2010年11月28日日曜日

誰がどの土地を管理するのかは、各国の管理霊団の協議で決める

今回は、記事【今求められる行動は何か?】のコメント欄にお寄せ頂いたCN様の質問について、『日本を管理する霊団』の皆様のコメントが届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ CN様の質問

こんにちは。
時々立ち寄らせていただき、その都度、自分が日本人として、また、一人の人間としてどう生きて行くかを学ばせていただいています。
恐縮ですが、初めて質問をさせていただきたいのです。

『国が違えば必要とする霊的エネルギーの質にも違いがあるのですが、 その違いを知らずに他国の土地を我が物にした場合は、臓器移植手術を受けた方が免疫抑制剤を手放せないのと同じ状況が起こります。
(中略)
結果として何れは韓国の国土自体が危うい状況に追い込まれるかもしれません。
これはロシアにも言える事ですし、中国にも言える事です。
他国の土地を脅かし我が物にする行為は、己の身を滅ぼす結果となるのです。』

とありますが、日本の場合は、長い歴史の上でほぼ鎖国状態であったため近年において、国際ルールで国境をいう物がはっきりしたのだと思いますが、例えば尖閣諸島が明確に日本の領土となったのは、150年程度の歴史です。
そこで不思議なのは、「尖閣は我が領土」とそれまでどこにも明確に意識される事の無かった無人の領土を手に入れた場合、その土地における霊的エネルギーは(元々存在するエネルギー)どういった具合に領有権を持った国へと同化していくのでしょうか。
もちろん、尖閣は平和的に日本へ来たのですから、モンゴルやチベット等と同じようなエネルギーの反発の弊害があるとは思えませんが人が住んでる土地ならまだしも、あのような誰も住んでいなかった、ただ漂流難民が一時立ち寄るだけの場所のエネルギー自体はどう変化するのだろう?それまではどうだったのだろう?と不思議に思います。
また、例えばヨーロッパの先進諸国は、今でこそある程度落ち着いているとは言え、昔から小さな村単位から巨大な国家規模の領地まで領土の奪い合いを繰り返してきたと思いますが、彼らのベースとなる宗教概念や、人種の差、言語の違いは元々はそれほどかけ離れた物ではありませんよね。
(大雑把に言えばアングロサクソン、ラテン語系、キリスト教に基づいた概念など)
こう言った場所での領土の奪い合いにおけるエネルギーの反発は、例えばアジア諸国のような人種も概念も言語も違う場所での霊的エネルギーの反発とどういう風に違うのだろう。
また、朝鮮半島のような、同じ人種の同じ国民同士なら、エネルギーの反発はどう違うのだろうと疑問に思いました。

霊界の住人の皆様には、「日々の生活と関係の無いこのような事は気にするな」とおっしゃられてしまうかもしれませんが、私にとっては、こういった方面からも、世界の人々の意識の差や地政学を学ぶ事は有益なのではないかな?と感じたのです。
生意気言って申し訳ありませんが、よろしければ是非お教え願えればと思います。
よろしくお願いします。





■ 『日本を管理する霊団』の皆様の回答

「誰がどこの土地を管理するのかは、各国を管理する霊団がそれぞれの国の人々の成長具合を見た上で判断を下しております。
ただ無秩序に成り行き任せにしているわけでは無いのです。
周囲の誰からも咎められる事も無く自然の流れとして新たな土地を組み入れるという事は、事前に霊界側で周辺各国の管理霊団が集まって協議し、その土地を領土として管理できる資質を持ち合わせていると判断された結果なのです。
尖閣諸島の場合は、私どもとその周辺諸国を管理しておられる霊団で協議した結果、日本の領土として管理を託すのがよろしいと判断されたので、その土地を日本として私どもの管轄化に置き、日本の皆様が必要とされるエネルギーと馴染ませた上で日本の皆様に託した形となります。
ですから、霊界側で正当な手順を踏んで領土に組み入れられた土地と本土のエネルギーが反発する事は無いのです。
霊界側で認められたものは異分子ではなく、正当な理由に基づいて組み入れられたものだからなのです。
エネルギーが反発してしまうのは、霊界側で正式に認められていないものを人間側の都合で勝手に判断している場合のみです。
その様な場合はエネルギーが馴染むことなく反発を続け、それでも手放さなければ、何れは本土も荒れ果ててしまうのです。
私たち霊界側の者をお店の店員に例えた場合、霊界側の判断できちんとした手順を踏んで新たな土地の管理を託された国は、きちんとお金を支払って商品を購入された大切なお客様であるのに対し、霊界側の許可無く他国の土地を奪う国は、突然お店に押し入り大切な商品を奪う強盗なのです。
私どもを含めました世界中で活動している管理霊団は、強盗を働いても当たり前で通るような世界を維持したいわけではございませんから、当然、その様な行為を繰り返している場合は、間違った行為を繰り返している事を気付いていただけるように働きかけます。
人間の身勝手な考えから来る行動を支持してエネルギーを注ぐ霊団などはおりません。
失敗を繰り返す中から少しでも多くを学べるように、一日も早く間違いに気付けるようにと働きかけるのが私ども管理霊団の務めなのです。
朝鮮半島のように、同じ民族であるのに国が分かれているのも人間の身勝手な欲望の結果なので、管理する霊団は韓国と北朝鮮で一応は分かれてはいるのですが、もともと一つの霊団ですし、今でも連携して活動をしております。
朝鮮半島の管理霊団を会社組織に例えると、朝鮮会社に属してはおりますが、韓国支社と北朝鮮支社に分かれて働いているといった感じですね。
本社の為に共通の目標を掲げてせっせと働いているのです。
韓国・北朝鮮両国の霊団の今現在の目標は、国の統一以外の何ものでもないのです。
国が分かれていること自体が弊害を生んでいるものですから、一日も早く統一して安定的に運営したいと思っているのです。

