2010年8月16日月曜日

皇位継承の女系容認論について

今回は、以前投稿した記事【今の日本はあらゆる可能性を試してはいない】のコメント欄にお寄せ頂いたtama様の質問に関連して、『皇位継承が男系男子である理由』についての対話記録をご紹介したいと思います。
今回のテーマは非常に複雑な事情があるらしく、霊媒が霊界の住人から受けた通信の内容を上手く翻訳し切れていないようでした。
その影響からか、霊媒自身の個性がかなり目立つ回答となってしまった印象があります。
実際に話をされていたのは『昭和天皇』と名乗る霊だと思いますが、今回は霊媒Mと私の対話という形で記述しましたので、ご了承下さい。





■ tama様の質問

いつも大変興味深く拝見させていただいております。

不躾ながら、この記事とは関係ないのですが、質問させていただきたいことがあります。
もし可能ならば、昭和天皇あるいは明治天皇を名乗られている御霊にお答えいただけると大変ありがたく思います。
あまりに不躾で不適切と判断されれば、このままうち置かれていただいてかまいません。

質問と言うのは、ここ数年私がずっと考えていることのひとつなのですが、平成の日本に生きる私たちは、男系天皇を維持するべきか、女系天皇を容認する方向に移行するべきか、というものです。

小泉氏が総理大臣在任中に大変盛り上がっていた皇室典範の改正に関する議論は、悠仁殿下ご誕生により、あっけなく沈静化しました。
しかし、それも悠仁殿下の奇跡的とも言えるご誕生による一時的な安堵によるものであり、天皇という御存在をお守りするためには、いずれいくばくかの改正は必要であることは明白であり、今日でも識者の方々が言論誌等を通して議論を続けていらっしゃいます。

そんな中、小林よしのり氏が著した「天皇論」「昭和天皇論」の2冊の本は、大変なベストセラーとなり、今まで天皇について無関心、無知であった人々(私も含め)に、日本における天皇と言う御存在のありがたさ、その意味の深さ等々を分かりやすく教示してくれるものでした。私もこの2冊を読み、改めて、いや初めて心の底から天皇と言う御存在について畏敬と感謝の念を抱きました。特に「昭和天皇論」の中の、戦後の御巡幸を描いたくだりでは、国民の平和のみを祈ってくださる昭和天皇の深い御心に大変感動し涙いたしました。

小林よしのり氏は、保守系の活動家であり、その知識・教養の深さ、切り口の鋭さには、その辺の識者を圧倒するものがあり、私も氏の意見には同意するところが多く、注目してきました。

ところが、これまでの氏の論調から明らかに違和感を感じざるを得ない主張が、今回質問させていただきたい、天皇の男系維持か女系容認かの問題なのです。

氏は、「側室制度がない以上、男系維持は不可能であり、皇室を維持するためには男系維持にこだわるべきではない。もともと女性神である天照大神が皇祖神なのだから、日本の天皇は女系だったとも言える。よって皇統は一貫して男系だったわけではないのだから、女系容認の方向でいくべきである。また、今上天皇もそれを望んでおられるはずだ」という主旨のことを言います。

これに対して、その攻撃対象の一人である新田均氏は、「皇統は神武天皇以来一貫して男系であった。今日まで保持してきた男系は将来にわたっても維持されるべき(何千年も続く男系の天皇は、世界遺産級である)。そのために旧宮家系男子が皇籍を取得できるよう皇室典範を改正すべき」と反論しています。

しかし、小林氏は男系維持論者をカルト扱いし、罵詈雑言を浴びせて全否定・批判しており取り付く島もなく、保守系の各雑誌で両者の論戦が繰り広げられております。

私個人としては、さまざまな危機を乗り越えて、永きにわたる男系を維持してきた天皇と言う御存在には、人智を超えた深い意図があるように思えるのです。また遺伝子的にも、Y染色体論というものがありますし(小林氏はこの主張はもう崩れていると言ってますが)・・・何しろ、男系維持を主張する渡辺昇一氏や新田均氏の論に頷けるものが多いのです。

