2010年12月16日木曜日

首相の責任と義務

今回は、記事【有権者にも改めなければならない点がある】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問について、英霊の皆様の回答を預かっておりますので、ご紹介したいと思います。





■ 匿名様の質問

こんばんは。いつも励みにも戒めにもなる貴重なお話をありがとうございます。

先ほど首相が硫黄島の遺骨収集に同行し、慰霊祭に参加したと言う記事で、軍手をつけたまま英霊となった方々のご遺骨に手を合わせる写真が掲載されました。

日本人として非常に恥ずかしく、また情けなく、硫黄島に未だ眠る方々にも申し訳なくて顔向けができないような気持ちになりました。

そこでお伺いしたいのですが、私自身もつい最近まで硫黄島の遺骨収集事業を知らず、未だこのことを知らない日本人も多くいる中で、このような人間を日本国の総理にまでしてしまった事を、硫黄島の英霊の皆さまはどのように感じていらっしゃるでしょうか。
もしかして許してはいただけないほどお怒りになってはいないかと心配で仕方がありません。

もしお答えいただけるようでしたらお願いいたします。
また、お答えいただけない場合でも、このことで心を痛めている日本人が決して少なくない事だけでもお伝えいただければ幸いです。





■ 英霊の皆様の回答

今現在の日本の首相が例えどのような人物であろうとも、首相である以上、国と国民を護る為に全力を注ぐ責任と義務が生じます。
誤りがあるのであれば首相自身がその事に気付き、誤りを正す為に決断しなければならないのだと思います。
例え、有権者である多くの国民の皆様が選択を誤ってしまった結果、適性のない人物が首相になってしまったとしても同じ事です。
首相である以上、言い訳は通用しません。
有能であろうと無能であろうと、国民に対する責任と義務の重みは何も変わらないのです。
首相は国民全員の命を背負っている事になるのですから、その立場を選んだ以上、責任逃れは許されないのです。
責任を取れないのであれば、潔く退かれるのがよろしいかと思われます。
その決断こそが、国民の命を護る事に繋がりますから。
引き際を弁えるのも、時には重要な事であると思います。
退陣を引き伸ばせば引き伸ばすほど、国民に対する責任も義務も果たされる事無く事態が悪化してしまうのであれば、己の無力を認めて退く事は恥じでもなんでもありません。
誰にでも限界というものがあるのですから、力不足であると感じたならば、それを自ら認める事が出来るのは一つの成長であるのだと思います。
逆に、事態を収拾する能力も無いのに権力の座にしがみ付くほうが、余程惨めで哀れな事だと思います。

皆様も私たちも、その心にある思いは共通のものであると思います。
例え、皆様の選択の誤りが現状を招いたのだとしても、気付いた時点から現状を打開しようと活動を始めておられるのですから、それは成長への大きな第一歩であると思うのです。
『日本を護りたい』『愛する人々を護りたい』という一心から様々な活動をしている方が大勢おられますが、私たちの時代とは国を護るための手段が違っているだけで、その思いは同じであると思います。
武器を取るのは最後の手段なのです。
どうにもならない状況に陥った時の最後の手段です。
もしものための備えのままで済むのであれば、それに越した事はありません。
皆様はまだ、最後の手段を選択しなければならない程には追い詰められてはおりません。
国民が武器を取らなくとも、事態を収拾できる余地は残されております。
だからこそ、皆様は日の丸を掲げて整然と活動しておられるのだと思います。
今の皆様を観察していると、私たちと思いは同じ、その志に違いは無い事がよく分かります。
私たちが先人から受け継いできた精神は、皆様の世代で失われたのではなく、今まで見過ごされてきただけなのだと思います。
その精神は確実に皆様へと受け継がれている事を私たちは感じています。
皆様が受け継いでいるその精神は、私たちが護りたかった大切なものが、過酷な状況に追い込まれながらも大切に護られていた証であります。
自信を持って、胸を張って、堂々と前を向いて、これからも前進し続けてください。
今の皆様には何一つやましいところなど無いのですから、私たちに恥じる事は何も無いのです。
皆様は、今ご自身で出来る事に精一杯励んでおられるのですから、それはとても素晴らしい事だと思います。
その様な思いに共感できるからこそ、皆様へ向けて、私たちに出来る限りのご支援をさせていただいております。
皆様も私たちも、その心は一つであるという事を忘れないで下さい。
まだ気付いておられない方々も、やがては気付く時が訪れます。
その時のためにも、これからも共に頑張りましょう。
諦めなければ、必ず努力が実を結ぶ時が訪れる事でしょう。