これらの知識は霊界側の働きを理解する一助となるものですし、皆様の生活にも影響を与える知識であると考えておりますので、簡単にではございますがお答えさせていただきました。」

(2010年11月28日)





以前、他の記事でも述べておりますが、現在韓国が不法占拠している竹島や、ロシアが不法占拠している北方四島は日本が統治するべき土地であるのはもちろんの事、千島列島や樺太も日本が治めるべき土地であるというのが霊界の住人の認識です。
彼らが霊界から管理を委ねられていない土地に固執している間は、分不相応な土地の維持に多くの力を注ぐ事になってしまうため、決して繁栄を謳歌する事はないでしょう。
ですが、「ロシアはかつてソビエト連邦の中核国として、世界の二大超大国の一翼を占めていたし、韓国は朝鮮戦争後の世界の最貧国から屈指の経済成長を遂げたではないか。十分繁栄を謳歌しているではないか」とのご意見もあるでしょう。
それに対しては、「しかし、ソビエト連邦の人々の生活は、私たちが羨むようなものだったでしょうか。韓国が繁栄を謳歌しているなら、ドルベースの経済規模が最も拡大した時期でさえ、海外へ移住する人々の流れが絶えなかったのはなぜでしょうか」と述べたいと思います。
端から見れば、ぱっと見では繁栄しているように思えても、そこに暮らす人々はそれほど幸せな人生を送っている訳でもなかったという事です。
そして、分不相応な土地を手放さない限り、今後もその土地の統治に多大な労力を割くばかりで、決して繁栄の果実を手にする事はないのです。

【Silvercord】管理人 





11月28日現在回答待ちの質問

下記のご質問につきましては、回答に時間が掛かっておりますので、しばらくお待ち下さい。

2010年11月26日金曜日

改めまして、霊媒から皆様へご説明とお願い(その2)

今回は、記事【改めまして、霊媒から皆様へご説明とお願い】の補足説明を霊媒Mから預かりましたので、ご紹介したいと思います。





■ 霊媒Mからご覧の皆様へ

歴史にまつわるお話についてご質問いただく場合があるのですが、これらの事柄に関しても、通信霊の意思を確実に受け止める事はできないですし、事実が明らかになるまでは確認する術がございませんので、あくまでも可能性の一つとして頭の隅に留める程度にしていただきたいのです。
霊界通信を扱う際には常に間違えてしまうかもしれない不安が付き纏うものなのですが、歴史的な話題を扱う場合は特にデリケートになってしまい、「誤った情報を広めてしまうかもしれない」という恐怖心と闘いながら通信を受けているものですから、私の思考が紛れ込みやく、精神を集中しにくい状況となってしまいます。
私自身が中途半端に知識を持っていることで、精度が低くなってしまうのです。
恐怖心が増すほどそれを何とか回避しようという意識が働いてしまう為に、自分の思考が優位な状態になってしまうからです。
その結果として、自分の持つ知識を自分で繋ぎ合わせて辻褄合わせをしようと無意識に思ってしまうみたいです。
知識が無ければ通信霊の意図を汲み取ろうと懸命に努力し、何とか言葉に置き換えようとしますが、中途半端に知識があると弊害になってしまうということもあるみたいです。
かといって、何も知らなければ言葉に置き換えること自体ができないかもしれませんし、常にそのようなジレンマと闘っているのです。
私自身学生時代はそんなに学力が高かったわけではありませんし、学問としての知識を記憶するのは結構苦手だったりします。
必要がありそうだと思う知識は学び取る努力はしていますが、それが実っているのかはかなり怪しい感じです。
難しい理論が活字で紙面一杯に埋められているような書物を理解するのは大の苦手とするものですから、同じ一文を読んでも理解できるまでには皆様よりもかなりの時間を費やしてしまうと思います。
ビジュアル的に判り易いものであると助かるのですが、専門的な知識となるとそんな都合が良いものはあまりないようですし。
もともと論理的に物事を考える事は苦手なので、例え通信霊が論理的に解りやすく説明していたとしても、それを上手に表現できる自信はかなり低いです。
私はもともと感性で物事を捉える事を得意としているので、体感して学ぶという方が理解し易い性質なのです。
習うより慣れろタイプなのですね。
専門家や学者と呼ばれる方々とはかけ離れた存在なのです。
とは申しましても、感情的に過ぎるというわけでもないとは思いますが…。
間違えている可能性のほうが高いかもしれませんし、まだ皆様が気付いておられない真実というものがあるのかもしれませんし、兎に角、後に事実が明らかになるまでは私にも判らないというのが現状なのです。
通信霊が誰某であると名乗っているからと言って、必ずその人物が話しているわけでは無いかもしれませんし、ご本人なのかもしれませんし、そこのところも確認のしようがありません。
ですから、それくらい精度の低い曖昧な情報であるという事を念頭において通信を読んでいただきたいと思います。
歴史的な事柄は専門家の手によって何れ明かされる時が来るでしょうから、正確な情報を知りたいのであればその時を待つ方が確実なのだと思います。
やはり、得手不得手というものがあるということなのでしょう。
心のあり方などの精神に関わる話題を受け止めるのは比較的得意なのですが、まだ確認されていない過去の歴史を言い当てるような確実性を求められてしまうような話題は苦手なのです。
私も人間ですから、常に不安や恐怖と闘っている側面があるのだという事をご理解いただけると幸いです。
前回に引き続き、長々とお付き合いいただきありがとうございました。

