2010年6月9日水曜日

宗教団体が政治に関わる事(その2)

先日投稿した記事【宗教団体が政治に関わる事】について、一部誤解を招く表現があったとのことで、霊界の住人の皆様から追加のコメントを預かりました。
両者を併せてご覧頂くことにより、霊界の住人が「宗教団体と政治との関わり」についてどの様に見ているのかが、より明確にご理解頂けることと思います。





■ 霊界の住人の補足説明

「以前、宗教団体と政治についてのお話をした際に『政治家に助力するのは許される範囲』という誤解を招くような表現をしてしまいましたので、その部分について改めてご説明させていただこうと思います。
私どもがここで言いたかった事は、宗教の教祖が『一個人として政治家に助力する事は許される範囲である』という事でありまして、教祖として宗教団体を挙げて、一人の政治家や一政党を支持する事は許される範囲を超えているものと思われます。
例え同じ団体に所属する人々であっても、教祖の一存で信者たちの自由に選べる権利を侵害する事までは許されてはおりませんから。
信者も様々な考えを持ち、それぞれの立場で選択するものが異なっているという事を、教祖が許容出来ないようでは偏りが生じてしまいますし、少々行き過ぎであると言えます。
人としてこの世界で暮らす上で注意しておきたい部分と、個々人の責任において自由に選べる部分は明確に分けておく必要があるのです。
そこの所を混同してしまいますと、教祖の独り善がりの団体と化してしまいますので注意が必要なのです。」

(2010年6月9日)





先日投稿した【宗教団体が政治に関わる事】では、宗教団体が主体的に政治活動に関わるべきではない――つまり宗教政党など以ての外だという点を強調しておりましたが、この度の補足では「宗教団体として特定の政党や政治家を支持するのも問題がある」と述べております。
日本でも特定の宗教団体が政党を設立して政治に関与する例はありますが、余り一般的ではない印象があります。
しかし、一宗教団体として特定の政党や政治家を支持する例は、それ程珍しくないのではないでしょうか。
そもそも「宗教とはなんぞや」と問い直してみれば、信徒の自由意思や自主的に判断することを妨げる『宗教団体の教祖』や『聖職者』は、実は霊的知識に対する理解が不足しており、とても人を導くだけの器を持つ人物ではないと自ら証明することになります。
なお、当Blogでは特定の宗教団体を批判する意図はありませんし、現代の人間社会における宗教の意義も理解しているつもりでおりますが、霊的知識に照らして世の中を観察していると、余り感心できない活動を行なっている宗教団体もしばしば見受けられますので、この記事をご覧の皆様は是非慎重に見極めて頂ければと思います。

【Silvercord】管理人 

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