2010年7月24日土曜日

外交における『大人の対応』

先日投稿した記事【自国の繁栄と共存共栄】のコメント欄に頂いた匿名様のご意見について、『明治天皇』と『昭和天皇』と名乗る霊の連名によるコメントを預かっております。





■ 匿名様の意見

日本の外交官とイギリス外交官との交渉で、日本が譲りまくって、イギリスがならばとどんどん要求を上げていったら最後に日本がキレてイギリスは大変な目にあった、という有名なお話がありますが、なんというか日本以外とは「外交言語」が違うんだなと思います。
日本人同士の心積もりで外国の人たちと接しているとこちらが譲歩するばかりで誇りとお金をすり減らす。かといってあちらは考慮なんてせずに、日本は脅せば何でも言うことを聞くと思ってどんどんつけ上がります。
このままではそれこそWW2のようにキレてしまいかねない。それでは同じことの繰り返し。じゃあどうするのか?

突っぱねればいいんですよね。いくらこちらが大人の積もりで言うことを聞いてあげても、あちらは我侭な子供のように次はあれやってこれやってと要求は果てしがない。
どこかでもう出来ませんと伝えねばならない。
外国の外交言語と同じ言語を使えばいいんです。日本の「お互い様」精神は通用しないのだから彼らと同じ土俵に上がって日本の立場・考え方を堂々と説明する。
そうしたら「あ、言うこときかなくなった。これ以上突っ込むとやばいかも」と口をぬぐって掌返して友好的になると思います。日本には力がないわけではないので、こちらもあちらの弱みをつけばいいのです。
「互いに尊重しあう」というのは対等に喧嘩が出来る、というのも入ると思います。今の日本の謝罪外交は弱腰のようですが、実は上から目線だと思います。





■ 『明治天皇』と『昭和天皇』と名乗る霊の連名による意見

「どうやら、私どもの言葉が不足していたようでございますね。
私どもは何も、『他国の言いなりになりなさい』とは言っておりませんし、今のままで良いとも言ってはおりません。
どのような判断を下す場合でも、その動機が自己中心的で身勝手なものになってしまうのは危険な事であると言っているのです。
それに、今の日本の外交姿勢は、あなたが仰っておられるような『大人の対応』というものからは程遠いものであると思われます。
相手国との距離間を推し量れずに右往左往している姿はまるで幼子のようです。
互いに自分達の価値観で全ての物事を推し量り、それらの価値観を押し付けあっているように見えます。
だからこそ、すれ違いや誤解が生じるのでしょう。
ご質問にあるイギリスと日本の関係にしても、本当に日本側が大人の対応をしているのであれば、イギリス側の性質を良く理解した上で、もっとスマートに先を見据えた交渉が出来るはずです。
ですから、あなたが仰っておられる『大人のつもりで言う事を聞いてあげる』というのは、少々おかしな理論のような気がいたします。
その理論ですと『子供を甘やかすのが大人である』という事になってしまいます。
私どもからは寧ろ、イギリスと日本はタイプの違う子供であるように見えるのです。
タイプが違うからこそ、互いに相手を理解出来ず、話が上手く噛み合っていない状態という感じが致します。
いくら自分達の思うとおりに相手に思いが伝わらないからと言って、突っぱねるという形で反発するというのでは何も解決出来ないと思うのです。
鎖国するつもりなのであれば、それはそれで良いのかもしれませんが、世界の国々と今後も付き合ってゆくつもりなのであれば、その様な考え方では日本が孤立してしまいます。
今の皆様に最も必要な事は、日本という国をきちんと理解するのと同時に世界を知る努力をする事だと思います。
日本に得手不得手があるように、イギリスにも得手不得手があります。
そして、タイプが違うという事は、日本が不得手な事柄に関してイギリスは得意であるという場合もあると思うのです。
そういった場合には、協力を仰ぐ事で、それまでは解決不可能と思われていた物事が好転するという場合もありますね。
逆もまた然りです。
そう考えますと、あなたが仰っておられるような、突っぱねるという対応は感情が勝ち過ぎているように思われ、外交という意味ではあまり得策では無いように思われます。
今の日本に本当に必要なのは“適度な距離間を推し量れる術を身に付ける事”だと思われますが、如何でしょうか?
それとご質問者様にお聞きしたいのですが、あなたは相手もしている事なのだから弱みをつけば良いと仰いますが、あなたご自身は弱みをついてくるような国を信頼出来ますか?
日本が不愉快に思う事を相手国に対して実行するのは本当に日本の為になる事なのでしょうか?
それこそ戦争になってしまいますよ。
自分達の立場や意見を相手に伝える事と、自分達の価値観を押し付ける行為は全く異なります。
あなたの理論だと、結局は価値観の押し付け合いになってしまいます。
もう少し冷静に考えてみてください。
もしも交渉材料にするつもりなら、相手国の弱みの部分を補えるような、日本ならではの提案をする方が、余程両国にとって有益であると思われます。
交換条件といったところでしょうか。
その上で日本の意見を述べた方が、喧嘩腰で意見を押し付けてしまうよりもスムーズに交渉出来るのではないのでしょうか?
今の日本の外交姿勢は確かに問題もございますし、あなたが仰っておられるように、日本はもっと自分達の意見を主張しても良いと思われますが、感情に支配されて思いをぶつける喧嘩と、理性で話し合う交渉は全く異なります。
理性を失えばあっという間に足元を掬われ、相手国の好いように利用されるだけですよ。
日本はもっと上手な駆け引きの仕方を覚える必要がありますね。
国同士の話し合いですから、あらゆる可能性を模索し、リスクを最小限に止める必要があるのです。
場合によっては交渉決裂という事もございますが、冷静に状況を見極め、適切な対処が出来ていれば、いきなり戦争になるという事はございません。
開戦するという事は相手国にとっても大きなリスクになりますから。
戦争は最終的な自衛手段ですから、それまでに出来る事は沢山あると思われます。
それに、協力関係にある国が多ければ多いほど、戦争になる危険性は減りますね。
価値観が異なっている事実を認め、その上で互いの意見をすり合わせ、それらの話し合いを基に両国間が共有出来る新たな価値観を創造してゆく。
そうした努力を積み重ねる事が、延いては世界の安定に繋がるのだと思います。」