(2010年11月25日)





霊界通信については、本家サイト『銀の紐を越えて』掲載の記事【霊界通信の難しさ(メッセージ34)】をあわせてご覧下さい。
また、霊界の住人も明確な意図と目的を持って霊界通信を行っておりますので、皆様からお寄せ頂いた質問全てに回答する訳ではありません。
そういった霊界通信の特殊事情を心にとめて頂いた上で、霊界の住人からのアドバイスや意見を皆様の日常生活に役立てて頂ければと思います。

【Silvercord】管理人 

2010年11月24日水曜日

学問から学ぶ知識と、己の身をもって経験する事

今回は、記事【今求められる行動は何か】のコメント欄からお寄せ頂いた匿名様の質問について、霊界の住人の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

(前略)

そこで、霊界の方々にお尋ねしたい事があります。
日本国内で行われている教育について、お尋ねしたいのです。
現在の日本国内では勿論、世界でも最高水準の教育が行われているはずなのですが、大学まで卒業しても、「政治の事が良く分からない」という大人が相対的に多くなっているように思います。
このような状態では日本国民が冷静で正確な判断など下せることはなく、一時の感情のみで政治が動いてしまいます。
民主主義とは、主権が国民に存在する為、国民が自身の暮らし向きを守るほかにも、自分の国のことに関心を持って、自分の国を良くしたいという思いで政治に参加したほうがよいと思うのですが、そういった概念を育てることが教育のカリキュラムに盛り込まれていないせいか、いざという時により政権担当能力のある政党を選択することができず、また興味も薄いせいか、選挙の投票率さえ低い状態です。
また、日本の政治を見ていると、政局が混迷する事がたびたびありますが、それも有権者が政治音痴であることが如実に反映されているように思えます。
このようなことを鑑みると、折角の教育が骨抜きにされているようにさえ思えます。

本来、教育や民衆政治とはどこまで行ってもこのようなものなのでしょうか?
また、教育の改革が行われ、有権者が政治について賢明な判断を下す事ができるようになれば、政治が感情で動くことはなくなるのでしょうか。





■ 霊界の住人の回答

「そうですね、あなたが仰りたい事はよく解ります。
政治と暮らしは密接に関係しているのですから、その事を良く理解し、積極的に政治に参加する意識を持つことはとても大切であると思われます。
確かに、地政学や政治学を理解していれば、数ある選択肢の中でより良い選択をする助けとなるでしょう。
ですが、皆様にもご経験がおありかと思われますが、学生時代に学んだ事の全てを記憶し理解しているわけではありませんね。
学校で学んだからと言って、全ての方がそれらの知識を必ず生活に活かしてゆくわけではありません。
中には全く記憶していない知識も存在している事でしょう。
好きな事や興味のある事、必要に迫られている事などに関しては、誰に強制されなくても積極的に学び取ろうとします。
逆に、苦手な事やよく意味が解らない事に関しては、どんなに知識を詰め込んだところで頭に入ってくる事はありません。
勉強する事の意義を本当の意味で理解できるのは、大人になって社会経験を積んでからという方が大勢おられるのではないでしょうか。
基礎的な読み書きや計算などとは違い、専門的な知識などは知らなければ知らないなりに生活できてしまうものですから、そこに関心を持つにはそれなりの切っ掛けが必要になってくると思います。
やはり己の身をもって経験する事が必要不可欠であると思います。
より多くの知識を有しているという事は安定した生活を送る上で役立つものではありますが、それらの知識を有していない事で被る不利益を体験してみない事にはその必要性を理解する事はなかなか難しい作業であると思われます。
最近の世の中の動きは政治への無関心が災いを生んだ結果ですから、国民の皆様はその身をもって経験を積んでいることになります。
学校で学ぶ学問はあくまでも予備知識であり、それらの知識をどのように利用するのかは個人の選択によるところとなります。
予備知識を得ている事は選択肢の広がりという意味ではとても役に立ちますから、それはそれで大きな意味があると思われますが、それはあくまでもそれらの知識が必要であると判断された方の場合のみに限定されてしまうのです。
場合によっては目の前にあっても見ようともせず、耳元で聞こえていても聞いていないという事があるのです。
己の信じるものしか見ないし聞かないというような頑なな姿勢でいる間は、いくら周囲で警告を発してもその意味を理解することはできないのです。
知識を教えることも大切ですが、その知識を生活に活かせるような柔軟な心を養えるような教育というものを考えた方が良いように思います。
失敗に学び、その経験を糧として成長できるような、しなやかな心を育てる事です。
周囲の意見に耳を傾けられるゆとりある心を養う事です。
己の責任で決断できる強さを培う事です。
己を知ると同時に周囲を知る事の重要性を理解できるような経験を積める環境を整えてあげる事です。
それらの基礎的な教育ができていれば、知識は後からついてくる事でしょう。
足りないと思えば積極的に学び、詳しい方々の意見を求め、それらを総合して考えた上で自分の責任において答を出せる事でしょう。
答えは必ずしも一つであるとは限らないのが人の世の常でございますから、一つの考えに囚われることの愚を知り、より多くの考えや知識に触れることの有用性をきちんと理解していれば、より良い選択をする事ができると思われます。」

