2017年8月31日木曜日

塗り替えられた光景

前回の投稿からしばらく時間が経ちましたが、ご覧の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
世の中の動向が激しくなってきましたが、当面の動きについては六月までに『銀の紐』へ投稿した各記事で述べた通りで、今のところ追加するものはありません。

さて、今回は、霊媒がみたとある夢について紹介したいと思います。
この夢、実は前回投稿した記事と同時に届いていたのですが、この夢の内容をどの様に受け止めたら良いのか、管理人も判断に困りましたので、保留のまま様子を見ていました。
が、霊媒の都合により、今のところ他に投稿する記事がないことと、ご覧の皆様にも一緒に考えて頂く材料になると思いましたので、この度投稿することとしました。
文末に若干の解説を付しますが、まずは一通りご覧ください。





■ 霊媒Mが見た夢


ある男性が日本の街並みを見ています。
すると、突然目の前にあった街並みが変貌しました。
日本らしい情緒あふれる建物が全てコンクリートの塊と化し、地面もアスファルトで覆われただけの無味乾燥なものになってしまいました。
かつては森であった場所から木々が失われて、ただの空き地となって広がっています。
一瞬前までは活気があり、生命力に満ちあふれた街だったのですが、無機質で生命力が全く感じられない街へと入れ替わってしまいました。
心が全く感じられない街にした者がいるのですが、街の変化を見ていた男性は、その者の正体を知っているようでした。
それは、ある魔法使いの仕業だと感じていたようです。
男性は、魔法使いによってねじ曲げられてしまった日本を、元の姿に戻す必要があると考えていたようです。
この街に住む人たちは、変貌した日本の姿を当たり前の光景として受け入れており、誰一人として疑問を持つ者は無いように見えましたが、街のとある建物の前に高校生が集まっていて、街が変貌する前の資料を手に、かつての姿を取り戻すべく奮闘していました。
高校生達は、資料にある素材と同じものを見つけられたと、とても嬉しそうに男性に報告して、かつての建物の姿を再現する作業をいきいきとこなしていたのです。
男性は、その建物の修復は高校生達に任せて、他の場所へと移動しました。

ここで場面は切り替わり、男性はどうやら皇室に所縁のある建物へと移動したようでした。
その建物の様子を見て回りましたが、表面的にはかなり荒れている様に見受けられました。
ただ、本当に大切なものは死守しているように男性には感じられました。
男性はその時、ある女性に声をかけられました。
この女性は、皇室に関係する仕事をしているようでした。
女性は「お客様がお待ちしております」と男性に声をかけて、とある部屋へと招き入れました。
男性は言われるまま部屋に入ると、そこにはインド人の男性が待っていました。
そして二人の男性は何かの話し合いを始めたようでした。
男性とインド人男性には、どうやら面識があるようで、お互いに同じ目的のために活動していると理解しているようでした。
二人の会話は以下のようなものでした。

インド人男性「東京の空襲は起きなかったようだが、これはどういうことだと思うか。」
男性「火消しが成功したという事ではないのか。」
インド人男性「なるほど。
では、私の婚礼が執り行われなかったのはどういうことだろうか。
花嫁が姿を現さなかった。」
男性「東京の空襲が防がれたことにより、何らかの変化が生じたのではないのか。」
インド人男性「そうかもしれない。
だが、今の日本人はとても危険な状態にある。
周囲に対する怒りがとても強いが抑圧された状態にある。
いつ爆発するか分からない。
とても危険だ。」
男性「日本人自身が抑圧された感情に気づき、受け入れ、あるがままの日本を肯定出来ない限り危険かもしれない。
現状ではあるがままを肯定し始めた人たちを抑圧する社会になっている。
だが、あるがままを肯定し始めた彼らは自分たちの欲求を自覚し、それを実現するために積極的に活動しているため、危険は少ないと考えられる。
一番危険なのは、自分の感情を抑圧していることに気付いていない人たちの方だ。
彼らは突然限界を迎え、感情が爆発したように周囲からは見えることだろう。
周囲の意見に振り回されて嫌なものまで無理に受け入れる必要がないことに気付く必要がある。
自分では冷静で物わかりがよい人のように感じているのだろうが、無理をしているから周囲への不満は果てしなく大きい事に気付いていない。
心を殺して得たものに満足出来る者はいない。」

男性が窓の方に目をやると、女性が外を眺めながらお茶を飲み、二人の話を聞いているようでした。
彼女は、二人の話を彼女の上司にあたる者に報告するつもりのようです。

(2017年6月22日)





こちらの夢について、霊媒は以下のように述べています。

  • 霊媒は(夢の冒頭に登場した)男性の目線で事の成り行きを観察していた。
  • 男性は人間ではないようだった。
  • 男性が、日本を無味乾燥にした者のことを魔法使いと表現していたが、魔法使いとは比喩的な意味らしく、かなりオブラートに包んだ物言いのように感じられた。
  • 魔法使いという表現自体が日本的ではなく、西洋的な表現であると感じた。
  • インド人男性が話していた東京の空襲とは第二次世界大戦時のことではなくて、もしかしたら起きていたであろう現代の話(*1)のようであった。
  • 男性が言う火消しに成功したとは、ある時期に東京が戦場になる危険を回避出来たという意味(*1)のようだ。
  • 二人の会話から、ある特定の時期に起きるはずであった危機は防ぐことが出来たが、完全に危機が去ったわけではなく、今後どのような事態になるのかは日本人の選択に掛かっている(*1)ようだ。
  • インド人男性が言う婚礼とはそのままの意味ではなく、何かを比喩的に表したものらしい。
    どこかの国とインドが同盟を結ぶはずだったと言うような類いの話の可能性が高い。
  • インド人男性がどのような存在かは不明であるが、人間ではないと思われる。
  • ここに出てくる女性は明らかに人間ではない。

*1:
この辺の内容を理解するには、『銀の紐を越えてα』掲載記事【宇宙の構造と神々や人間が目指すもの[メッセージ修正版01]】の、特に宇宙が輪廻している件についての理解を深めなくてはなりません。
要は、私たちが存在する世界(この宇宙)は過去に何度も輪廻しており、過去の世界でも今の世界と似通った経緯を辿っていたようです。
そして、過去の世界よりも今の世界の方が、この世界において神が目指す目的に近づいているのですが、その目的を達成する前に世界の寿命(宇宙の終焉)を迎えてしまったら、神は再びこの世界と似通った別の世界(再生後の宇宙)で、神の目的に向かって試行錯誤を続けるのだそうです。
上記の夢で、「もしかしたら起きていたであろう現代の話」や、「ある特定の時期に起きる筈であった危機」とは、以前のサイクルの宇宙で起こった出来事についての記憶に基づいていて、今回のサイクルの宇宙では、その危機へ至る経緯を回避できたことを指して、「火消しに成功した」と述べているようです。


ご覧のように、この記事には現代を生きる人間にとって未知の情報が多々含まれており、その信憑性を確認する術もありません。
まあ、現代人の常識に当て嵌めれば、SF小説か妄想の類いですよね。
一方、現在進行中の出来事との関連性も伺えますが、詳しいところはよく分かりません。
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Silvercord管理人 





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