平成に生きる我々日本人は、今後男系を維持するように尽力するべきか、それとも女系を容認するべきか、御教示いただけると大変ありがたいと思います。私たちは、今上天皇のご本心を知る方法が一切ありませんので・・・。

またできれば、小林氏が重要視していない、悠仁殿下ご誕生にはいかなる意味があるのかもお尋ねできたらと思います。(私は今思えば、神々の何らかの深い意図によるご誕生だと思っています。それこそ、男系を維持できるようにと・・・)

長くなりました。お手間を取らせますが、ご回答をいただけることが可能ならば、よろしくお願いいたします。





■ 皇位継承が男系男子に限られる理由

霊媒M
今の段階で分かっていることは、天皇は只の王家と違って神道の長の役割をしていることが一つ。
それから、これはどうしてそうなっているのかは分からないけれども、日本の文化との関係があると言っている。
女性は元々「他家へ嫁いで、嫁いだらその家の人間になる」と言う意識を持って育っているので、女性は結婚してしまえばその家の人間になるという意識が元々強くあるけれども、男性が養子として入る場合は、秩序を乱す場合があると言っている。

管理人
一つの家庭の中で、家長は大体父親が務めます。
そしてその家の一切合切についての最終責任者であり、また家としての行動とか方針に対して一番の権限を持っていますよね。
今までその家とは何の関係もなかった者が、ある時突然現われてその権限を持つ立場になると、権限とか権利の関係で、元々その家にいた者にとっては複雑な感情を持つ場合もあると言うことでしょうか。

霊媒M
それでやはり皇族だから、女性が入ってくるよりも、男性を入れる場合は政治的に利用される危険性が高まる。

管理人
それは日本の文化的な背景が、かなり大きな要因の一つと言うことでしょうか。

霊媒M
まあ、人間の側の都合としては、そういうところが大きな理由だろう。
それから霊的な側面を見ると、女性が持つ卵子は肉体を司っているもので、男性が持っている精子は霊と繋がりを持っている。
新しく命として生まれてくる霊との契約を結んでいるのが精子だから、外から男性が入ってくると言うことは、その男性の精子と契約されている霊が入って事になるので、変わってきてしまう。
その男性と繋がりのある霊が子供として生まれるので、霊的な部分で見ても不都合が生じる。
本来あり得ない人が(その家に)入ってきて、その人と契約している霊が子供として生まれてしまうから。

管理人
今はたとえ話としてその様な例を上げていると思うのですが、実際に霊的な側面から見た天皇の役割には途轍もなく大きなものがあります。
それが、他の所から(天皇としての役割を担う資質のない)霊が入ってきて、その子が天皇という立場に立つ状況は、霊界としても許容出来ないでしょうから、当然ながらその様な事態が起こらない様な働きかけをされていると思いますが、いかがでしょうか。

霊媒M
はい、当然しています。
だから、(皇族に)男子が産まれないと言う心配をする必要は、今の制度が必要とされている限り心配しなくても良いですね。

管理人
今は、人間社会の都合としても、制度上『男系の男子が皇統を継ぐ』という仕組みになっております。
そして、今は今上陛下がおりますけれども、陛下の次は皇太子殿下、そしてその次の世代までは皇位継承権を持った方がおります。
そこで、その世継ぎに何かがあった時――その“もしもの事態”が起こらないように働きかけていると言われてしまえばそれまでなのですが、過去の歴史を振り返ると何人もの世継ぎ候補がいて、もしもの事態が起きても代わりがいる状態だったので、今の状況を見ていて不安に感じるのだと思いますが。

霊媒M
今の日本の状況を見ていて、今の皇太子の――東宮家に世継ぎが生まれるのは、ちょっとまだ危険が大きい。
ちょっとまだ怖い面がある。
だから、「生まれないから心配」という面もあるだろうけれども、「危険だから生まれない、今は生まれない。」