(2010年11月23日)





匿名様の問題意識については共有しますが、果たして学校教育に委ねて解決できる問題なのでしょうか。
当Blogや本家サイトにおいて「物事を鵜呑みにしないで、自分で考えてみる事の重要性」について繰り返し述べておりますが、少なくとも私の経験では、学校教育を通じてその様な学びを得る事はありませんでした。
学校教育においては、教える側も学ぶ側も「取り扱っているのは正しい知識である」との暗黙の了解の元に教育を施しております。
しかし、昨今クローズアップされている日教組教育の問題を見た時に、「政治的判断の基準となる知識や考え方を学校教育を通じて習得する」という考え方には非常に危機感を覚えます。
思想信条の自由が許されない国々において、どの様な教育が施されているのかをよく考えてみる必要があると思います。

【Silvercord】管理人 





11月24日現在回答待ちの質問

下記のご質問につきましては、回答に時間が掛かっておりますので、しばらくお待ち下さい。

2010年11月23日火曜日

改めまして、霊媒から皆様へご説明とお願い

今回は、霊媒Mから当Blogをご覧の皆様へのご説明とお願いがあるとの事ですので、ご紹介したいと思います。





■ 霊媒Mからご覧の皆様へ

以前にも何度もご説明させていただいておりますが、私が霊界の通信を受ける方法は身体に霊を憑依させるのとは異なっており、私の精神に直接霊が働かけて意思を伝えてくるというものです。
それら霊からの意思を言葉に置き換える作業は私自身がしていることなので、私が知らない事柄に関してはいくら霊が働きかけていても言葉に置き換える事ができません。
ですから、証明の為に科学的な知識や数学的な知識、あるいは語学力などの専門知識を示せと言われても、到底言葉に置き換えることなどできませんし、その様な無理難題を突きつけられても困り果てるばかりです。
それを可能にするためには、私自身が超人的な記憶力を持ち合わせ、あらゆる分野においての専門知識を有し、尚且つそれらの知識について理解している必要があるので、それこそ人間の枠を超える作業を要求されている事になるのです。
私が個人として持つ能力以上の事を要求されても、発揮する事は出来ません。
私は超人でもなければ、神様でもありません。
私が持つ知識を越える何かを受け止め、この世界の言葉に置き換えるのは至難のわざと言えるのです。
未知の知識に関しては、この世界の事象に代替して例える事ができるもので、私がある程度その代替知識を有している事柄などに関しては伝わってくるという具合に、とても限定されたものとなってしまうのです。
霊から伝わってくるご意思を一言一句違わず表現する事など到底不可能な事なのです。
だからこそ、常に表現は曖昧で不明瞭なものになりますし、どちらかと言えば人間の精神に訴えかけるような内容のものが中心となってしまいます。
私が通信霊本人に成り代わる事は出来ませんし、通信霊が有している知識をそのまま共有する事もできません。
通信霊が私の持つ知識を考慮して通信内容を考えて伝えてくるので、私が持つ知識を通信霊が共有しているのはごく自然な事なのですが、その逆はとてもできるものではありません。
霊界通信はとても不安定で複雑なものなので、いくら完璧を求められても不可能なのです。
上手くチューニングされていないノイズ交じりのラジオの音声を想像していただくと、霊界通信の不安定さをイメージし易いかもしれません。
その様な状態だとノイズが邪魔をして所々音が聞こえなかったり、時には途切れてしまったりと、とても不安定で何を話しているのか聞き取りにくいですよね。
霊界通信はかなりノイズが酷いラジオの音声を聴いているようなものです。
途切れ途切れに伝わってくる単語を拾い集め、繋ぎ合わせて意味のある言葉として理解する作業は少々骨が折れます。
性能があまりよくないラジオである未熟な私が、不安定で微弱な電波である霊界通信を受けて音を発しているのですから、明瞭な音を発することができなくても、そこのところはご容赦願いたいのです。
私はごく普通の人間であり、完成された完璧な存在ではありません。
当然、失敗も間違えることもあります。
だからこそ、皆様には常々「鵜呑みにしないでご自分で考えて判断をしていただきたい」とお願いしているのです。
私にできるのは精々「誰某と名乗る霊が~と語っている」といった程度のものであり、これは間違いなく誰某からの言葉であり、語られる言葉には何一つ間違いは無いとは断言出来ませんし、その言葉を証明する材料を何一つ提示することは出来ません。
扱うテーマや通信霊によっても通信の安定性が変化してしまいますし、私自身の体調などにも影響されますから、通信の確実性を求められても困ってしまいます。
胡散臭いし怪しいと思われるのであれば、それはそれで構わないと思いますし、聞くに値しないと思えば捨て置いていただいても皆様が困るような事は何一つ無いような知識です。
それこそ、通信に対してどのように判断されるのかは皆様のご自由ですから、例えどのような判断を下されたとしても私が異を唱えるような性質のものではございません。
私の役目は一つの知識として霊のご意思を紹介するというものでありますから、疑わしいと思うのであれば無理に気にかける必要のないものだと思います。
皆様が日々生活される中で何かの参考になることもあればとの思いから、様々な霊の思いを言葉に置き換えてお伝えさせていただいております。
この世界で客観性や信憑性を示すものは何も無く、その存在自体が曖昧で不明瞭な者達からの言葉である上に、私自身とても未熟で不完全な存在であるために、必然的に通信内容も曖昧かつ不明瞭なものとなってしまいますので、そこのところを良くご理解いただいた上で霊界通信をお読みいただけるととても助かります。
それから、これは私個人の考えなのですが、霊界通信というのは数値や物証のような間違える事の無い確かな答えを求めるのという目的での利用には不向きであると思います。
どちらかと言うと、気持ちを整理したり、複数の選択肢の中で迷って決断できない時に方向性を決める参考にするといったような利用の仕方が向いていると思います。
中には明確な答を示す事を得意としておられる霊能力者の方もおられるかもしれませんので一概には言えないのですが、霊界通信には主に心の安定や気力の充実などに役立つ知識や知恵が多く含まれていると思います。
誰の目にも明らかなものが提示できるのであればそれに越した事は無いのかもしれませんが、どのようなものにも得手不得手があると思いますので、少なくとも私が発揮している霊媒能力ではある特定の対象について明確な答えを求めるのは難しいことのように思います。
以上のような事情がございまして、出来る限りお応えしたいと思いつつも、必ずしも皆様のご希望に添う事ができませんので、大変申し訳ございませんが場合によってはご質問にお答えする事ができずにお断りする事もあると思いますし、これまでも実際にお断りした事があります。
勝手を言うようで大変申し訳ないのですが、これらの事情を踏まえた上でご質問いただけると助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。

