さて、『神武天皇』と名乗る霊との対話の模様をご紹介する前に、橿原神宮に引き続いて神武天皇陵を訪ねましたので、その時に撮影した写真をご覧下さい。
霊媒によると、神武天皇霊直々にお出迎え頂いたとの事です。
霊媒の指示に従い、神武天皇霊の姿がほぼ中央部に収まるように撮影したのが、三枚目の写真です。
皆様にはお分かりになりますか。
■ 問題が起きる時は、成長の兆しが見える時
(記事【『神武天皇』と名乗る霊の目的(その1)】のつづき)
霊媒M:
だから本当に『成熟している』とはどういうことなのかを、肌で感じられる。
直接受けているから。
管理人:
以前、初めて昭和天皇様と繋がった時にも、「成熟しているとはこういうことなのか」というような話をしていましたが、それとも全然違うと言うことですか。
霊媒M:
それよりも更に上を行っている。
(神武天皇霊にとっては)近代の天皇陛下も子供のような感覚です。
管理人:
例えて言うと、私たちと近代の天皇陛下の間の関係と、近代の天皇陛下と神武天皇様との間の関係とで、同じくらい間隔が開いている?
霊媒M:
いえ、近代の天皇陛下と私たちの間の方が更に開いています。
管理人:
まぁ、そうですよね。
霊媒M:
(近代の天皇陛下と比べて)更に古い時代に人間として居た方でしょう?
その分だけ多くの経験を積んでいるから、全然違う。
管理人:
しかも、その時点で天皇と言う立場であったのだから、その段階でもかなりの経験を積んでいた事になるからね。
もうえらい違いですね。
霊媒M:
気さくな方ですよ。
もし皇族の皆様が個人的な知り合いであったとしたら、崇めるなどと言う感じの方々ではないです。
もっと身近に親しみを感じる方々だと思いますよ。
管理人:
「崇め奉る」と言うよりは、どちらかというと「敬愛する」という感覚が近いのではないでしょうか。
別に崇め奉らなくても、自然に頭を垂れている。
霊媒M:
でもそれは、相手が慎みを弁えている方なので、自然と慎み深さを意識するようになる。
それで「あの方は何と素晴らしい方なのだろう」となる。
管理人:
やはり、個人として成熟している方はそういう雰囲気ですよね。
そう思います。
では、この際ですから、どんどん宣伝したいと思います。
「神武天皇様は色々な質問に答えて頂ける気満々ですよ」と。
霊媒M:
でも『女系天皇』などの話題には答えませんよ。
これからの未来についての質問には応じてもらえるようですけど。
でも、『女系天皇』はこれからの皇室についての問題なので、未来についての問題ではないのですか――そういう方が居るかも知れません。
まあ、そういう質問が寄せられても、私の方で丁重にお断りしますけれども。
これは考えて答えの出る問題ではない。
考えても答えが出る訳ではないものを、いつまでも理屈をあれこれと考えていても――一つの可能性として「そういう問題が起きる可能性があるかも知れない」と頭の片隅に入れておく程度なら良いけれども、そこに気持ちが全て注がれてしまうと、その他の「今すぐ目を向けないと間に合わない」問題にも目が向かなくなってしまう。
管理人:
何故そういう話が出てくるかというと、まず歴代天皇が世界の中で、特に霊的な側面でどの様な役目を担っているのか、そこが基本的に分かっていない。
そこが分かってくると、天皇という存在は私たち人間社会の都合でどうこう出来る立場の方ではなくて、霊的な存在の強い守護を受けているのですね、と。
そこまで理解が深まると、私たちが心配してもどうしようもない問題なのだから、とにかく私たちは自分に出来る事をやりましょう、となるでしょう。
そこで「天皇とはどういう方なの?」「どの様な役目を担っているの?」という部分が分かっていない。
では何故分からないかというと、『霊的知識』が根本的に欠如していて、そういうものがこの世の中に存在しているという前提がない。
そういう仕組みで成り立っているという…。
神武天皇霊:
まぁ、それはこれから解明されることで、現段階では確認のしようがないので仕方がないでしょうね。
人間の身では。
管理人:
ただ、確認のしようがないかというと、確認のしようはあると思うのですね。
但し、確認をする為の条件があると思います。
まず観察力があって、それから実際に霊的な存在と接する中で、「私たち人間にはちょっと知り得ない情報を伝えてくる相手だな」と認識する。
