今回は、記事【日本は米国の属国か?】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめさまの質問について、『關聖帝君』の回答が届いておりますので、ご紹介したいと思います。
■ あやめ様の質問
(前略)
質問がひとつございます。
横浜・中華街に『関帝廟』がありますが、
横浜に鎮座されてから、今年で150周年だそうです。
そこに祀られておられる『關聖帝君』は、
現在の問題山積の日中関係をどう見ていらっしゃるのか、
また、中国政府に対してのお考えや、
日本人へのアドバイスなどがおありでしたら、
ぜひ伺ってみたいです。
よろしくお願いいたします。
■ 『關聖帝君』の回答
未来に何を求め、何の実現を目指しているのかは、今の日本と中国では全く異なっていると思われます。
その全く異なる目的を共に実現する事は難しく、共に何かを成す事は、今はまだ夢物語でしかありません。
日本が中国に譲歩する事はできても、中国が日本に歩み寄ることができない以上、まだ協力関係を築く事は難しいでしょう。
日本が持つ価値観は日本だけのものですから、中国には理解できません。
これ幸いと付け入るだけです。
日本の善良さは、中国にとって毒以外の何ものでもないのです。
今の中国は日本中毒になっているといっても過言では無いでしょう。
それ程、今の日本は中国の成長にとってとても有害な存在なのです。
現状を見れば、日本にとっても中国は有害な存在でしょう。
日本は謙虚に学ぶ事を知っているので、中国との間で起きた問題を切っ掛けに成長することができますが、自らの過ちを決して認めようとはしない今の中国には成長の見込みはありません。
今の中国は政府自らが成長の切っ掛けを握りつぶし、多くの可能性を手放している状態なのです。
日本と中国の価値観の隔たりは、あなた方が考えておられる以上に大きいものであり、現状での歩み寄りは難しいと思われます。
歩み寄りが難しい以上、適切な距離を推し量り、そこから外れる事がないような付き合い方をするしかないでしょう。
日本が望んでも中国は望みませんから、そのつもりで付き合う必要があるのです。
中国は日本のように安定した社会ではありませんから、日本の常識は通用しないのです。
日本では当たり前のルールも、中国では全く意味を持ちません。
中国の常識は日本の非常識であるという認識をきちんと持って付き合い方を考えないと、日本は今後も中国の食い物にされるだけになってしまいます。
今現在山積している問題を解決したければ、日本と中国の違いをきちんと理解するところからはじめましょう。
(2011年7月19日)
当blogでは、中国に縁のある方として『鄧小平』と名乗る霊が度々登場しておりますが、両者の回答を見比べてみるのもなかなか興味深いのではないかと思います。
Silvercord管理人
7月19日現在回答待ちの質問
記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。
- 記事【狡さと賢さは別物】のコメント欄からお寄せ頂いたはつゆき様の質問「欧州と中国で、行動の中心にある概念が異なる理由」について
- 記事【日本は法治国家である】のコメント欄からお寄せ頂いたたらこ様の質問「三島由紀夫氏が死後霊界でどの様に過ごしたのか」について
- 記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめ様の質問「霊的な視点から見た『東北地方太平洋沖地震』発生の理由」について
- 記事【パニックによる人災を防ごう】のコメント欄からお寄せ頂いた匿名様の質問「『東北地方太平洋沖地震』による、記事【『国境を管理する霊団』からの警告】への影響」について
- 記事【日本は米国の属国か?】のコメント欄からお寄せ頂いた匿名様の質問「日本はもっと積極的に海外に発言して良いのではないか」
- 記事【霊界も地上界も基礎となる法則は同じ】のコメント欄からお寄せ頂いた敷島様の質問「日本は明治の価値観に戻るべきではないのか」
4 件のコメント:
管理人さま、霊媒Mさま、そして關聖帝君霊、
ご回答頂きましてありがとうございました。
なかなか手厳しいご意見だな、と感じました。
以前、洪思翊さんの霊も『朝鮮半島を甘やかさないで』と回答されてましたが、
日本政府がこれまで『良かれ』と思ってしてきたことが、
全て裏目に出ているかのようですね。
北朝鮮による日本人拉致や移民問題に関して、
『日本は世界の雛形』といった記事があったかと思いますが、
今後、日本が中国に対してどういった対応をしていくのか、
ということも、世界の雛形になれるかどうか、というところなのでしょうか。
コツコツと少しずつ、できることから、と思っていても、
私たちが思っているよりも相当手強く、
なかなか日本が幸せになれないような気がして、
少し滅入ってしまいました・・・。
そんなことも言っていられないのですけれど。
あやめ様
以前より、別の記事でも同様の趣旨については度々述べて参りました。
この点にすっきりと得心の行く方が増えて行かなければ、行くも下がるもままならない不安定な状態がしばらく継続する覚悟を決めなくてはなりません。
こればかりは国民の総意としてどの様に考え、どの様に決断し、そしてどの様に行動するかという問題ですので、一朝一夕に片がつくとは考えておりません。
もう少し、一人一人が、自分にとって、幸せな生き方とは、どんな世の中で、どう生きたいかをきちんと把握した方がいいように思います。大変むずかしいことではありますが。
己を知るというのは、自分の中心が定まるということでしょう?そうでないと、外からの強風にあおられ、雨に流され…と基盤が揺らいでしまいます。
一人一人の基盤が整う方向に向かうと、場も基盤をゆるぎないものにできますし、ひいては国の指針も…となります。
国はどこか遠いところにあるもの、自分の手には届かない権力者の玩具などではなく、一人一人がその構成要素であり、無限の可能性を内在しているものだと自覚することが大切なのでしょう。
そうして、自国を真に大切にできる人々が日本に限らず、世界中にいるようになれば、絵空事ではなく、地球というまとまりが、真価を発揮できるようになるんですね、きっと。
…あ~先は遠そう…。角曲がったら、すぐ…とかないのかしら。
baseheat様
幸せについては、『銀の紐を越えて』掲載記事【幸福を感じながら暮らす為に】にて述べておりますが、一見難しそうに見えていて、実はちょっとしたコツを見極められるかどうかであると思います。
ただ、一度気付いてしまえば些細な要素であっても、気付かないうちはとても困難な作業に思えてしまうものです。
そして正に、人それぞれに知識や理解の程度が千差万別でありますので、国内には幸せに暮らしている方やそうでない方が混在しておりますが、国民全体として幸せな生活を共有できるようになるまでには、これからも多くの時間を掛けて経験を積み重ねる必要がありそうです。
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