過去にご質問をいただいた方でまだお返事がないという場合もあるかと思われますが、通信霊の都合ではなく私たちの手落ちでお返事をしていない場合もありますので、もし忘れられていると思われましたら、再度ご質問をいただくか、もしくはお返事をいただきたい旨をお伝えいただけると助かります。
通信霊の都合でお時間をいただく場合はその様にお返事いたしますし、お答えできる事柄に関してはできるだけ早くお返事をしたいと思います。
お返事できないものである場合は、きちんとその様にお伝えさせていただきます。
こちらでも注意して抜けが無いように確認するようにしているのですが、見逃してしまう場合もございます。
皆様にお手間を取らせてしまう事になり大変申し訳ないのですが、もしもまだお返事をいただきたいとの思いがおありでしたら、お知らせいただけると助かります。

(2010年11月22日)





霊媒Mがこちらで述べている点については、以前投稿した記事【霊媒から皆様へ】【霊媒より皆様へ(その2)】にて既に述べておりますが、説明が足りていないと感じる部分があるようです。
また、最近になって当Blogの読者となられた方も居られるようですので、改めてご説明したいとの意図があるのでしょう。
既に『霊界通信との付き合い方』を十分にご理解されている方にとっては、改めて度々述べるまでもない事柄であるとは思いますが、霊界通信を私たちの日常生活で活かすためには欠かせませんので、おつきあい頂ければと思います。

さて、霊媒が述べておりますが、これまでに皆様からお寄せ頂いた質問やご要望について、回答できるものについては全て回答し、また対応できないものについては理由を添えてお断りして参りました。
しかし、中にはお寄せ頂いた質問を見落としてしまっている場合もあると思いますので、ご覧の皆様の中で「以前投稿した記事のコメント欄から質問したが回答がない」方が居られましたら、下のコメント欄からお知らせ下さい。

【Silverocord】管理人 





11月23日現在回答待ちの質問

下記のご質問につきましては、回答に時間が掛かっておりますので、しばらくお待ち下さい。

2010年11月16日火曜日

今求められる行動は何か?

今回は、記事【分相応を把握する事】のコメント欄からお寄せ頂いたNK様の質問について、『日本を管理する霊団』の皆様の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ NK様の質問

今晩は、3月に結界がとかれてから8ヶ月になりました。
「日本を管理する霊団」の方々にお聞きいたします。
前回は物事が少しは早めに進んでいるとお聞き致しましたが、現在の状況はどうでしょうか?
色々な状況を見ると、目覚めている人は増えているようですが、民主党の中国、韓国上げの態度は変わらず、また朝鮮学校無償化という形で、北朝鮮へ資金が流れようとしています。
日本の内部に入り込んでいる人達への追求もどうなっていくのか心配です。
正しい方向に流れているでしょうか。
「日本の国境を守る霊団」方々にお聞きいたします。
本州側とは別に北海道側は、北方領土が返っていないため薄い壁で覆っているとありましたが、竹島は、韓国が実行支配しています。
こちらの支配は、どうなっているのでしょうか?日本領土として守られているのでしょうか?教えてください。
いつもお聞きするばかりで申し訳ありませんが、宜しくお願いします。