それでいながらちょっと視点を変えて、私たちの日常生活を注意深く観察していると、ふと「これって、こういうことなのだな」と気付くような知識を与えてくれていた、その事に気付く。
そういう霊的な存在がいて、霊的知識を語ってくれます――という事について、自分の経験を踏まえて理解できる機会だと思うのですね。
その霊的存在の伝える知識の正確性・有用性が確認できれば、相手の霊的存在が伝える知識については、とりあえず受け止めて良いと思います。
伝えられた知識の内容は、また個人的に吟味するとしても。
神武天皇霊:
それ以前の問題があるので――要するに五感では確認できないものなので、こうして接する機会が得られる場面もあるのですが、こればかりはその人がどう思われるのかで判断が変わってしまう。
確たる証拠――数値化されて現れるとか、形として現れるものではないので、そういうことを詳しく考えられるのは、ある程度経験を積まれている方に限定されてしまう。
管理人:
今、五感で感じられる証拠を示す事は出来ないと言いましたけれども、証拠を示す事は出来ると思うのですね。
物事の原因と結果の関係がありますよね。
例えば、ある問題を抱えて悩んでいる時に、霊界の住人の方から「この様にしてはいかがでしょうか」とアドバイスを受けて、その結果問題を解決できたとします。
そこで「問題を解決できました」で流してしまうとそのまま終わってしまうのですが、問題を解決した後から、問題を抱えてしまった原因を振り返ってみると、何故その時そのアドバイスが出たのだろうとか、一連の流れが見えてくると思うのですが。
神武天皇霊:
それは経験を積まれた方の考えですので、かなりハードルが高いですね。
そこまでなかなか考えられない方が殆どですので。
管理人:
基本的に自分で考えている程度の事は、今は気付かなくてもいずれ些細なきっかけから気付くと思うのですが。
神武天皇霊:
それはそうなのですが、やはりきっかけに気付くまでには、その方によって色々ございますので。
管理人:
確かに私の場合は身近に霊媒がおりますので、そういう意味ではかなり恵まれていると思います。
間接的にであれ、肉体は持っていないけれども、私たちよりも色々な事を知っていて、それが辻褄も合うし理屈が通ったことを言っている、そういう知的な存在がいるのだな――そういう確信は、この様な対話を通じて得ています。
やはり実際にこういう体験をしないと、なかなか実感するのは難しいとは思いますが。
神武天皇霊:
自分自身の経験と話された内容を照らし合わせるという作業も、ある程度経験を積まれている方でないと難しいので、もうしばらくは色々と細かい部分にも配慮して伝える必要があるのではないかと考えております。
そこまで深く考えて生活している方は、全体から見たら一握り――部分的に分かっている方は大勢いるのですけど、全体を俯瞰するのは、なかなか難しい作業ですね。
だから、一つの現象に対しては分かっていても、それが他の事になると同じように見る事が出来なかったり、そういうことは当たり前にあります。
管理人:
それは、繰り返し経験する中から掴むしかないですね。
神武天皇霊:
ただ、色々な現象が起きて、色々な事に皆さん悩んで、一つ一つ解決して、これまでに幾つもの時代を見てきましたが、その度に皆様の成長する姿が観察できて、とてもそういう姿に触れる事が出来るのは喜びであるという風に感じております。
だから問題が起きる事に対して問題意識を持っていない。
そこから成長している姿を何度も何度も目にしているから。
人は、必ずそこから一回りも二回りも成長している。
管理人:
それはちょっと分からないのですが、何かしら問題を抱えてしまったとしても、一度起こってしまったものは解決するしかないでしょう――そういう考え方は自然に出来るようになりました。
神武天皇霊:
私からすると、皆様が苦悩するような事態が起きるという事は、成長の兆しが見えていると判断する。
そして、そういう兆しが見える時は、今までの状況の中で生活する事を考えた時に、成熟しきってしまっている。
だから問題が起きて、更に成長する為の環境が生まれてくる。
管理人:
先程の話にも出てきましたが、今までのやり方ではうまく行かなくなってしまったというのは、そこですよね。
神武天皇霊:
成長してしまったので、今までの仕組みでは物足りなくなってしまう。
管理人:
言葉を換えると、贅沢になったということ?
