以前、【トルーマン霊との対話】文末の注釈で触れましたが、かねてから霊媒Mを通じて度々対話を重ねている『アドルフ・ヒトラー』と名乗る霊より、これまでの対話記録の公開を許可して頂きました。
これから何回かに渡って、ヒトラー霊との対話記録の抜粋をご紹介したいと思いますが、今回はその第一弾となります。
さて、ヒトラーと言えばかつてのドイツ総統であった人物として、また第二次世界大戦を引き起こした人物として知られております。
しかし、実際にヒトラー霊と対話を行った印象としては、一般的に知られているヒトラー像とは少々隔たりを感じました。
記事をご覧の皆様は、果たしてどの様な感想を持たれるでしょうか。
文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。
では、2008年11月7日収録の『ヒトラー霊との対話(その1)』をご覧下さい。
これから何回かに渡って、ヒトラー霊との対話記録の抜粋をご紹介したいと思いますが、今回はその第一弾となります。
さて、ヒトラーと言えばかつてのドイツ総統であった人物として、また第二次世界大戦を引き起こした人物として知られております。
しかし、実際にヒトラー霊と対話を行った印象としては、一般的に知られているヒトラー像とは少々隔たりを感じました。
記事をご覧の皆様は、果たしてどの様な感想を持たれるでしょうか。
文中の( )内は、文章の意味を補う為の注釈として追加しました。
文中の(*注1)などは、文末に注釈文を追加しました。
では、2008年11月7日収録の『ヒトラー霊との対話(その1)』をご覧下さい。
(前略)
管理人:現在の国際情勢に付いて、率直な感想や意見があれば聞きたいのですが、先ほどオバマ氏が米国大統領に決まった事について、幾つかコメントをして頂きました(*注1)が、現在の日本の、主にインターネット上で見られる意見として、『オバマ氏の米国大統領就任によって、今後の米国の凋落傾向が明らかになった』という声が少なくありません。
で、その理由にも色々あるのですが、彼には『演説で人を引きつける魅力』が――ヒトラーさんもその様な魅力を持っていたと聞きますけど――その様な魅力を彼も持っているようです。
では、現在の米国が置かれている状況に対処する為の政策を聞いてみると、曖昧ではっきりしないと。
ですから、彼は、掛け声は高くて、人に夢と希望と与えるような印象を受けるのだけれども、中身が何もないのでないかと言う声があります。
その点について、今のヒトラーさんから見た印象や感想を教えて頂けますか。
ヒトラー霊:
(米国)民主党内部に味方がいない。
管理人:
オバマ氏の味方?
オバマ氏と同じ志を持つ人物という事ですか?
ヒトラー霊:
はい。
だから、彼は自分の意見を余りはっきりと表に出す事が出来ないから、曖昧になってしまうのではないか。
管理人:
自分の意見をはっきりと表に出す事が出来ないというのは…。
ヒトラー霊:
要するに、自分のやろうとしている事をはっきり表に出す事で、内部から潰された可能性が高い。
だから、その辺を曖昧にしておく事で、自分のやろうとしている政策を(今後)実現させる可能性を残しておきたかった。
管理人:
なるほど。
では、彼が大統領として実現したいと考えている政策は何でしょうか。
ヒトラー霊:
基本的には国内を安定させたい。
管理人:
その、安定させる事について、もう少し具体的に言って頂きたいのですが。
例えば、今は経済問題で混乱しているけれども、もう少し経済的に安定させたいのか…。
ヒトラー霊:
経済的な面もあるけれども…、教育問題や、雇用の問題に関心がある。
管理人:
では、教育問題について聞きたいのですが、彼は教育のどの様な点に問題を感じており、改革したいと思っているのでしょうか。
ヒトラー霊:
まだまだ民族差別が色濃く残っていると感じているので、その部分の問題を解決して、誰もが安心して学べる場を作りたい。
受けたいと思える教育を受けられる形を作りたい。
管理人:
人によって個別差があるので、一概にはいえないと思いますが、大まかな傾向としては、比較的黒人層には貧しい人が多くて、教育も行き届いていない印象がある。
その様な部分に問題意識を持って、何とかしたいと思っていると。
尤も、黒人層だけとは限らないけれども…。
ヒトラー霊:
誰もがチャンスを手に入れられる社会にしたいと考えている様だ。
管理人:
では、もう一つの雇用問題については?