■ 『日本を管理する霊団』の回答

「お返事が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。
それでは、早速ご質問にお答えさせていただきます。

結界を解いた影響は十二分に発揮されているように私どもには見えます。
だからこそ、露骨なほどに現象として現れているのでしょう。
目に見えて明らかなほどに表面化しているのであれば、そこに対処する方法を考える事ができるので、問題を解決する事は可能でしょう。
寧ろ一番怖いのは、誰の目にも触れることなく水面下で着々と事が運ばれてしまう状況です。
分からなければ対処のしようがありませんからね。
今現在のように露骨なほどに相手の意図が分かってしまう状況というのは、逆に先手を打つ事もできますし、必ずしも悲観的になるような状況とも言えないと思います。
焦れば焦るほど隙ができやすいので、これほどまでに相手の焦りが見える今の状況を恐れる必要はありません。

霊的に見ても竹島は日本の領土ですから私どもが管理しておりますが、皆様もご承知の通り、あまり思わしくない状況であるといえます。
今の状況は霊的に見ても好ましくありません。
日本にも韓国にも悪影響を及ぼす結果となっておりますので、できるだけ早く解決する必要があるでしょう。
国が違えば必要とする霊的エネルギーの質にも違いがあるのですが、その違いを知らずに他国の土地を我が物にした場合は、臓器移植手術を受けた方が免疫抑制剤を手放せないのと同じ状況が起こります。
異質なものをその内に取り込めば、当然のように反発する力が働きます。
韓国は竹島を抱え込むことで、霊的エネルギーのバランスが崩れている状態にあります。
竹島問題では臓器移植の場合のような免疫抑制剤の役目を果たすものは存在していないため、韓国内の霊的エネルギーは常に不安定な状態になり、健全に運営することができません。
結果として何れは韓国の国土自体が危うい状況に追い込まれるかもしれません。
これはロシアにも言える事ですし、中国にも言える事です。
他国の土地を脅かし我が物にする行為は、己の身を滅ぼす結果となるのです。

さて、それでは今日本の皆様に出来る事は何なのでしょうか。
過ったメッセージを諸外国へ発してしまった結果が現状なのであれば、その誤りを正せば良いのです。
過去を変えることは出来ませんが、未来はまだこれから始まるのですから、皆様の選択次第で結果が全く変わってきます。
過去を悔やむより、未来への可能性を考え、今できる事を一つずつ積み重ねる方が余程為になると思われます。
誤りを正すために今求められる行動は何であるのかを考え、それぞれの立場でできる事を実践してみましょう。」

(2010年11月16日)





回答に時間が掛かってしまいましたが、ちょうど横浜でAPECが開催されておりましたので、霊界の住人も多忙を極めていたようです。
さて、私からもNK様の質問についての感想を述べたいと思います。
まず、霊界の住人が活発に活動を続けていても、私たちがきちんと連携して活動しなければ効果は限定的となります。
また、政権担当能力が無い民主党に政権を委ねる選択をしたのは日本国民です。
朝鮮学校無償化が北朝鮮への資金流出に繋がるのかどうかはともかく、北朝鮮はこれまでにも日本国内の協力者を通じて、弾道ミサイルの開発資金や部品、工作機械などを手に入れてきました。
その状況から数十年間目を背けてきたのは日本国民なのですが、これまでにも幾らでも対処のしようがあった問題を放置した結果について、今一度振り返ってみる必要があるでしょう。
小さな芽のうちに摘んでおけば些細な問題で片付いていたはずなのですが、見て見ぬふりをして放置し続けてきたために、今や避けて通る事は叶わない大問題へと発展してしまったのです。
周辺国との領土を巡る問題に付いても同様です。
まず、日本国民の一人ひとりが、自らの判断の過ちを自覚しなくてはなりません。
どこに問題があり、どの様に対処すれば解決できるのかを理解しなくてはなりません。
そして、それぞれの立場から問題の解決に向けた行動を始めなくてはなりません。

【Silvercord】管理人 

2010年11月14日日曜日

散歩道の風景

今回は記事【お散歩】の日に撮影した写真から、幾つかご紹介したいと思います。






いずれも都内にて撮影したのですが、果たしてどこでしょうか。

さて、ご覧の皆様から承った質問が幾つかございますが、霊界の住人からの回答に時間が掛かっているようです。
申し訳ございませんが、もうしばらくお待ち下さい。

【Silvercord】管理人 

2010年11月9日火曜日

分相応を把握すること

今回は、記事【現状をきちんと把握する事】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問について、『ロシアを管理する霊団』の回答を預かりましたので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

ロシアに関して質問したものです。
テーマを絞ってですね、解りました。
中国の霊団は、中国へのエネルギーの供給を一時的に止めたらしいですが、ロシアへのエネルギーの供給に何か変化はあるのでしょうか。

ロシアでの災害というのは、今年、猛暑続きで山火事が1000箇所以上の規模で大発生し、一部では土中の泥炭にまで燃え移るような事になり、正に火種を抱えている状態だと言います。
そしてそのすぐ後に初雪が降る寒波。お陰で火災などは鎮火しましたが、作物の不作で食糧事情が悪化しているということです。
このような異常気象は、ロシアへのエネルギー供給になにか変化があったのでは。と思い質問させて頂きました。





