天狗と言っても昔話に出てくるように鼻が長い訳ではないようです。
霊媒Mによれば、「行者のような服装をした、無国籍風の顔立ちをした人」なのだそうです。
文章中の( )内は、文章の意味を補う為に注釈として追加致しました。
文章中の(*注1)などは、文末に注釈文を添えてあります。
では、2008年12月13日収録の『天狗霊との対話』をご覧下さい。
管理人:
天狗さん、お話しできますか。
天狗霊:
気が向いたら。
管理人:
今は気が向かないのですか。
天狗霊:
そうではなくて、聞かれた内容によって話すと言うこと。
管理人:
天狗さんは、なぜ今この霊媒(=霊媒M)の助力をしているのですか。
天狗霊:
天皇の活動(*注1)と深く関わりがあるから。
管理人:
天狗さんは、天皇の活動を補助する為の活動の一環として、この霊媒を補助していると考えてよろしいですか。
天狗霊:
天皇だけではなくて、今はローマ教皇も一緒。
管理人:
ということは、地上界側で言う天皇だからとかではなくて、霊界から見た覡(かんなぎ)の活動を援助・補助するというか、支える為?
天狗霊:
で、(霊媒Mが)そういう活動に深く関わるようなメッセージを受けているから、今後の覡の活動に影響が出てくる活動になる。
管理人:
助力をしていると言うことですけど、具体的には、どういう方面の…というか、どのような形の助力をしているのですか。
天狗霊:
どういう方面とは?
管理人:
この霊媒と霊界の間で霊界通信が行われている中で、通信の送り手と、受け手の霊媒と、その間を中継する役割と、それぞれの役割があると思いますが、そういった一連の仕組みの中でどのような形の助力を行っているのでしょうか?
天狗霊:
通信自体には関わっていない。
管理人:
通信自体に関わっていないと言うことは、例えば、霊媒に対して良からぬ目的で近づこうとする霊に対して防御するような役割とかでしょうか。
天狗霊:
霊に限らないのだけど、(霊媒Mは)ある程度大きな役割を負っている形になるので、何かと危険が舞い込みやすい。
だから、身を守るとか、楯になる役割。
管理人:
要は首相につくSPのようなものですね。
天狗霊:
要するに、どんな形であれ、普通に生活しているのとは違うエネルギーを発することになるので、注目を集めやすいというか、気を引きやすい。
良いことであれ、悪いことであれ。
管理人:
そうですか。
今のところ(霊媒Mは)社会の片隅に埋もれているように見えますけど。
天狗霊:
でも、もう始まっている。
管理人:
というと、これからどんどん社会に出て行くのですか。
天狗霊:
社会に出て行くと言うよりは、ある程度注目を浴び始めた時が大変、人間相手の時には。
霊相手の場合は今でもある。
管理人:
その霊相手の時は、今のところがっちり防御していると言うことですか。
天狗霊:
霊相手の時には、自分だけではなくて守護霊とかもいる。
管理人:
あと、通信の送り手の霊団もいるから、そういった諸々の連携でやっているんだ。
天狗霊:
自分は守護専門でやっている。
管理人:
それはさる筋から依頼を受けて行っているのですか?
この霊媒を守護するようになるきっかけは。
天狗霊:
人間の社会と同じで、組織化されて、役割分担して秩序を保つ仕組みができている。
その中で、必要に応じて動けるような、組織の連携がとれるように整えられている。
管理人:
それで天狗さんは、その組織の依頼を受けて、霊媒を守護することになったのですか?
天狗霊:
依頼というか、そういう必要があるだろうと、事前に、役割を持った人が生まれてくる前にあらゆる可能性を打ち合わせて、その時々にあわせた活動を予めスケジュールとして組んである。
管理人:
その間で想定される事態に対して予め対応策が練られてあるから、その準備された計画に乗っ取って作業をしているということ?
天狗霊:
だから、当然(天狗霊から見て)最初は守護する相手と考えていても、最終的にその人が使い物にならない可能性もあって、その場合はその次に守る対象となる人がいるので、そちらの守護に入る。
だから色々な可能性を考えて、それぞれの状況に合わせた活動計画が組まれている。
管理人:
ここで話は変わりますけど、天狗さんと霊はどう違うのですか?