管理人
いえ、今はそうかも知れないけれども、その後の話も実はあって、今のままでは世継ぎの候補となる資格を持つ方が、世代毎に一人はいるけれども、もしもの時に代わりになる方がいません。
そういう状態が今後続くのではないかと言うことで、それでは心細いのではないかという話だと思うのですが。

霊媒M
こればかりは人間の思い通りにはなりません。
今ある命を大切に守って欲しい。

管理人
特に皇室に関わる…天皇の存在は日本人に取ってだけではなく、非常に特殊な存在なので、人間の思惑でだけで左右することは出来ない。
霊界からの働きかけは当然あると。
そして霊界からの働きかけは、今の仕組みを当面今のまま維持する方向性なのだから、私たちも今の仕組みのまま、皇族の皆様を守り支える姿勢を取ることが望ましいと言うことでしょうか。
逆に今の仕組みを変えようとすると仇になる。
今、女性の皇族の方にも皇位を継承出来る様にすると、これまでにも女性の天皇は何人もおりましたが、今は制度上の制約があるだけで、制度を変更してしまったら、今の話にあった霊と精子の契約という話の関連から見ても、元々皇室に生まれた女性は天皇となるべき器を兼ね備えているのではないかと。
考え方の一つとして。
これが、皇族とは関係の無い配偶者がいて、二人の間に子供が生まれましたとなると別の話になると思いますが。
先ほど、日本人の文化的な背景から、男性と女性の役割の違いという点もあると思うのですが、今の「男系の男子だけが皇位を継承出来る」と言う形だけでは、大半の方は霊界の動きなど知る由もないと思いますので、「もしかしたら皇室が無くなってしまうのではないか」と不安になってしまうと思うのですね。
ですから、それを上手く説明出来ないかというのが今回の質問なのですけど。
先ほどの話ですが、皇族の女性は天皇の役割を務めるだけの器を持っているのではないか。

霊媒M
これは制度上の問題なのだけれども、皇族の女性として、ずっとそういう存在として…。

管理人
それはこういう話でしょうか。
最近も皇族から一般の方になられた女性がおりますよね。
制度として皇族の女性に皇位を継承出来る様にするのであれば、皇族が一般人になってもよいという仕組みは問題があると言うことでしょうか。

霊媒M
――…。

管理人
ちょっと出てこないでしょうか。
今大まかに、生活習慣や人間の歴史的・文化的な問題と、霊的な側面から見た問題について述べてもらいましたが、取りあえずここまでの回答を紹介して、更に追加の質問があれば改めて答えて頂くと言うことでも良いのですが。

霊媒M
このテーマは凄く難しくて複雑ですね。
自分にない知識を降ろされているので、的確な言葉がなかなか分からなくて…。
ただ、変えるとなると制度的な問題もある。
今の時代は、女性天皇はきつい。
女性の身では難しい。
耐えられない。

管理人
まあ、実際にその立場に立ってみないと分からないこともあるから、それについては何ともコメントのしようがない。

霊媒M
だから、女性天皇がいた時期もあるけれども、天皇の立場にあった期間はそれ程長くはない。

管理人
あの、天皇と言っても、昔の天皇と今の天皇の役割は違いがあるじゃないですか。

霊媒M
明治天皇以降は全然違います。

管理人
そこって大きなポイントではないかと思うのですが。

霊媒M
大きいですね。
明治天皇以前に人間が管理を任されていた領域は、物質社会のことが中心だったけれども、明治天皇以降は霊的な部分の管理もある程度任されるようになって、役割の幅が広がった分だけ、受けている霊的エネルギーの量が全然違うので、女性の身では難しいですね。

管理人
今の話を聞くと、霊的な側面の理由の方が大きなウェイトを占めているようですが。

霊媒M
そうですね。
あと、女性で繋いでしまうと、先ほどの卵子の話ですけど、卵子は男性の持つ精子によってどの様にでも変化出来るように作られているので、核の部分を守るという役割が出来ない。
一方、精子は霊体と契約している核の部分なので、男性しか受け継がれないものがあるそうですが、今はまだ世に出ていない知識みたいなので、これ以上の詳しいことは分かりません。

