■ 責任転嫁よりも地道な活動の継続を
「さて、前回は無防備であることの危険性と情報を扱う上での注意点をお話させていただきましたが、今回は前回のお話から一歩進んで、ご自身で対策を講じておられる皆様へ向けてお話をさせていただきたいと思います。
前回マスコミ業界のお話の中では、皆様とマスコミ業界の双方に非があり、その結果が今の日本であると申し上げましたが、ご自身で対策を講じてこられるとの自負をお持ちの皆様には「心外である」との思いを抱くようなお話であったかもしれません。
確かに、問題点にいち早くお気づきの皆様には、あのようなお話はもう必要のない過去のものと思われる方もおられるかもしれませんね。
ですが、あのお話の中にはその様な方々にとりましても、とても大切な要素が含まれていたのです。
私が前回お話したかったのは、何も無防備で何の対策も講じておられない方々に対してだけでは無いのですから。
思慮深い方ならもうお気づきの事かと思われますが、何と申しましょうか、困難に陥りやすい心癖みたいなものを表現させていただいておりますので、ほんの少し視点を変えて考えてみれば、どのような場面でも当て嵌めて考えてみる事が出来ると思います。
思うように事が運ばないなどの問題が発生した際に、先ず自分自身ではなく相手に失敗の原因を求めてしまい易い、まあ、簡単に言えば責任転嫁してしまう心癖のある方は、例えどのような対策を講じ、そこにいくら心血を注いだとしても、その努力が実を結ぶ確率は低いと思われます。
物事が上手く運ばない原因の一端は確かに相手の方にもあるのですが、その本質の部分は対策を講じている皆様の側にあるのですから。
例え、皆様ご自身が善であるとの認識から出た行動だとしても、相手の方の立場や心情にお構い無しで一方的に投げかけるだけではその思いが伝わる事は無いでしょう。
皆様がしておられる事に興味を持っていただくためには、皆様方自らが経験の中からその有効性を実感し、実践した結果が幸せを育んでいる姿を見せる必要があります。
いつも難しい顔をして、必死で余裕の無い姿を見せていたのでは、誰も関心を持つことは無いでしょう。
苦しい義務感や焦りの中から生まれたものには何の魅力もありません。
一方、輝かしい希望を胸に、苦難の中にも遣り甲斐と充実感を持って活動している姿は人々の心を打ちます。
『何故あの人達は、大変な困難の中にあってもあんなにも輝いて見えるのだろう?』と、人々はとても不思議に思うことでしょう。
自分にとって楽しい事や好ましい事、充実出来る事柄などは誰に強制されなくても、皆自ら率先して行なうでしょう?
苦しい事や辛い事は、出来れば避けたいと思うものですよね?
そうであるならば、先ず、皆様方が希望を胸に自信を持って困難に立ち向かう姿勢を貫く必要があるように思います。
もし、今の状況が辛くて苦しくて、自らを追い詰めてしまうものであるのだとすれば、それは、皆様方ご自身の対策の講じ方が誤りであると言えます。
その様なものに誰が賛同するのでしょうか?
良かれと思ってした事が、逆に人々の不安を煽りたて、絶望を生むだけなのではありませんか?
やるからには希望を見せる必要があります。
皆様の行動の先に、明るい未来が想像出来る必要があります。
そうすれば必ず人は集まってきます。
日本が壊れてしまわないように防御しているという意識ではなくて、日本の明るい未来を創造する為に全力を注いでいると、皆様ご自身が心から信じきれる活動でなければ誰も魅力を感じたりはしないでしょう。
例え活動内容が同じであっても、皆様ご自身が目を向けている先に希望があると絶望があるのとでは、受ける印象が全く異なってしまいます。
誰でも幸せを感じながら暮らしたいと思うものですから、希望を見出せる事でないとなかなか積極的に協力しようとは思わないでしょう。
私が受ける印象では、皆様の言動からは希望を感じ取れる事が少ないように思うのです。
考えてもみてください、他の誰でもない皆様の手で日本の未来を創造出来るのですよ。
安定している時代なら何となく通り過ぎてしまうかもしれませんが、今の時代は過渡期で世の中が大きな変化を遂げる節目に当たります。
その様な時代に生きておられる皆様だからこそ、出来る事が沢山あるのではありませんか?
確かにこんな時代だからこその苦労は沢山あります。
ですが、それと同時に混乱期だからこそ、皆様の発想力や創造性を試せるチャンスであるとも言えるのでありませんか?
このような経験は滅多に出来ませんよ。
どうせ同じ苦労をするのであれば、楽しみながら有意義に過ごしてみては如何ですか?
未来に思いを馳せ希望に燃えるのも、現状に打ち砕かれ絶望に嘆くのも、皆様の心一つであると思われますよ。
そして、例え何事も発しなくても、皆様のその生きる姿勢こそが周囲の方々へのメッセージとなって伝わってゆくのです。」
(2010年7月10日)
マスメディアの問題に端を発した、鄧小平霊からの二通のメッセージを受けて、ご覧の皆様はどの様な感想を持たれましたでしょうか。
私は鄧小平霊の意見に概ね同意すると共に、非常に良くまとめられていると感心しながらメッセージを読み終えました。
マスメディアが抱える問題に関心を持っておられる方はかなりおられるようですので、ご意見・ご感想をお待ちしております。
【Silvercord】管理人