
とある霊界通信(*注3)によると、海外には女の天狗がいて、俗に天使と呼ばれているのがそれだと言う話があって、ここの話で言うと女性的な資質の天狗霊と言うことになると思いますけど、日本国内と海外で明確な違いはあるのでしょうか。

天狗霊
海外だからと言うよりは、天使と言われている存在の役割が「守り育てる」という女性的な役割を持っていたから、女性的な資質の霊で組織されていたと言うことだろう。
だから、海外だからと言うよりは、その霊団には女性的な霊が集まっていたと言うこと。
海外にも、他の役割を持った霊団であれば、男性的な霊ばかりの組織もあれば、混じっている組織もある。

管理人
つまり、海外だからといって女性的な霊ばかりではないということですか。

天狗霊
ただ、その時は女性的な霊の集団が活発に活動していたので、それが目立ったのだろう。

管理人
ところで、霊媒がこの前天狗さんの村へ行った夢を見たそうなのですが、天狗さんの村へ行ったのですか?

天狗霊
打ち合わせをする必要があったから呼んだのだけど、本人(=霊媒M)は夢とごっちゃになっているというか、正確な情報が引き出せない。

管理人
表層の意識には出てこないと。

天狗霊
守護する上でも本人に守ってもらわなくてはならないことがあるので、その為の打ち合わせ。

管理人
確かに身辺警護にはそういう必要もありますね。
天狗さんありがとうございました。



*注1:
私たち人間の世界における天皇の役割は、日本国憲法にもあるように「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であって、様々な国事行為を行う所にあるのですが、天皇本来の存在意義という点から見ると、むしろ霊的な側面における役割が主であると言って良いでしょう。
詳しくは本家サイト『銀の紐を越えて』に【覡としての天皇の役目(昭和天皇と名乗る霊からのメッセージ)】を公開しておりますので、ご覧下さい。

*注2:
ややこしいので、もう少しかみ砕いて説明すると、守護霊は守護する霊が人間として生まれた目的を達成し、霊的な成長が促進されるように支援します。
地上界に誕生するほぼ全ての人間がこちらに当て嵌まるでしょう。
一方、天狗霊は「今後、霊媒Mの受ける霊界通信が天皇の活動に関係してくる」ので、「天皇の活動を支援する活動の一環として、霊媒Mの守護と支援を行って」おります。
こちらは特殊な目的を担った対象について、『その目的が果たされるように』支援するのですから、同じ支援と言っても全く性格の異なるものとなります。
本家サイト『銀の紐を越えて』をご覧頂ければ明らかなように、霊媒Mは既に『昭和・大正・明治』と近代以降の歴代天皇を名乗る霊からのメッセージを受け始めております。
念のためにここで断っておきたいのですが、たとえ霊媒Mが特殊な役割を担っていたとしても、人間として生まれた以上は私を含めた皆様とそれほど変わりがない——未熟で至らない部分も併せ持っているという点を、是非ご理解頂きたいのです。
その点については、本家サイト『銀の紐を越えて』掲載の【複数の霊能力を発揮する霊能者は現代には存在しない(メッセージ85)】で取り上げておりますので、併せてご覧下さい。

*注3:
浅野和三郎著の『小桜姫物語』にある、天狗にまつわるエピソードのこと。
その前段として、霊媒Mが天狗霊の村を訪れた夢を見た話があったのですが、その際天狗霊の村には男性的な天狗しかいなかったという話を受けて、男の天狗と女の天狗の話になりました。

天狗霊 & 【Silvercord】管理人

霊界通信を読まれるに際して2

当Blog掲載の霊界通信は、通信文と言うよりは、霊媒を通じて私が直接霊と対談した記録を文書化したものが大半を占めると予想されます。
掲載に当たっては、出来るだけ実際の対話で使用した文言を再現するように配慮しておりますが、霊との間で対談が行われるまでの経緯や、対談相手の霊からの要請などによって、部分的に表現を変えたり、一部内容を削除している点などがございます。

私と共に活動している霊媒Mを通じてメッセージを送る霊は、主に数年から数十年(場合によっては数百年)前に人間として過ごした経験を持つ霊が大半を占めるのですが、その霊の生前の親族が健在であるとか、通信の内容を公表することによって、現在の地上界に大きな影響を与える可能性のある内容が送られてくる場合もある為、その内容の公開に当たっては霊界からの同意を得るようにしております。

現在の私たちと霊界の住人の皆さんとの関係は、本家サイト【銀の紐を越えて】を通じて新たな霊的知識を地上界の皆様に伝える作業について、霊界側と地上界側でチームを組んで共同作業をしております。
いわば、同じ目的を共有した同志と考えてよろしいかと思います。
ですから、現時点では皆様にお届けできない情報であっても、霊界との共同作業を進める上での予備知識としてもたらされる場合があります。
その様な、現時点では公には出来ない極秘情報を明らかにしてもらえるのも、霊界側と地上界側とで信頼関係が築けているからこそなのですが、その信義を損ねることで霊界側との共同作業に支障が出る可能性があるばかりでなく、場合によっては霊界側が今回の作業から手を引いてしまう事もあり得るでしょう。
私たちは当面この作業に携わるつもりでおりますので、霊界の皆さんとの信義を裏切る訳には参りません。