管理人
では、これ以降は、その筋の最先端の研究者の活動に期待するよりなさそうですね。

(2010年8月11日)





今回は、私たちの理解を超えた情報が含まれている為に、非常に曖昧な回答に留まってしまいました。
しかし、『皇位継承を男系男子に制限』しているのは、特に霊的な側面から見て合理的な理由があるらしいと、大まかな想定は出来そうです。
霊界の住人との対話を重ねていると、時折この様な検証の出来ない知識を得ることがあります。
こういう時には強引に一つの見解を導き出すのではなく、後に新たな知識を得て、自分なりに納得する回答を得るまでは、敢えて判断を保留にしておいた方が良い場合もあります。
今回の質問については、「そんなモノの見方もあるのだ」という程度に止めておくのがちょうど良いのかも知れません。

【Silvercord】管理人 

16 件のコメント:

たらこ さんのコメント...

天皇の男系・女系論というのは
私も以前より興味がありましたので
今回のお話はとても興味深かったです。
「皇族に男子が産まれないと言う心配をする必要は
今の制度が必要とされている限り心配しなくても良い」
ということは、皇室が日本に存続する限り
霊界の働きかけがあるため
自然と代々男系が続くということですよね。
少し安心しました。
議論はしつつ、現状維持が今のところ妥当でしょうか。

Silvercord管理人 さんのコメント...

たらこ様

霊的な側面から見た『覡としての天皇の役割』については、本家サイトや当blogにて度々述べて参りましたが、私たち人間は、この世界の仕組みや天皇が担っている役割についての理解が不十分です。
ですから、議論と言うよりは、まずこの世界の仕組みについて学び、観察して理解を深めましょうと言うことだと思います。

匿名 さんのコメント...

不躾ですが、私が考えてる、男系でなければならない理由
を開陳させてください。
天皇陛下は物質的には日本文明が及びうる国土とその人民を
統治する役割を天上から任されており、霊的(形而上的)に
は物質的付託から日本の神々眷属の位をさだめる祭祀権をも
任されておられる存在であること。
統治だけなら家柄、血統の権威で女性でも天皇で構いません
が、祭祀においては妊娠し月のものがおりる女性では、強大な
神々のパワーを体に帯することが出来ないのでしょうか。

教科書には、巫女的天皇権を文明の発達において男性が奪った
となっていますが、男性に祭祀が移るまでに、非命に身罷った
女性天皇が多くいたのでは。
国史にあらわれる、数名の女性天皇は独身でした。天皇祭祀は女性
の身体的生理では不可能ということではないでしょうか。

Silvercord管理人 さんのコメント...

8月17日14:03投稿の匿名様

上の方へのコメントでも述べましたが、霊的な側面から見た『覡としての天皇の役割』を念頭に置いて頂きたいと思います。
日本を統治するのは日本国民の役割です。
天皇が統治に携わっていたら、天皇本来の役割が中途半端な対応になってしまいます。
特に明治天皇以降の歴代天皇については、覡としての役割の幅が広がっております。
また天皇の役割は私たち人間ばかりではなく、あらゆる生命や霊界の住人にも影響が及びます。
そして覡としての天皇の役割には代役を立てることが出来ませんので、他の人間にも出来る日本の統治は他の方に任せて、天皇は天皇にしかできない役割に専念するのが正しいあり方だと理解しております。

tama さんのコメント...