ヒトラー霊:
雇用問題も同じ事。
つまり、『きちんとした教育を受けられないから、良い仕事に就けない』といった問題が出てきてしまうので、そういった偏りを是正したいと考えている。
管理人:
もうすぐ政権が引き継がれるけれども、現行のブッシュ政権の場合は、どちらかと言えば規制を設けないで『自由にやりなさい』と、基本的には『全て市場の動向に委ねますよ』という方向性で経済に関わってきたと思います。
それを言い換えると、『元々ある程度のお金を持っている人は、それを原資に更なる投資をして、より多くの利益を上げる』というように、自分が昨日より今日、今日より明日がより裕福になる為の手段を沢山持っている。
ところが、貧しい人にとっては、その様な『未来への投資』を行う手段も限られてくる。
結局それが何なのかというと、より多くの手段を持っている人の方が、より多くのチャンスに巡り会えるので、より大きな成果を導き出す事が出来る。
それらの積み重ねによって、元々裕福であった人と、貧しい人との差は益々開いてしまうと言う傾向があったと思うのですが、この度の経済不況を受けて、オバマ氏は、これまでは半ば見捨てられていた貧困層の底上げを目指したいと考えているという事でよいですか?
ヒトラー霊:
同じように機会を与えられる社会(を目指している)。
その機会を生かすも殺すも本人次第だけれども、今は機会すら与えられていない人が大勢いると思っている。
だからこそ、『機会は全ての人に与えられるべきではないのか』という意識がある様だ。
管理人:
それで、教育と雇用ですか。
ヒトラー霊:
だから、個々の家庭によってある程度の経済的な差が生じるのは、機会を上手く生かせる人はだんだんと裕福になってゆくだろうし、生かせない人は貧しいままかも知れないけれども、それはその人のやり方次第なので、その部分である程度の差が出ても、その人の努力の結果なのだとの思いはある。
しかし、機会自体が与えられていない事には強い問題意識を持っている。(*注2)
管理人:
オバマ氏が大統領になる事で、オバマ政権の重要閣僚になるのではないかと目される人物が、軒並み先のクリントン政権で要職を務めた人物で固められるのではないかと言う報道があります。
その陣容を見ると『保護貿易』というか、これまでは『外国から安く輸入できる物はどんどん輸入しましょう』という体制だったのですが、それが『自分の国でも作っている物については、(例え割高でも)自分の国で作られた物を買いましょう』と言う流れに変わっていくのではないかと思われます。
それによって、これまでは米国に製品を輸出する事で経済を成り立たせてきた国が大きな影響を受けると思われます。
それを受けて、今までは米国に商品を売る事で繁栄のお裾分けを受けてきた国は、今後厳しい状況下に置かれると思いますが、彼らが米国の市場から半ば追放された時に、その代替えとなる生きる為の糧となる物に何があるでしょうか。
彼らが、今まで米国に売っていた物を米国が買い取らなくなった場合、その埋め合わせをするだけの購買力がある相手は見あたらないのだから、彼らはそのまま行き詰まってしまうという懸念があるのですが。
ヒトラー霊:
『買ってもらえる』という状況の上に胡座をかいて、品質を上げる事に目を向けていなかったのではないか。
品質を上げる事によって、一カ所で大量に購入する事はなくとも、至る所で少しずつ売れる機会が増えるので、総合として捉えればかなりの量を売る事が出来るのではないか。
管理人:
ただし、今まで米国に製品を売る事で成り立っていた国の多くは――日本もその中の一国なので、全てとは言わないが――品質など気にしていなかったと思うのです。
特に中国が良い例でしょう。
人が死んでしまうような成分を食品に混ぜて、平然と売っていたのですから。
品質は一朝一夕にして手に入れられる物ではなくて、彼らは――ここでは中国を代表例として取り上げるけれども――中国の人には品質を上げる為の努力をしている時間はないと思うのですね。
ヒトラー霊:
中国という国は、今の共産体制自体が弊害となっているので、一度壊れる必要がある。
そうなると、(品質を上げる為にかける)時間がなくても当然で、一度壊れた後に考える事だ。
管理人:
いずれにしても、一端破綻しないと先がないという事ですね。
では、中国以外にも、米国に商品を売る事で経済を成り立たせてきた国は色々ありますが、それらの国々はどうでしょう。
例えば東南アジアの国々は…。
ヒトラー霊:
もう少し国内消費に目を向けてゆく事で、何とかなる。
(経済が)国内で回ってゆくようにする。
最初は厳しいかも知れないが、それで乗り越えてゆけるだろう。
管理人:
ある程度の人口があれば、それだけの潜在的な需要があるという事ですからね。
ヒトラー霊:
内需が拡大されるという事は、人々の生活が安定するという事だから。
管理人:
人々の生活が安定するという事だし、その人々が徐々に豊かになってゆくという事だから。
そこで質問なのですが、今まで米国に物を売ってきた国の人々は、例えば30年前、40年前と比べれば豊かになったかも知れないけれども、いわゆる先進国の人々と比べるとまだまだ豊かさの差があると思います。
彼らが内需を拡大することで豊かになるのは結構なのですが、一方、現在でも国際的な問題とされている、人間の経済活動が及ぼす環境負荷の問題とか、あるいは資源の問題(価格の高騰や枯渇への懸念)について、やはり豊かさを享受する人の数が増えれば、その分だけ環境への負荷も増すと思うのですが、その点については心配しなくても良いのでしょうか。
ヒトラー霊:
日本がやろうとしている事が、それらの問題の解決に大きく貢献する。
管理人:
日本がやろうとしている事とは?
