参拝を終えて、こちらでも霊媒が御神籤を引きました。
「春風に 池の氷も とけはてゝ のどけき 花のかげぞ うつれる」
春の日に暖かに和らぎ花さき匂う如く今迄の悪い運も開けて栄える御籤です
心正しく行いを直にし色を慎み信神して人に慈しみを施こせ
幸いよいよ添う
神の教
神の教を忘れてよその、小道まような、枝道に
身びいき身勝手の事ばかりを考えて、我儘にのみ振るまえば、神様の御心に遠ざかって、神様から離れ、不幸を招く基となる。常に思いやりの心深く、人を憐み、人を助けて、地上に平和の高天原を現すべく世界作り固めの御役目大事と働く事が、誠の神の教である。
御祭神は誉田別命(応神天皇)、息長帯比売命(神功皇后)、市杵島姫命、湍津姫命、田心姫命、相殿に高龗神(雨の神)とのことですので、以前当Blogにて紹介致しました『応神天皇』と名乗る霊にご登場願い、お話を伺うことと致しました。
■ 『応神天皇』と名乗る霊との対話
管理人:
今日は若宮八幡宮に参拝しまして、その際に霊媒が御神籤を引きましたので、話のきっかけとして御神籤の解説をお願いしたいと思います。
応神天皇霊:
こちらには、今までの悪い運も開けて栄えるという風に書かれているのですが、人とは好ましくない状況に陥った時に何とかしようと行動を始めるものです。
行動を始めれば、必然的に状況は変化します。
そういうことで、今まで好ましくなかった状況も、徐々に改善されて好ましい状況に変化して行くので、ただ何もせずに待っていたからと言って状況が変化する訳ではなくて、自分なりの働きかけがあったり、その働きかけによって生まれた周囲との関係や交流の影響が、好ましい結果を招き寄せると言えると思います。
それで、心配事が薄れて来ると危機感も一緒に薄れてしまって、以前であれば良く心配り出来ていたことが疎かになりがちになるので、周囲への関心も大切にして、以前と変わらずに良い環境を実現できるように関心を払う必要があると思います。
管理人:
以上でしょうか。
では、裏側も見て頂いて、何か付け加えることがあればお願いします。
応神天皇霊:
これこそ正に好ましい状況になって、危機感の無くなった方が陥りやすい例えであると思います。
私たちが暮らす世界でもそうですが、皆様が暮らす世界なら尚のこと、周囲の方々との協力が、安定する為には不可欠だと思いますし、安定することによって安心して暮らせる様になります。
ですから、自分の行動を顧みる必要がありますし、周囲の方の思いを気遣えるような気持ちを忘れないようにしたいものですね。
管理人:
御神籤については以上でしょうか。
それでは、応神天皇様には以前お話を伺いまして、その後鶴岡八幡宮の大銀杏が倒壊してしまったり、結界が開かれるなどという話がある中で、この度震災に遭ってしまいました。
今から当時を振り返ると、あるいは現在この様な事態に遭う可能性を想定してお話をされていた側面があるのではないかと感じます。
そこで、一年ほど前の当時から見た一年後の想定と、実際に訪れた今現在の状況を比べてみた感想をお伺いしたいのですが。
応神天皇霊:
今の段階では、そういった結論を出せる時期ではないと思います。
まだ途中…。
管理人:
では、私自身の個人的な考えを言いますので、それについての感想を聞かせて頂けますか。
今回、大きな地震や津波に襲われてしまって、日本全国的に大きな影響が出ています。
私自身は、仮に今回の災害は避け得なかったとしても、やり方次第ではもう少し被害の規模を抑制できる可能性があったと思うのですね。
ところが何か足りない部分、どこか誤ってしまった部分があって、そこに気づけなかった為に被害が拡大してしまった側面があると思います。
その点については、いかがでしょうか。
応神天皇霊:
そうですね。
これは経験が無い為に知識がありませんでしたので、関心を持つことが出来なかったというのが一点あったと思います。
その部分については未熟であったと言うことなのですが、それは避けようのないもの、仕方のないもので、一番大切なのはこの状況を踏まえて、今何が出来るのかを考えることが出来るかどうか。
出来なかったことについて、反省して未来へ繋げる為の判断材料にするつもりなのであれば、過去を振り返って検討してみるのも良いことなのですが、ただ悔やんだり、自分自身を追い詰めてしまったりという形では、余り宜しくない方向に世の中が進んでしまいます。
今大変な思いをしている原因となった事柄に対して、どう対処して行くことで、将来的に乗り越えて行こうと考えるか。
そういった部分を考える事が出来るかどうか、という方が大切だと思います。
管理人:
今、過去を振り返ることについてお話がありましたが、今起きている現象があって、その原因を見極める為には過去を振り返る必要があると思います。
とても重要なプロセスだと思うのですが。
応神天皇霊:
そういう形で、未来へ繋げる為の材料として振り返る――何が足りていなかったのだろう、何が必要だったのだろう、と考える為の材料とするのであれば、素晴らしいことだと思います。
ただ、どうしても悔やむ材料にしてしまう方が居られるので――まあ、しばらくの間は仕方がないでしょうが、落ち着いてきたら、少しずつ「何が足りなかったのか」、「どうすれば同じ事が起きないように出来るのか」を考えるようになって行ければ宜しいのではないでしょうか。
ただ、余りいつまでも過去を引き摺って、自らの境遇を嘆き続けるのは、ご自身にとっても周囲の方々にとっても宜しい状況とはいえないので、ある程度落ち着いたら、少しずつ将来について考えてみることが大切だと思いますね。
そこで重要なのは、被災された皆様が「そろそろ将来的なことを考えて動こうか」と思った時に、周りの皆様が「動ける材料」が提供できるというのでしょうか――「動こうと思った時に、動ける環境を維持している」という事も大切なので…。
管理人:
例え話ですが、「被災してしまいました。財産も流されて仕事もありません」という方に対して、「とりあえず仮設住宅に住んで下さい。仕事が無ければ生活保護で面倒を見ます」ではなくて、「復興事業を行いますので、それに携わって下さい。お給料を支払いますので、それで生活を再建して下さい」と言うことですよね、考え方の方向性としては。
応神天皇霊:
そうですね。
今まで皆様は、労働をして生活を成り立たせてきた方が殆どだと思いますが、遣り甲斐とか自信を持つといった、心の充実がとても大切なので、ただ生活出来ればいいという問題ではなくて、「そろそろ何かしようかな」と思った時に、そういう思いを汲み取って、また自分の力で生活を成り立たせて行けるように、環境を整えて行くことが大切だと思います。
管理人:
被災された方にとって、そういう環境を提供した方が良いよ――という時に、今の政府はその様な方向には動いていないですよね。
応神天皇霊:
それはですね、「とりあえず物質的に支えればいいだろう」という考えを元にしているからだと思うのですね。
やはり人は気持ちに張りがないと、生きていることを実感できなくなって、心が病んでしまうので、そこの所をもう少し汲み取って頂けると、もう少し現実的な対応が出来るようになると思うのですが、そこはこれからの課題になると思いますね。
管理人:
実際に、政府に対する不満の声が上がってきているように見受けられますが、いかがでしょうか。
応神天皇霊:
政府の動きについて、満足できていない方に対しては、「政府の動きが止まってしまっている」――そこで動きが止まっていませんか?
何か他の方法を探ることも出来ると思うのですが。
管理人:
別の言葉で表現すると、「政府に対する突き上げが足りない」と言うことですか?
応神天皇霊:
物事は全て繋がっておりますね。
今の政府がやっていること、懸命に取り組んでいるものは、皆様の行動の裏返しでもあるので、皆様ご自身が今まで何をしてきたのかを、もう一度冷静に考えてみる必要があると思います。
提案する、要望を伝える、というのは大切なことですから、どんどん行って良いと思うのですが、具体的に動いている方は、不満を持っている方全体の内の少数派であると思うのですね。
だから、実際に活動を起こしている方がどのように考えているのか。
やり方はあると思うのですね。
管理人:
ここまでは政府に対する不満を持っている方々についてのお話でしたが、今度は政府の方々についてはいかがでしょうか。
応神天皇霊:
目の前の事で手一杯、すぐ目の前に見えていることに対処するだけで手一杯になってしまっている様なので、もう少し周囲の方を信頼して、お任せ出来る所はお任せして、全体を把握出来るように努力されると、良い結果に繋がると思いますけれどもね。
管理人:
それが出来るのであれば既にやっていると思いますが。
応神天皇霊:
こればかりはその方のご意志になってしまうので、私もアドバイスは出来るのですが、強制は出来ないのです、立場的には。
ですから、いつ気づいて頂けるのかが肝心なところですが、大勢の方が今の政府の方々に働きかけているので、何かきっかけがあれば気づいて頂けると思いますが……なかなか難しい状況ではありますね。
管理人:
まぁ、そういったところですよね。
では、何か付け加えることがあれば、それを伺って終わりにしたいと思いますが。
応神天皇霊:
どのような事柄に対してもそうなのですが、何か一つ目標を見つけて、それを実現させる為に動き出してしまえば、必ず実現することが出来ますから、途中で諦めないこと。
そして、周囲との連携を大切にすること。
一人だとやはり挫けやすくなってしまうので、周囲の方々と協力し合いながら、励まし合いながら、諦めずに目標の達成に向けて努力して下さい。
必ず実現できますから。
諦めなかった者だけが実現できる事ですから。
(2011年5月1日)
最後に、『応神天皇』と名乗る霊から私たち、そしてご覧の皆様へのアドバイスを頂きました。
誰にとっても、どの様な状況にある方にとっても参考になると思いますので、日々様々な取り組みをされる際に心の隅に留めておいて頂ければと思います。
【Silvercord】管理人
5月17日現在回答待ちの質問
記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。
- 記事【狡さと賢さは別物】のコメント欄からお寄せ頂いたはつゆき様の質問「欧州と中国で、行動の中心にある概念が異なる理由」について
- 記事【日本は法治国家である】のコメント欄からお寄せ頂いたたらこ様の質問「三島由紀夫氏が死後霊界でどの様に過ごしたのか」について
- 記事【Vocaloidと音楽作り】のコメント欄からお寄せ頂いたあんず様の質問「音楽を司る神様」について
- 記事【Vocaloidと音楽作り】のコメント欄からお寄せ頂いたしゅうなす様の質問「政治家の方への霊界からの働きかけ」について
- 記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめ様の質問「霊的な視点から見た『東北地方太平洋沖地震』発生の理由」について
- 記事【パニックによる人災を防ごう】のコメント欄からお寄せ頂いた匿名様の質問「『東北地方太平洋沖地震』による、記事【『国境を管理する霊団』からの警告】への影響について」
4 件のコメント:
管理人様
こんばんは
途中で諦めないこと、・・・・
現在の私にとりましても肝に命ずべきありがたいお言葉になりました。ありがとうございます。
諦めずに進むことで、初めて次の展開へと状況が変化することは良く経験することですね。
簡単なところでは、失せものでも必ず見つかると思って探す方が見つかる可能性が大変高まります。
今回の大地震は私たちにとっても試練であり、また必ず復興をやり遂げると信じております。はからずも今回の地震は色々な意味において日本という国の役割の大切さを外から再認識させられる結果となっております。
米国だけでなく、潜在的に日本とパートナーを組みたい国がとても多いと見えます。
日本国民が、この厳しい試練を諦めずに乗り越えることによって、更なる世界の先も見えてくるような気がしました。
この復興は雛形になると思います。
戦後の歪んだ歴史教育のお陰かもしれませんが、私たちは、長らくイソップ物語における醜いあひるの子状態でした。
しかし教育や報道がどれほど歪んでいようとも、私たちの本質部分がちゃんとしている限り必ず遅かれ早かれ正しい歴史認識に至ることと思います。
日本国民にとりましても、ここは自分自身を見つめなおして日本と言う国を再発見し再認識し、本来あるべき姿へ再構築する貴重な時期になるでしょう。
今の時期、今しかできないことは沢山ありそうですね。
自分のミスで周りの方が築いてきたものを壊してしまった場合はどうすべきでしょうか。
直そうにも周りの人も諦めてしまい希望が見出せない場合どうしたら良いか
5月23日7:59投稿の匿名様
まず、自分自身がどうしたいのかをよく考えてみたらいかがでしょうか。
例え周りの人が諦めてしまっても、それを直す事が必要だ(もしくは重要だ)と考えるのでしたら、まず自分の意思で直す行動を起こすのです。
周囲の方がその行動に共感を覚えれば、共に行動する方も少しずつ増えて行くでしょう。
5月23日3:46投稿の匿名様
その通りです。
今やらなくてはならない事、今この時期にしか着手できない事があります。
私たちが連携して取り組まなくてはならない大きな事柄から、人によって異なる身近な事柄まで、そして直ぐ目の前にある問題に対処するのか、それとも少し先を見据えて未来への備えを整えるのか、人によって考えは様々でしょう。
そして、何をするにも一人では対処できる限度がありますが、周囲の方と上手く連携・役割分担をすることにより、一人では到底為し得ない様な成果を上げる事も可能となります。
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