(2010年7月23日)





今回は回答を求めたわけではありませんが、霊媒が頻繁に閲覧しておりますので、霊媒を通じて霊界の住人の皆様にも当Blogの記事や皆様のコメントが伝わるようになっております。
ですから、霊界の住人から見て気になるコメントについては、こちらから求めなくとも意見を寄せて頂く場合があります。
さて、今回匿名様のご意見に対して、『明治天皇』と名乗る霊と『昭和天皇』と名乗る霊は「果たしてそうでしょうか」と疑問を投げかけ、もう少し考えて見るように勧めております。
明治天皇霊と昭和天皇霊の意見について、投稿者の匿名様はどの様な感想を持たれましたか。
また、ご覧の皆様はどの様に思いますか。

【Silvercord】管理人 

6 件のコメント:

  1. このブログでは、はじめまして。
    他者と共存していく時に要となる心構えのお話のように思います。
    私は個人的な経験上、同じ行動をしても、その立脚点と動機によってはまるでその効果や影響が違ってくるものであり、時には真逆の意味にすらなってしまうことがあるというと考えております。
    「今の日本の外交姿勢」というのは、現在の政府のという意味合いでよろしいでしょうか。私は政治はまるで素人ですが、「互いに自分達の価値観で全ての物事を推し量り、それらの価値観を押し付けあっている」というレベルが基準以下のように思えます。今の政府を構成する政治家の方々は、野党時代から自分の生業であるはずの政治について、まるで学習することがなく、国会の答弁でも政治の本筋とは別の部分、いかにして相手の欠点を作り出し、貶めるか、もしくはいかに自分達の利益をひねり出すかに普請されていたように思います。勉強していらしたということならば、よっぽどの役者ぞろいではないでしょうか。米国との折衝などは、通常ありえないレベルでのすれ違いや誤解のように思います。
    日本という国のおかれている立場、役割等を少しでもわかり、国際社会で共存していく為に何が必要かと本気で野党時代から考えていたのならば、この半年強の空白や後退はできなかったでしょう。目の前のこと、今さえもこなせずにいて、周囲の支援者や権力者からの進言にいちいち反応して行動し、自分の欲求には敏感な姿は、躾の出来ていない餓鬼といった感じです。(すみません、上品な言い回しができません)
    「敵であれ、見方であれ、生き方の違う人種であれ、宇宙人であれ、とりあえず、自分というものを横において、他者の言うこと行動を見聞きしてみる。相手の正論を捉える。相手の動きから可能な限り推論できることを拾ってみる。目の前だけではなく、周囲のことも確認してみる・・・」というのは、「結論→描きたい将来像」への道を考える上では必要だと思います。さらに、自分をも他者と同じように離して再考してみる。せめてその位やって、やっと全体がみえてくるものではないでしょうか。
    ですから、「今の皆様に最も必要な事は、日本という国をきちんと理解するのと同時に世界を知る努力をする事だと思います。」とおっしゃるのはもっともだと感じました。
    本来地球で望まれる共存というのは、押しなべて世界が画一的に平等になることなどではなく、それぞれがそれぞれの特徴を活かして、補い合い、学び合い、切磋琢磨することによって、1+1=2を越えた働きをすることではないでしょうか。他者の可能性や命をむやみに脅かすことなく、それぞれの価値観が満たされる状態での活動は、成長へとつながると思うのですが。そういうところになら、現世以外の次元からのサポートもよりよく働くのではないかと思います。
    私は、いじめられっこでしたので、他者に自分がされたいじめをしたいとは思いませんでした。自分がされたことと同じ事を仕返しても、その行動自体がやりたくないことである以上、それですっきりすることなどないからです。そういった意味で、報復などというのは、出来る限りしないほうがいいとも思います。とはいえ、親が子供をしかる際に、理屈ではなくダメということを知らせるように、話では抑制できない相手に対してはやりたくなくても厳しい手を使わなければならないこともありますが。
    それよりは、どういう背景、思考、感情のポイントで、それらが起きるのか、何を解決すれば、よりよい活動がお互いにできるようになるのかを考えることが大切だと思います。甘えてくる国は、当方にやってもらいたいことがある、困っていることがある・・・というのが今までの浅い経験でたどりついたことです。それをただ「はいはい」とやってあげていたようなところが、今までの日本にはあるのかもしれませんし、一見そうみせつつ、しめるところはしめていたのかもしれません。
    少なくとも、朝鮮半島に日本が手を貸していた時代、半島で行われていたのは、半島が一つのアジアの独立国として自立するための支援だったと思っています。もちろん、日本人の中にも、どうせだからのっとっちまえばいい・・・くらいに思っていた人もいるでしょうけれど、国の政策としてはアジアを欧米から独立させ、対等に渡り合えるようにするために、日本と手を携えてがんばってくれる国々を増やそうということを考えていたと聞きました。そう信じて半島や大陸に渡った日本人も居ましたし、実際私の祖父達はそのために一生懸命に尽くしていました。
    それを快く思わなかった米国等にやられて負けてしまったがゆえに、悪者扱いになることが多いですが、敗戦というのはそういうものでしょう。そのなかで、これだけの復興を遂げてアジアの自立を再度目指し、ひいては世界のよりよい成長を・・・と本気で願えるとすれば、それは日本の国土に暮らすものの特長だと思います。昔から、世界の各地から移動してきた人々と文化の最終地であった島々は、世界中の良いところを沢山分かって吸収してきた場です。島国根性なんて言われますが、私は心の広い、時間はかかっても多くのことごとを受け止め、より良く構成していく能力に長けた、少しばかり引っ込み思案なところもある民だと思います。腰を据えてやろうと決めたことには真摯に取り組み、協力してことにあたれる、それも軽々とやれる民だと思います。
    私は教育勅語や君が代を、日本の国だけではなくよりよく地球で生きることを願う祈念文として受け止めています。