■ 『ロシアを管理する霊団』の回答

「ロシアは北方領土を抱え込んでいる時点で、もともと国内のエネルギーがとても不安定な状態にありました。
↓この話題は、以前にも他の方々がお話された事があります。
【銀の紐:国境を管理する霊団】

それに加えて、バチカンの拠点の完全開放間近という今の時期はエネルギーバランスが崩れやすく、とても不安定になりやすいのです。
一方、その土地に暮らす人間の意識はまだそれらのエネルギーに振り回されている状態なので、上手に運用される間もなくエネルギーの偏りが生じ、災害などが頻発してしまうのです。
霊界ではロシアはヨーロッパ圏であるという認識ですから、バチカンからの影響はかなり大きくなります。
ロシアは、自国にとっての分相応をきちんと把握する必要があります。
慎みを知り、必要以上を求めないように意識して努める必要があります。
何でもそうだと思われますが、必要以上のものを常に抱え込んでいると、いざという時に身動きが取れないような状況に陥りやすくなります。
必要なものを必要な分だけ調える事を心掛けた方が良いと思います。
分相応を心掛けていれば、もし仮に問題が生じても己の力量で解決できるのです。
どれだけ掻き集めても『足りない!もっと欲しい!』と、留まる事を知らずに求める心は餓鬼の心です。
餓鬼の心は身勝手な欲望の表れですし、何時までも満ち足りる事がありません。
今のロシアにとって本当に必要なものと必要ではないものをきちんと振り分け、整理して考える事ができるようになれば何かが変わるかもしれませんね。」





『ロシアを管理する霊団』の回答にもありますが、このテーマについては以前投稿した記事でも述べております。
また、霊的なエネルギーが自然災害に及ぼす影響については、以前投稿した記事【『将門の首塚』の役割(その1)】【『将門の首塚』の役割(その2)】【『将門の首塚』の役割(その3)】でも詳しく解説しておりますので、合わせてご覧下さい。

【Silvercord】管理人 

2010年11月7日日曜日

お散歩

今日は都内の散歩に出かけました。




【Silvercord】管理人 

2010年11月1日月曜日

現状をきちんと把握する事

今回は、記事【もっと柔軟な心で世の中を観察しよう】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問について、『平田篤胤』と名乗る霊の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

僕が最近考え込んでしまう事は
日本は敗戦という歴史の断絶の後に訪れた
『近代化』に世界一スムーズに適応したと思います
しかし、そこで上手く行き過ぎ、その時代の
思い出に執着し過ぎている方々が既得権
を握り続けている事が弊害を生み、育てている
様に見えてしまい仕方がないんです。
まるで 『永久不変のシステム』を獲得して
『生存』をしていく上での最低限の『緊張感』
さえ持ち続けたら異端のレッテルを張られる様な
閉塞感に締め付けられて日常を過ごしています。
そして、今現在の現実は既得権を持っている
お歳より世代がこの 『永久不変のシステム』
の次の物が解らず、なんとか自分だけでも
逃げ切ろうとヒステリックになってしまってる
様な結末です。
違和感は感じている。
今まで上手く行って来た。
影響力は失いたくない。言う事を聞け。
が今の既得権を握った世代の方々の
本音ではないでしょうか?

こういう自分の自尊心や世間体に
下の世代がやる気を無くしてる事が本当に
怖いんです。

僕も父には話は通じない と諦めています
認めたら自分の人生がまるで意味の無い様な
錯覚に襲われるような空しさは想像は
出来ますが自分の安定の為に犠牲に成れ!
と言われている様で無力を感じます

父や母が乗っている泥舟で向こう岸まで
たどり着けるのはあなた方だけ
下の世代の人間には無理なのに。

社会の変化に着いていけなくなったから
『強情』になる。
これが無縁社会の正体なのでしょうか?

社会システムが文脈を作るが
過去の物になったシステムが
コミュニケーションの弊害になっている
可能性についてどうおもわれますか?

問題は次の変化を社会全体が
認識して行く様な『行動』
とははたしてなんぞや?という一点に
絞り込む時期に来たのではないでしょうか?

営利企業のマスゴミ様は相も変わらず
『そのままでいいんだよ』
『安心していいんだよ』
と受けてに媚びへつらう姿勢で変化を
拒んでいます。

『近代化』に最適だった社会システムは
僕たち人間が『進んだから』
変則的でアンバランスな社会システム
に成っていった。
それだけの話の様な気がして仕様がないんです。

まるで誰かにサイドブレーキをかけられながら
走らされてる気分です。

どうも僕たち日本人は
車で例えたらアクセルとブレーキには
問題はそれほど無くて
ハンドル操作とカーナビゲーションに
問題が有るんじゃないか?
と感じています。

話が滅茶苦茶になってきました。

ご興味お持ち頂けたらご回答お願いします





■ 『平田篤胤』と名乗る霊の回答

「頑固で狭量なのは、何もお年を召されている世代だけとは限りませんから、ここではお年を召された世代ではなく、柔軟な心で世の中を観察できない為に変化に適応できない方々と定義づけさせていただきましょう。
どのような場合でもそうなのですが、偏りは安定を欠く原因となり、さらに問題を悪化させる結果となりますので、大変な時こそ現実に起きている現象をより正確に把握できるように努める必要があります。
変化に適応できない方々の事を、お年を召された世代と一括りに語ってしまうのは、少々乱暴で大雑把過ぎると思われます。
変化に適応できていない方が目立っているだけで、きちんと適応している方もおられると思います。

