■ たらこ様の質問
三島さんは自殺にあたるのですよね。
霊界では、自殺というのは重い罪にあたり、自殺した時のままの苦しい感情を持った状態で、かなりの長期間(それがどれくらいなのかはよくわかりませんが・・)過ごさねばならない、と聞いたことがあるのですが、三島さんもそのような時期を過ごされたのでしょうか?
記事を読んだ印象からは、三島さんは案外早く霊界に復帰されたように感じるのですが、それは三島さんが人生の苦しみから逃げるためではなく、日本のためを思い決行されたことによるのかどうか、疑問に思ったためコメントいたしました。
たとえ自殺という形でも、本人の意識の持ち様で、霊界での状況もまた変わってくるのでしょうか。
■ 三島由起夫と名乗る霊の回答
返事が遅くなって、大変申し訳ない。
今回、ようやく回答できる時間をいただけた事に感謝したいと思う。
それでは早速話をしよう。
あなたがご指摘のように、本人の意識次第で環境は大きく様変わりする。
命に対する罪という意味では、自殺も他殺も同様に重いものだろう。
しかし、自殺者も殺人者も横並びに同じ状況で過ごすわけではない。
死後に暮らす環境は、個人個人が持つ意識に大きく左右されるのだ。
霊界で一番問題視されるのは、己の行動の意味するところを理解出来ない事だ。
生前の己の行動の意味を理解できなければ、何時までも同じ場所で留まり続け、苦しみ悩む時期が続く。
それこそ、何千年も何万年も同じ場所に留まり続ける者も居る。
それとは逆に、己の人生を通じてその意味を悟る事が出来れば、長い間苦しむ必要は無い。
苦しみも喜びも、個人が持つ意識が作り出すものだ。
世の中に絶望し、苦しみから逃れるために死を選んだ者たちは、死んでも苦しみから開放されるわけでは無い事を自覚した時、更に絶望することが多い。
だから苦しみが増し、生前以上に悩む日々を送る者も多いのだ。
苦しみから開放されない今を絶望するのではなく、「どうせ逃れられないなら立ち向かってやろうじゃないか」と、前向きな思考に転換できれば、その人は苦しみから解放される。
そのように考えられる時点で、自らの意思で一歩前へ踏み出したことになるからだ。
苦しみという殻を己の意志で打ち破った瞬間といえるだろう。
何時までも過去に囚われ、新たな未来を思い描けないようだと、今ある苦しみから解放されることは無いようだ。
私には明確な意思があり、目標があった。
死後にも遣るべき事は沢山あると感じた。
私は自らの意思で一歩前へと踏み出したのだ。
だからこそ、今の自分がいるのだと思っている。
(2011年10月26日)
今回の記事については、以前投稿した記事【輪廻転生について】や【輪廻転生について(その2)】も参考になると思います。
こちらの記事のコメント欄にて、自殺についての管理人の見解も述べておりますので、併せてご覧下さい。
Silvercord管理人
10月27日現在回答待ちの質問
ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問のうち、以下のものについては回答待ちとさせて頂いております。
中には長期間お待たせしている質問もございますが、只今順次回答しておりますので、今しばらくお待ち下さい。
- 記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめ様の質問「霊的な視点から見た『東北地方太平洋沖地震』発生の理由」について
- 記事【日本の偏りと中国の偏り】のコメント欄にお寄せ頂いたたらこ様の質問「戦後の日本人にとって皇室は敬う対象ではなくなってしまったのではないか?」
- 記事【日本の神々と英国の神】のコメント欄にお寄せ頂いたはつゆき様の質問「人が神の一員になるほど成熟したと判断される基準は何か?」
- 記事【原点に返ってみよう】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様の質問「野田首相と松下政経塾出身議員について」
1 件のコメント:
三島様、お忙しい中ご返答ありがとうございました。
自殺者は皆一並びに一定の期間苦しむのではなく、自分自身の意識次第で新しい一歩を踏み出すことができる、と確認できて納得いたしました。また輪廻転生での管理人様のコメントでも、同様の主旨が述べられており、大変勉強になりました。
何より、三島様が生前からの意志と目的によって、霊界でも様々な活動を行い、この日本を守ってくださっていることに勇気付けられています。田母神氏の活動もフォローされているとお聞きしていますし、心強いかぎりです。
日本を取り巻く様々な状況を考える時に、ともすれば心折れそうになることもありますが、今だからこそ、見えなかったものが見えてきたこと、そして「どうせ逃れられないなら立ち向かってやろうじゃないか」という三島様の言葉に改めて、気持ちを前に向けることができました。(これはあらゆる場面において役立てそうです)
本当に、ありがとうございました。
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