■ 匿名様の質問
今回のお話、自分自身の問題とも重なる部分があり、とても興味深く拝見しました。
>どんなに心を砕いて、どんなに注意深く事を運んでも、道具一つが適さない物であれば全てを台無しにしてしまう。
私自身、看護学校を目指して働きながら勉強中なのですが、自分が器にそぐわない分不相応なことを望んでいるのではないのかという迷いがあります。
もともと福祉系の仕事についており、その職場ではそれなりの評価を得ていたのですが、一度の受験に失敗して経済的事情からとりあえずついた現職ではとてもミスが多く、自分なりに、こまめにメモを取ったり、対策に講じているつもりなのですが、先輩や上司が呆れるようなミスをしでかしたり、いつも叱責され、叱責されないように、自分を守るための仕事をしているようで、自分自身の人間性にも自信が持てません。
この状況で、看護師という、人に命に関わる職業を望むのは、ただの自分のエゴではないのかとおもったり、一方では長い間憧れてきた職業なだけに、安易に諦めて易きに流れるのも後々後悔するのではないかという思いもあり、考えれば考えるほど、思考が整理できず堂々巡りとなってしまいます。
以前の記事【過去の失敗から学び取る努力】では失敗とどう向き合うかという点で、大変勉強になりましたが、自分の資質を知り、自分の器に見合った仕事を見極めることも今回の記事で大切な事だと思いました。そこで、霊団の皆様、自分の資質を知り、それに見合った環境を見極める際のアドバイスなどご教授頂けたら幸いです。とても個人的な質問ですので、管理人様が記事にそぐわないと判断されたら、無視してくださって結構です。
■ 霊界の住人の皆様の回答
あなたのお話を伺っておりますと、行動に心が追いついていないように感じられます。
資質の有無に係わらず、心が揺らいでいるとミスをしやすくなります。
迷いが生じるという事は、心が定まっていない証拠です。
先ず、ご自身の本心を探るところからはじめる必要があるでしょう。
今一度、じっくりとご自身の心と向き合ってみましょう。
心が定まれば覚悟も決まりますから、多少ミスをしても、それが原因で心が揺らぐ事は少なくなると思います。
結果としてミスも減ると思います。
お待たせした上に大したアドバイスも出来ず、大変申し訳ございませんが、先ずは心の内を探り、ご自身の本当の気持ちを確認してみてください。
何故看護師になろうと考えたのか、その思いを再確認してみましょう。
心の隅に追いやられ、忘れてしまっている思いはありませんか?
今一度、原点に返ってみるのが一番の解決策だと思います。
資質に関しては、それ以降のお話になると思います。
(2011年9月13日)
霊界の住人の皆様の回答の意図は、資質や器以前に、匿名様ご自身の意志を再確認しましょうと言うことなのだと思います。
人間は何を成すにしても、まず「こうしたい」という意志が最初にあります。
資質や器などと言う話は、「こうしたい」という意志を実現する際に、手際よく出来るか手間取るかという事であって、「手間取るから実現できない」という訳でもありません。
幾ら潜在的な資質を持ち合わせていても、「こうしたい」と明確に意識して、実現に繋がる行動を着実に行わなくては、一つの物事を成し遂げることは叶いません。
また、現在は熟達したプロフェッショナルとして活躍されている方でも、最初から手際よく作業出来た訳ではありません。
最初は皆、匿名様と同様に戸惑ったり、迷ったり、幾つもの壁に突き当たりながら乗り越える経験を通じて、徐々にプロフェッショナルとして通用する技術や知識を身につけていったのではないでしょうか。
さて、匿名様はどの様になさりたいと思われますか?
Silvercord管理人
9月13日現在回答待ちの質問
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