そして、こちらでも霊媒が御神籤を引きます。
ゆきにたへ 風をしのぎて うめの花
世にめでらるる 其かをりかな
(初めは憂き事あれど後吉
深く嘆き悲しまず身を慎しみをれば後は萬事思ひのままなるべし
あわてさわぎ心乱るれば災これより起る事あり
心静かにすべし)
またしても、これまでの御神籤と関わりのある内容でしたので、橿原神宮の御祭神であられる『神武天皇』と名乗る霊に、御神籤の解説をお願いいたしました。
■ 橿原神宮の御神籤について
管理人:
この度はお招きに預かりまして、ありがとうございました。
お話を聞かせて頂けると言うことですので、まずは話のきっかけとして、霊媒が橿原神宮で御神籤を引きましたので、その御神籤に込められた意味合いについての解説をお願いしたいと思います。
また、今回はお招き頂いたと言うことですので、なぜ今回お招き頂いたのかという点について、続けてお伺いしたいと思います。
神武天皇霊:
人生というものは、大変な時期を乗り越えてこそ、奥深く味わい深いものになる。
分かり易く言うとそういうことだ。
平坦で、それほど心配事もなく、楽な人生というのは、確かに楽ではあるけれども、その(様な人生を過ごした)人間は魅力のない人になってしまう。
味も素っ気もない。
色々な思いをして、色々な経験を積んでこそ、個としてのその人自身に広がりが出来るので、魅力的な人間へと成長する。
「何事もない」と言うのは人を成長させない。
それは人だけではなくて、地域社会でも国家でもすべて同じだ。
やはり色々なトラブルを抱えて、それらを一つずつ解決して、そういう経験を積む中から、それぞれの国や地域なりの良さが成長して、地に根を張って揺るがないようになる。
今まで順調に進んでいたのに、今トラブルが起きると言うことは、「元々トラブルは起きていたのかも知れないけれども、今気付きましたよ」という場合は特に、その人自身が成長したからこそ問題点が見えてきたので、それは成長であり喜ぶことですよ。
管理人:
では、その問題を悲観するのではなく、そこに問題があることに気付いた自分の成長をまず喜んで…。
神武天皇霊:
今まではずっと気付けないまま問題のある状態が続いてきたものが、やっとその問題に気付いて、その問題に終止符を打つ為に動き出すことが出来るようになった――という風に思えるようになると、トラブルも一つ一つ解決していって、両手に抱えきれないほど大きな問題だと思えたようなものが徐々に小さくなっていって、いずれは消えてなくなるという風になるのではないでしょうか。
管理人:
その通りだと思います。
神武天皇霊:
まず、自分の成長を喜ぶこと。
そして、成長した自分だからこそ対処出来る、その可能性を考えられる。
自分自身が今できていることに目を向けましょう。
そうしたら、この先にやるべきことがあるとしたら、そのやるべきこと自体も見えてきますよ。
物事は、同じものを見ても、見方によって受け止め方が180度変わってしまうので、そうであれば自分が成長できるような見方、物事の受け止め方が出来るようになるとよいですね。
管理人:
しかしそれは難しい…。
口で言うのは簡単ですが、実際にそれが出来るようになるのは難しい。
だた、今までは気付かなくても、そこに何か問題がありますよと気付く人は、ほんの些細なきっかけからそれを突き抜けることが出来ると思います。
これは自分の経験を踏まえて。
ただ、気付いた後から振り返ると「何だ、そんなことか」と思えるのですが、気付かない間は本当にわからないのですよね。
「何故だろう?」と。
御神籤についてはこの程度でしょうか。
神武天皇霊:
そうですねぇ。
今、日本は色々な問題を抱えております。
その事を皆様はとても憂えておりますね。
今は外国との関係が色々と問題視されておりますが、これは気付けなければ何も変わることがなかった筈のことに気付けたので、いずれはより良い関係を築くきっかけとなる出来事であると考えれば、日本にとっては良いことなのではないでしょうか。
気付かないままでいたらどうなっていくのか、気付いた私たちが、その気付いたことを元に動いたらどうなるのでしょうか――という違いを考えてみると良いと思います。