私たちが一番に望むのは、子や孫である国民の皆様が安心して暮らせる社会を築くことです。
そのためには、日本だけではなく、世界の秩序がある程度安定した状態で保たれている必要があります。
そのために今の日本が担える役割とは何であるのかを、きちんと整理して考えてみる必要があるのだと思います。
一部の国々の利益誘導型のご都合主義の制度では世界の秩序を保てないのは二十世紀に実証されましたから、新しい仕組みというものを考えてみる時期に来ているのだと思います。

(2010年12月16日)





今回の回答については、質問にある『硫黄島の英霊』の皆様だけでなく、『靖国の英霊』の皆様を始めとした英霊の皆様の総意と受け取りました。
その回答をご覧になれば一目瞭然だと思いますが、匿名様が心配しておられる怒りの感情は皆無と述べて良いでしょう。
それどころか、一度は国民自らの判断の誤りによって、国家の舵取りを行う能力に欠ける方に実権を与えてしまったけれども、その後誤りに気付いた方が事態の打開に努めている様子を“成長の一歩”と見ているようです。
英霊の皆様に限らず、霊界の住人の皆様は、誤りや失敗を無闇に咎め立ては致しません。
仮に一度誤ってしまったとしても、その経験を糧として誤りを修正し、再び同じ誤りを繰り返さなければよいのです。

【Silvercord】管理人 





12月16日現在回答待ちの質問

下記のご質問につきましては、回答に時間が掛かっておりますので、しばらくお待ち下さい。

11 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

質問をさせて頂いた者です。
ご回答ありがとうございました。

英霊の皆様方が、これほど大きな、父親のような気持ちで私たちを思って下さっていることが本当にありがたく、回答を拝読しながら涙が溢れてくるほどでした。

怒りの感情を持っておられない事にはとても安心しましたが、英霊の皆様方に比べて、小さな事にとらわれてしまう自分を少し恥ずかしく思う気持ちにもなりました。
ですが、現政権に対する怒りが自分を動かしている事もまた事実ですので、「自信を持って、胸を張って、堂々と前を向いて、」進んでいけば良いというお言葉にとても力づけられました。
私個人ができる事はとても小さいですが、頂いたお言葉を胸に少しずつでも前に進めたら、と思います。

英霊の皆様、M様、管理人様、本当にありがとうございました。

Silvercord管理人 さんのコメント...

質問者様

これまでにも、当Blogや本家サイトを通じて英霊の皆様の声を度々紹介して参りましたが、なかなか真意が伝わって行かないとのもどかしい思いを抱いて参りました。
ですから、この様な機会を下さった質問者様には感謝申し上げます。
そして、この記事をご覧になった皆様は、是非とも英霊の皆様の声に耳を傾けて頂きたいと思います。

たらこ さんのコメント...

今回の記事を読んで、私も胸が熱くなる思いでした。
私たちの想いを英霊の皆様もしっかりと受け止めてくださっているのですね。
こちらの世界と、あちらの世界、共に日本の為にがんばっている、それを知ることができてとても心強いです。

ところで、質問をお願いしたいのですが宜しいでしょうか。
核保有について、霊界の皆様のご意見をお聞きしたいです。

田母神様をはじめ、日本の核武装を主張する方も多いです。私も田母神様の意見におおむね賛成で、攻撃ではなく、抑止力としての核は持つ必要があるのではないかと考えています。
ただ、現状では今すぐそれを実行することはできないとは思います。少なくとも国民の3~4割が核武装に賛成しない限り。
しかし、核爆弾自体は、世の中からいずれ無くなっていってほしいという思いもあります。

霊界の皆様は、日本が核武装することについてはいかがお考えでしょうか?
いずれ核爆弾は世界から消えていく方向にあるのでしょうか?
さしつかえなければ、ご意見を伺えたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。

baseheat さんのコメント...

こんにちは。冒頭の質問者様の書き込みを読んだ時、実は違和感を感じておりました。私が靖国神社に参りました時にいつも感じるのは、暖かさと凛として前を向く気高さのようなものだからです。
もっとも、人として物質界に生きる場合、余程出ない限り、全体を把握して感情に流されることなく…と常に行動できるわけではなく、また喜怒哀楽をちゃんと感じて表現することも一つの必要な行動でもあることからすれば、現世に生きて怒りを感じるのは恥じることではなく、もし感じるべきところで感じないのであれば、その方がよっぽど問題であるとも思います。

国民が安心して暮らせる社会を築くためには、日本だけではなく、世界の秩序がある程度安定した状態で保たれている必要があり、それを具現するためには、今の日本が担える役割とは何であるのかを、きちんと整理して考えてみる必要があということ。また、「一部の国々の利益誘導型のご都合主義の制度では世界の秩序を保てないのは二十世紀に実証されましたから、新しい仕組みというものを考えてみる時期に来ている」というお話は、ここ十年余り考えてきたことでしたので、そろそろってこと?と少し先が楽しみになりました。

Silvercord管理人 さんのコメント...