さて、あなたは今の日本が抱える問題の原因らしきものに気付く事ができました。
それでは、その先には何ができますか?
犠牲を強いられているようで無力を感じるとあなたは仰いますが、その考え方には、どこか世間に対する甘えのようなものを感じます。
過去の蓄積により受けてきた恩恵がまさに弊害となっているように思えます。
無意識の内に『これくらいは受けて当たり前』という感覚に支配され、それが得られないことに駄々を捏ねているように聞こえます。
ご自身の行動や発言には責任を取る覚悟で物事に挑んでいれば、今頃は目標達成の為に必死に努力していると思いますし、無力感に苛まれている暇は無いでしょう。
無力感に苛まれるなどと言っていると、最初から責任を放棄しているように聞こえてしまいます。
既得権を握っている方が悪いというのは簡単ですが、その既得権を握っている方々の考えを覆すなり、退いていただくためには、要求する側にもそれ相応の責任と覚悟が必要であると思われます。
それを示す事もなく、相手が悪いから事が上手く運ばないでは、世の中は動いてゆきません。
本気でこれからの日本を担ってゆくつもりなのであれば、自分達の意見を社会に反映したいと思うのであれば、その権利に見合った覚悟が必要なのです。
今のポジションは護りたい、でも、意見は聞いて欲しいし、責任を全て負って既得権は手放せというのでは話が通りません。
権利だけではなく後の世に対する責任も全て継いでゆく覚悟が必要でしょう。

偏りが生じ歪んだ社会はどんなに足掻いても何れは変化を強いられる事になるのですから、最悪の状況下で変化の時を迎えないためには、今何が起きているのかをきちんと把握し、現段階でできる事に尽力する必要があります。
車に例えて『アクセルとブレーキには問題がなくて、ハンドル操作とカーナビゲーションに問題がある』というあなたのお考えは本当に分かり易く、私も正にその通りであると思います。
どんなに優れた道具でも、使い手が上手な利用法を理解していなければ思う成果を出す事ができません。
況してや、目隠しのままの走行などという恐ろしい事をしようと思う人などそうはいないと思われます。
だからこそ、現状をきちんと把握し、正しい利用法を身に着ける必要があるのだと思います。
どの道を選ぶのが適切であるのか、今はブレーキとアクセルのどちらを踏めば良いのか、Uターンするのかそのまま進めば良いのか、これらの判断をするためには現在地と目的地を正確に把握しておく必要がありますね。
安心して走行するためには、より優れたナビゲーションシステムが必要ですが、そのナビゲーションシステムが優れているかどうかを判断するのも皆様ご自身ですから、より多くの情報を集め、よくよく調べてからどれを利用するのかを決めないと、全く役立たない代物を手にする羽目になってしまいます。
現状をきちんと把握できていないという事は、目隠しで車を運転するようなものですから、とても危険な行為だと思われます。
それでは、ナビがどんなに優れていようと、運転技術がプロ級であろうと、危険な事には変わりないのです。
目隠しを外して初めてその技術力や機能が活きてくるのですから、現状を把握する努力は何時如何なる時でもとても重要なことなのです。

過去の蓄積が現在を作り上げてきました。
その過去を全く無視して未来を作ることは出来ません。
過去に10の蓄積があったとして、そのうちの1に不具合が生じているのであれば、10の蓄積を全部取り払う必要はありません。
不具合が生じている1を改善する為に10全てを再確認してみる事は重要だと思われますが、それが即10全てを取り払う理由にはなりませんね。
再確認してみた結果、場合によっては、その1の不具合を正すために他に2・3手を加える必要のあるものも出てくるかもしれませんが、それは、全てが使えない事とイコールではありません。
例え10全部を見直してみる必要がある場合でも、それまでの蓄積を全て無にしてしまう事は考えられません。
必ずそれら過去の蓄積には活かせる部分があるはずですし、それをベースにして新たな要素を付加することで、より安定して強固なものを作り上げることができるでしょう。
過去の物が弊害をもたらしているのではなくて、利用法を誤っているから弊害を生んでいるだけなのです。
程度やバランスを見ながら、適度な利用法を探る必要がありそうです。
行き過ぎのところはもう少し控えて、足りないところには新たな要素を付加して補ってあげる必要があるでしょう。
そうやって少しずつ調整を加える事で、結果としてより完成された状態へと成長してゆくのです。」

(2010年11月1日)





匿名様の質問を伺っていると、基本的に受け身の反応ばかりで、匿名様のご自身の意思が感じられない文面が気になりました。
周囲の働きかけに応じているばかりでは、自分の思い通りに物事を変化させる事はできません。
自分から主体的に働きかける事によって、初めて思い通りに変化させる可能性が増してゆくのです。
様々な考えを巡らせながら世の中の成り行きを観察されている様ですから、そこから一歩踏み出して「自分はこうしたい」、「その目的を達成するにはどの様にすればよいか」など、具体的な目標を立てて主体的に取り組まれてはいかがでしょうか。

【silvercord】管理人