    ひとつ、まるで今回のお話とは関係ないので、もし今に関係があるのならうかがいたいことがあります。明治天皇、昭和天皇のお二方とも、時代の節目に崇徳天皇にご挨拶にいらっしゃっていたかと思いますが、崇徳天皇は日本の何かに深く関わっていらっしゃる方なのでしょうか。

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  2. baseheat様

    最後の質問について、“何か”ではどの様な趣旨の質問なのか分かりませんので、具体的に質問内容を明示して下さい。

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  3. 明治天皇は1868年の即位の礼を執り行うに際して勅使を讃岐に遣わし、崇徳天皇の御霊を京都へ帰還させて白峯神宮を創建されたとのこと。昭和天皇は東京オリンピックの開催に際して、崇徳天皇陵に勅使を遣わし、崇徳天皇式年祭を執り行ったとのこと。明治の始まる時と、昭和の戦後、日本の高度経済成長のシンボルともいえる東京オリンピックの時代、どちらも時代が大きく変ろうとしている時に、崇徳天皇に関わっていらっしゃるな・・・と思いました。
    その崇徳天皇は伝説に〔讃岐に流された後の生活で、仏教に救いを求め写経をするに至ったほどだったのだが、その真心を踏みにじられせっかくの写経本に「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向す」と書き込んだ〕という話が残っています。能の演目としても取り上げられているのですが、そこでは怨霊ものというよりは、時代の波の中、志半ばで崩御されたお話として含みを残しています。 二度も日本の大きな時代の節目に祀りが行われた崇徳天皇という方は、本当のところどのような方だったのか、何を志していたのかを知りたいと思いました。

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  4. コメントした者です。まさか返事があるとは思わずに久しぶりに覗いてびっくりしました。
    まあ極論を言ってる自覚はありました。今の政府が「大人の対応」してるとは露ほども思ってませんしね(笑)
    突っぱねた方が今の外交よりはましだと思ったまでです。外交で「感情に支配されて思いをぶつける喧嘩」をするべきだと思ってるわけではありません。そんなのはただの馬鹿です。理性的にお互いの利害を話すのは当たり前すぎることです。今は相手の利益ばっかり受け入れている状態ですが。

    かってのイギリスとの交渉も当時の日本が外交に未熟でナイーブ過ぎたことはよく分かってます。
    自民党時代はのらりくらりと意外に上手く渡っていたんですよね。
    民主になり、昨今の特亜がはびこっている状態が非常に不愉快なんです。
    いつまで日本は我慢し続けなければならないのか、本当にそのうち堪忍袋の緒が切れそうです。

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  5. 7月30日11:05登校の匿名様

    上記記事を再度熟読されますよう、お勧めいたします。
    ここでは、日本が我慢し続ければよいと述べているのではなく、かといって気に入らないからと簡単に突っぱねてよいと述べているのでもありません。

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