質問した者です。ご回答ありがとうございました。

男系天皇が永い間継承されてきたことについて、単なる僥倖の積み重ねではなく、何か「人智を超えた深い意図」があるのだろうとは思っていましたが、想像していたよりもずっと奥深い内容ですね。
精子と卵子の役目というか、意味については初めて知った知識で、驚きました。
・・・ほんとに何となくですが、「やはり男系でなくてはいけないし、そうなるべくしてなっているのだな」と納得しました。

ただ、この男系・女系の問題はいまだに論戦が続いています。
今回の回答を受け入れることの出来る人々にとっては、正解が出ているのも同然ですが、まだまだこれで解決できる状態ではありません。
それだけ日本人にとってはとても重要な問題ということですが、霊的な側面からみた反論を試みれば、現状では小林氏が言うように「カルト」扱いされてしまう恐れがあるのも確かです。
管理人さんも仰っているように、うまく説明できる状況ではありません。

しかしながら、現行法ではとりあえず男系男子の天皇のご存在をお守りできるわけですし、そのために永年にわたって霊的な支援もされてきたということですから、とりあえず今の日本に生きる私たちの役目としては、皇室典範を改悪しようという動きだけは阻止していかなくてはいけないということですね。
天皇陛下を中心に連綿と続いてきたこのすばらしい国、日本を守るために、今を生きている私たちにできることがきっとあるはずだと思います。

・・・それとちょっと興味本位的な質問に聞こえたら申し訳ないのですが、東宮家に男子がお生まれになれない理由は、やはり雅子様のご病気のことなのでしょうか。
雅子様については、お父上のことも含めて、いろいろと批判されてきていますし、一国民としては、やはり気になるところではあります・・・。

雅子様及び、雅子様のお父上に対する批判については、批判の内容が事実であれば、「皇室の方のお姿として」納得できないという流れで起きるのだろうとは思いますが、・・・なんと言ったらいいか分かりませんが、ひとつには、国民と皇室があまりにも親しくなりすぎた(親しいご存在だと国民が勘違いした)ことも原因だろうと思っています。

これも皇室をよく思わない人たちによるマスコミを利用した印象操作などという人もいますが、皇室の方々の家庭的な面ばかりクローズアップして報道をしてきた結果、必要な情報は国民に入らなくて、不必要な情報ばかりが入ってきてしまっているように思います。
もちろん、そのような印象操作があったとしても、それらを取捨選択できずに、皇室の方々を「敬意を表する存在」ではなく「親しみを持てる存在」と勘違いしてしまった私たちにも否はあるとは思います。
(この問題を突き詰めていくと、天皇陛下のお役割や祝日の意味、日の丸君が代の意味を教えないなどといった教育の問題にも発展してしまいますが。)
その結果、国民である私たちが、皇室の方々に「あるべき姿」を勝手に作り上げて期待したり、求めすぎたりしているのかな、と思ったりもします。
それゆえに、批判が絶えないと。

そのような点は、反省すべきだとは思いますが、東宮家に男子のお子様がお生まれになれない理由も、やはり一国民としては気になってしまいます。
この質問は、ダメモトで書かせていただいてますので、本当に差し支えなければ、で結構です。不躾で申し訳ありません。

Silvercord管理人 さんのコメント...

tama様

最初にお断りしておきたいのですが、私たちは論争をする材料を提供する為に当Blogを運営しているのではありません。
霊界通信や霊的知識に関心を持っておられる皆様に向けて、理解を深める為に役立つと思われる材料をお届けしているつもりですので、意見の異なる方と論争をされたいのでしたら、まずはご覧の皆様がご自身の言葉で説明出来る程度に理解を深めて頂ければと思います。
また、これらの霊的知識についての関心が無く、理解を深める為の基礎知識も不足している方に何を言っても徒労に終わるだけですので、余り関わらない方が良いでしょう。
言いたい人には好きなように言わせておけばよいのです。
言うだけは自由ですが、現在を生きている人間には、天皇と皇室の役割を変えてしまうことは出来ません。

また東宮家についての質問を頂きましたが、現時点でお伝え出来ることは記事【東宮家について】で尽くされております。
ご了承下さい。

tama さんのコメント...

管理人様

確かにそうですね。
皇室を大事に思う同じ日本人同士が、論争を続けているのを見るのがあまり気分のいいものじゃなく(読まなきゃいいんですけど)、それで解答(回答ではなく)を焦ってしまいました。

お手間を取らせました。
今後も記事の更新を期待しています。

デリン さんのコメント...