神武天皇霊:
贅沢と言うよりは、小学生の子が勉強をして色々覚えて、中学生になって、高校生になって、更に大学生になって――という風に成長してゆくのと同じ事だと思います。
管理人:
そうですね。
まぁ、大学生がいつまでも一桁の足し算・引き算をしていても物足りないという事ですね。
神武天皇霊:
だから、より難しい課題に挑戦したくなる。
そこまで成長すると色々なものに目が向いてくるので、「ここは問題なのではないのだろうか」と感じるようになってくる。
管理人:
そうやって感じた問題を一つ一つ解決してゆく事によって、社会が全体として成熟してゆくという事ですね。
(2010年9月24日)
対話の中でも触れておりますが、『神武天皇』と名乗る霊は、皇室の制度や仕組みについての質問や、神武天皇の生前を含めた歴史的な質問について述べる意思はないようです。
ご覧の皆様の中には、それらの事柄に関心を持たれる方もいらっしゃると思いますが、当Blogとしましては神武天皇霊の意向を尊重したいと思います。
とはいえ、ご覧の皆様から疑問や質問が寄せられれば、出来る限り応じたいとのお言葉も頂いておりますので、神武天皇霊に伺いたい事がございましたら、コメント欄よりお寄せ下さい。
【Silvercord】管理人
4 件のコメント:
神武天皇の時代というと、やはり殿方はみずらを結っていたのでしょうか。
baseheat様
『神武天皇』と名乗る霊のコメントを預かりました。
「多くの事柄に関心を抱くのはとても良いことだと思いますし、好奇心を満たしたいという気持ちも良く理解できます。
しかし、出来ればもう少し、皆様の生活と関連のあるような事柄についてご質問をいただけますと、大変嬉しく思います。
皆様の世界の電話やインターネットのように、ある程度技術が確立され、安定した形で通信できるのであれば、いくらでもお話して差し上げたいと思うのですが、残念ながら、こちらの世界と皆様の世界を繋ぐ通信網はとても複雑で不安定な状態なのです。
その不安定な状況の中、多くの方々のご助力により、やっと繋がっているものなのです。
どのような些細な内容であっても、通信するためには同じだけの手間がかかります。
ですから、出来れば、皆様にとっても、私にとっても、有意義な通信内容にしたいと思っているのです。
勝手を言うようで大変申し訳ございませんが、私にもお役目があり、昔懐かしい思い出話をする為にこちらとの通信網を整えていただいたわけではございませんので、ご協力をよろしくお願いいたします。」
続いて、霊媒からのコメントも預かっております。
私の場合は「見えた」と言っても、実際に目に見えているわけではなく、精神の部分に働きかけられたものをイメージとして脳が再現しているだけなので、生前のお姿を知らない私には薄ぼんやりとしたイメージでしか再現されず、髪形がどのようなものであったのかは良く分かりませんでした。
神武天皇様、管理人様、霊媒 様
ごめんなさい。みずらのことですね。質問ではなかったのです。混乱させてすみませんでした。
baseheat様
『神武天皇』と名乗る霊のコメントを預かりました。
「逆に気を遣わせてしまいましたね。
こちらでお話しさせていただいた内容につきましては、折を見てきちんと皆様へご説明申し上げたいと思っていた事でございますので、今回は本当に良い機会となりました。
これからも是非、色々なご意見やご質問、ご感想をお聞かせ下さい。」
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