是非その点をご理解の上、通信の内容を一部編集している場合があることにご理解を頂きたいと思います。

【Silvercord】管理人

霊界通信を読まれるに際して1

当Blogでご紹介する霊界通信には、しばしば歴史的に著名な方の名を名乗る霊が登場しますが、基本的にBlog主として霊の正体を詮索するような作業は行っておりません。
ですから、「〜霊」との記述は全て「〜の名を名乗る霊」の意味と読み替えて頂ければと思います。
敢えてこの様な注意書きを加える理由は、現在本家サイト『銀の紐を越えて』でも公開中の【霊界より、このメッセージを読まれる方へのお願い(メッセージ21)】と同様のものとご理解頂きたいと思います。

Blogで「〜の霊」と紹介しておきながら、その霊の正体についてきちんと検証しないのは無責任である——とのご意見もあるかと思いますが、実際に霊の語る言葉を慎重に吟味した上で、ご覧の皆様がそれぞれに判断なさるべき事と判断致しました。
当Blogや本家サイト以外にも、インターネット上で霊界通信を公開されている方、もしくは他の媒体を通じて公開されている方もおられると思いますが、そういった霊界通信を公開している方が「これは確かに〜霊本人からのメッセージである」と言えば、内容にかかわらず信じてしまえるものなのでしょうか?

ここで、ご覧の皆様にあえてこの様な注意を促すのは、私自身の過去の経験によるところなのですが、世の『霊界通信』と称するものの中には、思わず首を捻ってしまう類のものが多々含まれているのが実態だと感じております。
尤も、この場で「〜の内容が疑わしい」と論うのは本来の趣旨から離れるので控えますが、是非、皆様の理性的な思考を妨げるものではないか、妙な違和感や不信感を覚えないかといった点に注意を払いつつ、様々な霊界通信を読み比べてみてはいかがでしょうか。

取り扱うテーマが、私たち人間には見たり触ったり出来ない種類のものですので、一見荒唐無稽に感じられる事柄が含まれているかも知れません。
しかし、一方でこの世界の全ての存在に共通して作用する法則性がある以上、私たちの身の回りの出来事に置き換えて成り立つかどうかを判断基準とすれば、未知の世界に関する情報の信憑性を判断する大まかな目安にはなるでしょう。
そうして慎重に幾つかの通信を読み比べている間に、通信の送り手の意図を忠実に受けている通信文と、受け方が弱くて断片的、もしくは霊媒の思考が入り交じって内容が歪められた通信文と、霊界通信とは全く関わりなく創作された文章とを見極める事が出来るようになるのではないでしょうか。

予め『〜霊からの通信』と題目がついていなくても、文章の内容からその真意が読み解けるだけの洞察力を身につけてこそ、霊界通信を送り手の意図を正確に読み解き、実際の生活に活かすことに繋がりますし、通信から得た教訓を実社会で活かすことこそ、通信の送り手の意にも沿うのですから。

【Silvercord】管理人

『銀の紐』開設に当たって

スピリチュアルサイト【Silvercord】の関連Blog『銀の紐』へようこそ。

2008年1月に、当Blogの本家サイトとなるスピリチュアルサイト【Silvercord】を開設以来、早くも1年6ヶ月が経過しましたが、既に本家サイトで随時ご紹介している「霊界からのメッセージ」以外にも、様々な霊界の住人の皆様との興味深い対話の模様を記録して参りました。
その中には、皆様がよくご存じの方との対話記録や、内容的に本家サイトに掲載するには相応しくないと判断したものの、このまま封印してしまうのはもったいない情報も含まれております。
そこで、本家サイトには未掲載の霊界からのメッセージや、【Silvercord】管理人の霊界通信に対する見解、その他のスピリチュアルなテーマに対する個人的な感想を綴っていきたいと思っておりますので、末永くお付き合い頂ければと思います。

また、これは霊界側の従来からの意向でもあり、本家サイトでも折に触れて取り上げている点ではありますが、スピリチュアルとリアルは相反する訳ではない——という点について、もう少し正面から本格的に取り上げてみたいという思惑もあります。
これまではスピリチュアルの範疇では余り取り上げられてこなかったテーマについても、時間が取れてなおかつ私の関心が向くものについては随時取り上げていきたいと思います。

なお、本家サイトは、霊界の住人の皆様の意向によって運営されておりますので、霊界側より掲載の要請を受けたメッセージのみを取り扱っております。
一方、当Blogは本家サイトの運営を委託されている私(【Silvercord】管理人)の個人的な裁量の範囲内で運営するつもりですので、霊界の住人の皆様にとっては重要ではないと認識しているテーマについても、随時取り上げてゆくつもりです。

お楽しみに。

【Silvercord】管理人