初めまして。

今回の皇位継承の女系容認論についてのお話とはあまり関係がないのですが、管理人様と霊媒M氏との会話の中で霊媒M氏が語られた「女性が持つ卵子は肉体を司っているもので、男性が持っている精子は霊と繋がりを持っている。新しく命として生まれてくる霊との契約を結んでいるのが精子だから~」という点についてお聞き致します。

知り合いに親が5人兄弟の男ばかりで育ち、その兄弟たちそれぞれの子供・孫全員がみんな男子しか居ない家族が居るのですが、子孫が男子のみしか生まれないといった事も上で霊媒M氏の語られた事が関係しているのでしょうか?

または女子のみしか生まれてこない家族についても同様にお聞きしたいです。

よろしくお願いします。

Silvercord管理人 さんのコメント...

デリン様

記事で述べているのは、霊的な側面から見た『覡としての天皇の役割』を担う為に必要な資質は、歴代天皇の男系男子に受け継がれるのであって、その仕組みの説明として精子と卵子について述べております。
男ばかりの兄弟とか、女ばかりの姉妹という場合は別の原因によるのではないでしょうか。
天皇の場合と違って、それぞれの場合によって異なる原因が影響していると思いますので、一概に断定出来ません。

デリン さんのコメント...

管理人様。

やはりいろいろな原因が絡んでくるのですね。
わざわざ質問にお答えいただきありがとうございました。

匿名 さんのコメント...

いつも興味深く拝見しております。
管理人様、霊媒のM様、いつもありがとうございます。

只今、今上陛下におかれましては、体調を崩しご入院なさっています。
陛下のご公務のほとんどを皇太子殿下がお一人で代行なさるとの事なのですが・・・。
昭和天皇始めとする日本の神様方は、お休み中の皇太子妃殿下の事や、皇太子殿下の事は
どのように御覧になっていらっしゃるのでしょうか。
ネットで少し調べるだけで、皇太子殿下ご家族について、色々な情報がありますので、気になっています。

Silvercord管理人 さんのコメント...

11月9日21:34投稿の匿名様

質問を承りました。
只今順番に回答しておりますので、しばらくお待ち下さい。

ZODIAC12 さんのコメント...

こんばんは。

ずっと以前からこちらのブログに注目はしていましたものの、ただ閲覧するに止まるのみでした。今回初めて投稿します。

ここの記事でこのような事を御尋ねするのも、何だか場違いなようで申し訳ありませんが、他に適切な記事を見付けられませんでしたので、どうか御容赦下さい。


此度の今上陛下の譲位ですが、私は自分のブログを始め、あちこちで、


「明治皇室典範で御存命中における譲位を禁じられているのだから、それは誰かが陛下に御諌め申し上げて、御考え直して頂くべきではないか?」

「祭祀に支障を来しているからというのであれば、摂政を御立てになられるべきではないか?」

「光格天皇以来200年ぶりの譲位となられるが、久々に上皇がお出ましになられるが、それは嘗ての院政の再来ではないか?すなわち両統迭立と南北朝時代に逆戻りする恐れがあるのではないか?」


と懸念を表明して来ました。しかし中には、


「もう時代が違う。それはさすがに時代錯誤だ。」

「政治権力を持たない現代の皇室に、乱世を引き起こせる力などある訳ない。」

「今上陛下と皇太子殿下は何も争ってなどいない。だから譲位されても皇室が分裂する事もない。」


と楽観的な声を聞くばかりです。本当に私の杞憂に過ぎないのでしょうか?

こちらのブログでは「天皇には覡としての役割がある」と言われていますので、それが何の脈絡もなく突如譲位されるとなると、何やら不吉ではないかと心配になってしまいます。

陛下には我等には窺い知れない、何か深い御叡慮があるのかも知れませんが、それでも私は(このような言い方も不敬かと思えますが・・・)宮内庁に特亜や反日の工作員が潜り込んで、今上陛下を狡猾に譲位に誘導したのか?などと疑ったりもしています。

今回の譲位は一体どういう意義を持っているのでしょうか?
もしかして霊界から何らかの働き掛けでもあって、このような運びとなったのでしょうか?

