2011年8月27日土曜日

自分の責任を理解するということ

今回は、記事【道具は使うことではじめて活きてくる】のコメント欄にお寄せ頂いた匿名様のご意見につきまして、『日本の神様』の補足説明が届いております。
上記リンク先の記事では説明が足りていないと感じたようです。





■ 匿名様のコメント

失敗を恐れるというより、失敗したときに降りかかる責任の重さを恐れているのでしょうね。
失敗したのなら失敗しない新たな方法を考えれば済む話なのはそのとおりなのですが、だからといって失敗に対する責任をとらなくていいということにはなりません。だからいざ失敗したとき、責任を逃れようと、失敗自体を無かったことにしようとするのでしょう。

まるで大きな子供ですね。

どうも首相や官僚など最近の「大人」は、待遇のよさは享受したいがリスクは負いたくないという、みっともない人間が多すぎるように思います。既に霊界に居る昔の日本人が見たら、あまりの精神の劣化ぶりに臍をかむのではないでしょうか。
これが今の日本人の姿かと思うと暗澹たる気分になります。





■ 『日本の神様』の補足説明

説明が足りず大変失礼いたしました。
自分の責任をきちんと理解できている人でないと、同じ失敗を繰り返さない方法を探ることは出来ません。
失敗の原因を理解できていないと、新たな方法を探る事は不可能なのです。
失敗の原因を理解しているという事は、失敗に対する責任をきちんと認識しているという事です。

自分の責任を理解していない人は、何があっても自分の失敗とは捉えないので、責任を負う必要性を感じる事もありません。
自分自身はきちんと出来ている、失敗は無いという認識ですから。
責任を追及されると、周囲の者たちは何故自分を責めるのかと逆に憤ってしまう事でしょう。
不当に責められていることに憤り、認めてもらえないことに焦りや不満を感じても、責任を感じることはないのです。
失敗を無かったことにしてしまう以前の問題なのです。
もとの判断基準がずれているのです。
失敗を恐れる人とは、一度でも失敗をしたら取り返しがつかない、やり直しは効かないと自分を追い詰めるタイプの人のことです。
だから失敗を異常なほどに恐れるのです。
一度でも挫折すると心が折れてしまうようなタイプですね。
失敗を素直に認められないのは、心が折れないように必死に防御している姿と言えるのかもしれません。
責任の重さに耐えかね、思考が停止してしまうという事なのでしょう。
現実以上に責任を重く捉えすぎるタイプがこのような状態に陥りやすいですね。
どちらにしても、問題が先送りされ、事態が悪化してしまうという意味では同じですが、後者の場合は責任を感じる心を持っているので、何か切っ掛けがあれば一歩前に進むことができそうですね。

(2011年8月25日)





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今回の場合は、匿名様のコメントを受けて、補足説明の必要があると『日本の神様』が判断されたようです。

Silvercord管理人 





8月27日現在回答待ちの質問

記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。

2 件のコメント:

ジョアン さんのコメント...

例えば為政者や有名人を見て、「あぁあの人はわかってない」とか「あの人はこういう考えだからこう行動するんだ」と分析は誰にでも出来ると思うのです。それが嵩じれば他を断罪する方向に行ったりもして。
でも、同じ人間だもの(notあいだみつを)。
端から見て「みっともない」とか「こうすればいいのに」とか思ってても、その人はその人なりに信念に基づいて良かれと思って頑張ってるのかもしれない。
それが「売国」だったり「利権に与る」ことだったりもして。
それが道徳的に承服できないことであっても、多くの人を不幸にすることであっても、私はその人の選択自体は尊重したく思います。
それはその選択に自分も同意する、ということではなくて。
あの人はそういう選択をした、ということを受け止めた上で、自分は自分の思いに従って、こういう選択をし、こういう行動をします、という考え方で私は行こうと思っております。

匿名 さんのコメント...

 本記事に取り上げられたコメントをした者です。
 感想を書いただけだったのですが、こういうこともあるのですね。ちょっと驚きました。そして『日本の神様』直々に補足して頂き恐縮です。

 補足を拝読させて頂きましたが、記事【道具は使うことではじめて活きてくる】での『日本の神様』のお言葉は、必要以上に責任を感じる人に向けて言ったお言葉だったのですね。
 「自分の責任を理解していない人は、何があっても自分の失敗とは捉えないので、責任を負う必要性を感じる事もありません。」以降は目からうろこが落ちる思いがしました。となれば、私が嘆いた「大人」らは、仮に私の嘆きを読んだとしても、自分たちのこととは露とも思わないということになります。

 まさか、リスクを忌諱する人間より更にたちの悪い人間がいるとは思いもよりませんでした。いわれてみれば、確かに思い当たる節はいくらでもあるのに…。
まだまだ修行が足りないようです。