管理人:
ただ、まだ気付かない、まだ関心を持っていない人が、今の段階では沢山いるじゃないですか。
自分自身を振り返るとか、自分のことはさておいて、「自分はそこに気付いた。でも周りには気付かない人が沢山いるじゃないか」となります。
神武天皇霊:
そうですね。
人は知ると、知ったことを周りの人に知らせたくなるものですね。
管理人:
でも、もっと冷静に、広い視野を持って、もう一歩進めて考えてみると、同じように考えて、同じような警告を発して来た人はそれ以前にもいたじゃないですか。
実はいたのだけれども、そういう問題は以前からあったのだけれども、自分は今気付くまではそこに気付けなかった。
その、「今まで気付けなかった自分と、それ以前から気付いていた人の違いは一体何だろう」と考えることによって、自分がこれから「まだ気付いていない人に対して、どの様に接したらいいのか」その方法を見つける参考になる。
神武天皇霊:
まさにその通りですね。
おめでたいことの場合は良いのでしょうが、「もしかしたら、これから大変になるかも知れない」と思われる状況に気付いた時には、焦りの気持ちが出てきてしまうのですが、大抵の場合、現実の社会で起きている現象が十あったとして、そのうちの一の現象を見ただけで不安になってしまって、他の九の現象を見ることが出来なくなってしまう傾向にあります。
気付いてすぐの時には仕方がないことだとは思いますが、落ち着いてきたら自分が気付いた現象以外の部分にも目を向けられる様になると、また違ったものが見えてくるのではないでしょうか。
管理人:
それについてはとても共感する意見だと思います。
神武天皇霊:
何か聞きたいことはありますか。
管理人:
御神籤の中で個別の『願望』『方向』などの記述がありますが、この部分についてはどの様に捉えたらよいのでしょうか。
私は余り気にしていないのですが。
神武天皇霊:
こちらの場合は、個人的に御神籤を引かれた方は、参考にされると良いこともあるでしょう。
管理人:
個人的な心配事があるとか、気になることがある場合に、何かアドバイス的な意味を持つということでしょうか。
神武天皇霊:
自分で御神籤を引いた場合に、参考になることもあるでしょう。
管理人:
では、こちらも参考になる場合があると言うことですね。
神武天皇霊:
ただし、今回は不特定多数の方へ向けてのメッセージとなりますので、こちらは余り参考にはならないと思います。
人によって状況が違うので。
中には気になることが書かれていると感じる方もいると思いますから、気になるのでしたら参考にされてはいかがでしょうか。
管理人:
では、御神籤については以上ですが、何か付け加えることはありますか。
神武天皇霊:
御神籤に関しては、特にはありません。
(2010年9月24日)
橿原神宮を参拝した折、『神武天皇』と名乗る霊から「(霊界通信の)繋ぎをつけたいので、この後神武天皇陵を訪ねるように」とのメッセージを霊媒が受け取ったようです。
歴史学の分野では、神武天皇は神話上の存在と推定されている面もありますので、非常に興味深く思いました。
神武天皇霊については、御神籤以外の話も伺っておりますので、テキスト化が終わり次第、随時投稿したいと思います。
【Silvercord】管理人
2 件のコメント:
管理人様、霊媒様、神武天皇にまで繋げていただきありがとうございます。
そしてお言葉を下さった神武天皇に感謝いたします。
神武天皇に再び繋いで頂ける機会があればと思い質問いたします。
皇祖様の治世からすでに2600年余の時を経たわけですが、当時と現在の国民の気質や生き方に何か大きな変化など感じる部分はありますでしょうか?個人的には今も昔もそんなに変わってないのじゃないかなと思うのですが、もし当時の記憶が残っていれば思い出深い情景など併せてお聞かせ願えませんでしょうか。
10月6日10:16投稿の匿名様
記事【昔も今も、人の本質は変わらない】を投稿しましたので、ご覧下さい。
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