Silvercord管理人 さんのコメント...

ZODIAC12様

南北朝時代と明治時代と現代では、皇室を取り巻く環境が異なります。
かつては世代ごとに皇位継承権者が多数いたので、時折皇位継承権を巡る対立もありましたが、今は皇位継承権者の途絶が懸念される状況に変わっております。
もしかしたら、遠からず皇族の血筋が途絶えてしまうかもしれない状態にあることを、当の皇族の皆様は自覚されているでしょうから、それでも今上陛下と皇太子殿下の間に何らかの対立関係があり、その対立が日本に混乱をもたらす事態が起こるなら、その様な皇族はもはや日本にとって不必要と見なされて、皇族の血筋も絶えてしまうでしょう。
管理人は、今上陛下と皇太子殿下がその様な短慮に囚われているとは思いませんし、何の脈絡もなく突如譲位の意向を示された訳ではないことは、陛下のおことばからもうかがえます。

【宮内庁】「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」(平成28年8月8日)
http://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12

ZODIAC12様は、本当に天皇陛下のおことばに耳を傾けていらっしゃいますか。

匿名 さんのコメント...

この機会に、改めて陛下のお言葉を読ませていただきました。URLを貼っていただいてありがとうございます。きっと私のような凡人には、一度や二度読んだだけでは正しく理解できないのだと思います。今一度陛下のお言葉を読み、陛下の国民への深い愛情を再確認させていただきました。ご自分の体調が思わしくないせいで、国民への祈りが滞るのは耐え難い、とおっしゃられてるのかと推察します。そのようなことを考える国の代表は、本当に稀だと思います。たとえ身分ある方でも、殻を取ってしまえば最後は自分の身が第一と考えるのではないでしょうか。国民を宝として守り抜こうとするその精神は、まさに昭和天皇から天皇としての精神を引き継がれている、何よりの証拠だち思いました。

自分自身、欲を言えばいつまでも今の陛下に天皇であってほしいです。でも人には寿命があり、永遠に続くことは有りえず、次代に託さなければなりません。むしろ永遠に続けば、その先には腐敗が待っているような気がします。
これは皇室だけではなく、すべての組織に言えることかなと、最近とある市議さんの主張を聞いて思いました。あらゆる組織は、それが暴走したときのために、敗北させられる手段がともなわなければならない、という主張です。組織の自治は大切ですが、日本の組織ならそれは日本国民のための組織で無くてはならないと。それが国民へと牙を剥くなら、自治が崩壊しているということですから、それを止められる手段が常に寄り添わねばならないと。皇室も例外はなく、管理人さんがおっしゃるように、もしそのようなことが起これば、皇室は終焉してしまうのでしょうね。

ZODIAC12 さんのコメント...

こんばんは。再びですが。

御紹介のURL先を読みました。どうもありがとうございました。

確かに陛下は「摂政を立てるか、否か」についても言及されておられますね。


>>>また、天皇が未成年であったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。

しかし、この場合も、天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。<<<


つまり陛下は「摂政を立てた処で、根本的な解決にはならない」と御認識されておられる、という事ですね。

皇室典範で規定された事から大きく逸脱される事になるので、私としては嘗ての院政や両統迭立・南北朝並立を連想させられただけでなく、「その辺りの法的な整合性はどうなるのか?」という心配も湧き上がったのです。

いくら一代限りの特例法とは言っても、これがなし崩しに常態化される危険性も無きにしも非ず、という懸念もありますので。

正直言いますとその辺りが気になるのですが、例えそうでも「承詔必謹」という事で、今上陛下の御叡慮を信じ、陛下の御言葉に従う事にします。

改めてどうもありがとうございました。