天狗霊:
自分たちも霊だけど、一つの組織として、人間社会でいう警察官とか、会社員とか、学生と言った枠組みがあるのと同じような違い。
管理人:
じゃあ、天狗霊団だ。
天狗霊:
だから、一つの作業を目的として組織されている。
管理人:
じゃあ、特定の人間とは限らないけど、特定の対象を警護するスペシャリストが天狗霊団だ。
天狗霊:
警護だけとは限らないけど、警護と、守護する相手が精神的に潰されてしまわない為の補助。
管理人:
守護霊と天狗さんの役割分担はどのようになっているのですか。
天狗霊:
守護霊は本人(=守護する人間)が成長するとか、生まれてきた目的を達成する為の援助をしている。
天狗は本人に託された目的を達成する為の援助をしている。(*注2)
管理人:
つまり、この霊媒は本人が人間として生きる以外の目的を携えて生まれているので、その目的が達成されるようにと言うことですか。
天狗霊:
そもそもの目的が違うから、連携はするけど活動自体は別。
視点が違う。
管理人:
ここで話が変わりますけど、天狗さんには、今霊媒と男の天狗さんしかいないという話をしていましたが、女の天狗さんはいないのですか?
天狗霊:
役割に応じて女性的・男性的というのが決まる。
だから、所属している集団によっては女性的な霊ばかりがいたり、男性的な霊ばかりだったり、適度に入り交じっていたりする。
管理人:
それは天狗霊団の中でも、色々あると。
天狗霊:
天狗という表現がその話題をぼかしているところがある。
管理人:
天狗という呼び方は相応しくない?
人間の間で一般的な天狗のイメージは、実情とは食い違っている?
天狗霊:
天狗というのは一つの表現の仕方なのだけど、女の天狗というのは変な表現。
ただ属している組織がちがう。
管理人:
要は、天狗と言っても霊なのだから、男も女もないでしょうと。
天狗霊:
男性的・女性的、その資質によって担っている仕事が違う。
管理人:
とある霊界通信(*注3)によると、海外には女の天狗がいて、俗に天使と呼ばれているのがそれだと言う話があって、ここの話で言うと女性的な資質の天狗霊と言うことになると思いますけど、日本国内と海外で明確な違いはあるのでしょうか。
天狗霊:
海外だからと言うよりは、天使と言われている存在の役割が「守り育てる」という女性的な役割を持っていたから、女性的な資質の霊で組織されていたと言うことだろう。
だから、海外だからと言うよりは、その霊団には女性的な霊が集まっていたと言うこと。
海外にも、他の役割を持った霊団であれば、男性的な霊ばかりの組織もあれば、混じっている組織もある。
管理人:
つまり、海外だからといって女性的な霊ばかりではないということですか。
天狗霊:
ただ、その時は女性的な霊の集団が活発に活動していたので、それが目立ったのだろう。
管理人:
ところで、霊媒がこの前天狗さんの村へ行った夢を見たそうなのですが、天狗さんの村へ行ったのですか?
天狗霊:
打ち合わせをする必要があったから呼んだのだけど、本人(=霊媒M)は夢とごっちゃになっているというか、正確な情報が引き出せない。
管理人:
表層の意識には出てこないと。
天狗霊:
守護する上でも本人に守ってもらわなくてはならないことがあるので、その為の打ち合わせ。
管理人:
確かに身辺警護にはそういう必要もありますね。
天狗さんありがとうございました。
*注1:
私たち人間の世界における天皇の役割は、日本国憲法にもあるように「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」であって、様々な国事行為を行う所にあるのですが、天皇本来の存在意義という点から見ると、むしろ霊的な側面における役割が主であると言って良いでしょう。
詳しくは
*注2:
ややこしいので、もう少しかみ砕いて説明すると、守護霊は守護する霊が人間として生まれた目的を達成し、霊的な成長が促進されるように支援します。
地上界に誕生するほぼ全ての人間がこちらに当て嵌まるでしょう。
一方、天狗霊は「今後、霊媒Mの受ける霊界通信が天皇の活動に関係してくる」ので、「天皇の活動を支援する活動の一環として、霊媒Mの守護と支援を行って」おります。
こちらは特殊な目的を担った対象について、『その目的が果たされるように』支援するのですから、同じ支援と言っても全く性格の異なるものとなります。
念のためにここで断っておきたいのですが、たとえ霊媒Mが特殊な役割を担っていたとしても、人間として生まれた以上は私を含めた皆様とそれほど変わりがない——未熟で至らない部分も併せ持っているという点を、是非ご理解頂きたいのです。
その点については、
*注3:
浅野和三郎著の『小桜姫物語』にある、天狗にまつわるエピソードのこと。
その前段として、霊媒Mが天狗霊の村を訪れた夢を見た話があったのですが、その際天狗霊の村には男性的な天狗しかいなかったという話を受けて、男の天狗と女の天狗の話になりました。
天狗霊 & 【Silvercord】管理人
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