ヒトラー霊:
価値観を共有化して…。
管理人:
『自由と繁栄の弧』ですか。
ヒトラー霊:
そういう流れの中で、地球の問題は世界共通の問題として、各国が共に解決に取り組んでいこうという意識が強くなる。
管理人:
つまり、彼らは生きる為に米国に物を売っていただけではなくて、自分達も豊かさを享受するようになると、『地球全体の問題は自分達の問題でもあるよ』という認識が強くなると。
ヒトラー霊:
要するに、それだけ気持ちに余裕が出来る。
管理人:
気持ちに余裕が出来るから、今までは気にしなかったような事にも関心を向けて考えるようになると。
どうだろう。
麻生首相の『自由と繁栄の弧』という政策は、日の目を見る事が出来るでしょうか。
ヒトラー霊:
麻生さんの在任中は難しいだろう。
具体的な形になるのは難しい。
管理人:
麻生さんの在任中は難しい――ということは、その政策が後に引き継がれていって、何年後かは分からないけれども、いずれ日の目を見ると。
確かに、今の地球が置かれた様々な条件を踏まえて観察すると、それくらいしか生きる道がないと思うのですが、その認識についてはどう思いますか。
ヒトラー霊:
特に世界の歴史に影響を与えるような活動をする人に対しては、本人は意識していなくとも霊界からの働きかけを受けている。(*注3)
そういう後押しがある。
(中略)
管理人:
麻生首相が『自由と繁栄の弧』と命名したと言っても、元々日本の外交政策の根幹にその様な考えがあったと、麻生氏本人が言っていますからね。
ただ、価値観外交と言いながらも、政府に価値観の一貫性に欠ける部分が垣間見えるのが、何とも心許ない部分ですね。
ヒトラー霊:
それは、国民の意識が高まってこないと難しい。
管理人:
やはり、『自由と繁栄の弧』を広げてゆくには、国民が『そういう政策を推し進めるべきだ』と、支持を明確にする必要がありますね。
(後略)
*注1:
この対話の前段として、ヒトラー霊よりオバマ氏について以下の言及がありました。
ただし、この対話の前半部分には現時点で公開を差し控えるべき部分が多々含まれる為、該当箇所のみをここでご紹介します。
ヒトラー霊:
オバマさんは、自分の考えている事が独りよがりである事を、大統領になってから思い知るだろう。
国の中心に立つ人は、より広い視野で物事を見る事が出来なければ、なかなか上手い具合に国を導いてはゆけないだろう。
自分自身が広い視野で国を見ていながら、国民の目線にたった考え方も出来ないと難しい。
私が失敗したところだ。
国民の目線というものがよく分かっていなかった。
*注2:
結果的に断念する事になってしまいましたが、国民皆保険制度の導入に対するオバマ大統領の拘りから、彼の国政に対する考え方の一端が伺えるように思います。
また、(*注1)にある、ヒトラー霊のオバマ氏に対する評価との関連からも、為政者自身の遂行する政策を国民はどの様に受け止めているか、今手をつけるべき政策の優先順位を考えて、その政策を遂行するべき時期なのかを吟味するなど、特に国家の主導的人物は個人的な思い込みで暴走しても、その思いは成就しない例といえるでしょう。
(日本の現政権についても当て嵌まるでしょう)
*注3:
文脈から、『麻生首相の活動は、世界の歴史に大きな影響を与える結果を導く』と読めます。
管理人は、その活動の核心が『自由と繁栄の弧』に代表される価値観の共有化政策の推進にあると考えております。
なお、『自由と繁栄の弧』に対する管理人の見解について、後日当Blogの時事コラムとして取り上げたいと思いますので、お楽しみに。
また、麻生氏に対する霊界からの働きかけの一例を、【衆議院選挙を終えて2】で取り上げております。
ヒトラー霊 &【Silvercord】管理人
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