たらこ様

質問を承りましたので、しばらくお待ち下さい。

Silvercord管理人 さんのコメント...

baseheat様

以前にもどこかで述べましたが、感情表現は人間にとって重要な能力の一つと考えておりますので、素直な感情表現は大変結構な事だと思います。
但し、自分の素直な感情表現の為に、相手が不愉快な思いを抱いてしまう場合もあります。
そこで、同じ感情を表現するにしても、感情表現の仕方を工夫する必要が出てくるのです。

なお、私の経験から感じるのですが、怒りの感情が生じるのは、自分自身の理解が足りていない場合が多い印象があります。
ですから、怒りの感情が生じた場合は、そこに自分自身の至らなさが隠れていると認識して、怒りを感じる理由を突き詰めて見てはいかがでしょうか。

匿名 さんのコメント...

管理人様

質問者です。
そのようにおっしゃって頂くと、少しくすぐったいような気がしますが、質問にお答えいただいた上に、多少でもお役に立てたのであれば、とても嬉しいです。
ご丁寧にありがとうございました。

baseheat様

恥ずかしい気持ちというのは、私が超人然として英霊の皆様方のように考えられなかった事に対してではないのです。

公共の場でいい大人が書くような文言ではないので質問にも書きませんでしたが、首相が硫黄島に行くというニュースを聞いた時、軍手で手を合わせる写真を見た時、怒り以上の強いネガティブな感情が渦巻いていました。
それは自分でも英霊の皆様方にあまりに失礼だろうと思うような感情というか願望といったようなもので、管理人様のお言葉の通り、そういった気持ちになってしまった自分自身の至らなさを英霊の皆様に言外に窘められたような気がして、恥ずかしい気持ちになった次第です。

今もともすると毎日そのような気持ちになりがちですが、このメッセージを反芻しながら学習していきたいなと思えるようになりました。

匿名 さんのコメント...

こんにちは。

ちょっと軽い気持ちで検索したら、こんなものを見つけました。

http://fear.taiken.ws/entry/19530.php

ちなみに、検索ワードは「朝鮮半島・恐怖体験・呪」

エッチなリンク先はスルーしてください。(笑)

真面目な話、何故、朝鮮半島や中国があのような反日なのか、小沢一郎を始めとする民主党が「天皇陛下」を利用するような暴挙に出たのか。

この文を読むと、すごく腑に落ちるのです。
(この体験談の真偽は別にして)

こちらのサイト「銀の紐」に先に出会ってなければ、単なる「怖い話」で気にも止めませんでした。

ですが、神々の結界の話・天皇陛下の「かんなぎ」としての役割・バチカンのエネルギーの解放・・・・・。

なぜ戦争に宗教・信仰が絡むのか、よくわかります。

日本と朝鮮・韓国は「正反対」なのです。

水と油、の表現よりは「光と闇」こちらの方がしっくりきます。

妊婦の方にはお勧めできない内容です。
見ない方がいいと思います。

とんでもないものを引っ張り出してしまい、申し訳ありません。

Silvercord管理人 さんのコメント...

たらこ様

記事【核兵器保有を論じる前に】を投稿しましたので、ご覧下さい。

Silvercord管理人 さんのコメント...

12月19日13:10投稿の匿名様

エンターテイメントの一環としてのオカルト話としてなら、それなりに楽しめる方がいるのかも知れませんが、霊的知識に照らして見ると、いわゆる妄想の類と述べるよりありません。
記事【青木ヶ原樹海は神域である】なども参考に、霊界の住人の声に耳を傾けて頂ければと思います。

baseheat さんのコメント...

質問者の匿名様
コメントありがとうございます。
私が違和感を感じたのは、匿名様の元の書き込みの「もしかして許してはいただけないほどお怒りになってはいないかと心配で仕方がありません」という一文でした。
Silvercord Manager様からいただいたコメントに、怒りというのは、自身の理解不足からというのがありましたが、それは経験上うなづけることです。(ちなみに、感情は表現方法次第でまるっきり違う反応をその対象から得ることになるというのも、演劇的観点からなのですが納得な話です)
「怒り」を通り越してもっとネガティブな考え・・・というのも、それを自分がどうするか…が実践で学ぶという、生きることの醍醐味でもあるんだな~と、自分の場合に照らし合わせて考えていました。