■ 匿名様の質問
こちらに書かれていることは寛容過ぎて、物足りない気がします。
お尋ねしたいのですが、日本の神々というのは、
日本と日本人のために外国と戦ったりはしないのでしょうか?
攻撃はもとより、守ることさえしていないような気がします。
これだけ長きにわたって、日本人から祭られ、供え物を受けているというのに。
■ 『日本の神様』の回答
私どもが直接外国に対して攻撃する事が、日本を守る結果になるとはとても思えません。
攻撃をして相手を黙らせる行為は一時凌ぎにしかならず、問題の根本を解決する事は出来ません。
その様な事に時間を割くならば、周辺国が攻撃を仕掛ける事ができない環境(最終的には周辺国と安定的に付き合える環境を整えるのが目標です)を一日も早く実現する方法を考えた方が良いと思いますし、そのために皆様を援助した方が余程有意義であると考えます。
それに、日本はまだ武力行使を決断する以前の問題が山積していると思われます。
事前に出来る事を実践する事もなく、手っ取り早く攻撃を仕掛ければよいというお考えには賛同しかねます。
あなたのご質問は曖昧すぎてどのような意味で仰っておられるのか判断しかねますが、戦うとか守るという行為は、目の前にある障害を皆様の代わりに取り除いてあげることでは無いと思います。
何か問題が起きても自分たちの力で解決できるよう成長を促すこと、これは皆様を守る行為に繋がることだと思いますし、皆様と共に戦っている行為でもあると思います。
人間の皆様が自分たちの力で世界の安定と繁栄を実現できるように、成長を促し見守るのが私どものお役目です。
もし敵対する国があったとしても、それは人間の皆様が自分たちの力で乗り越える必要があります。
安定が欲しければ、人間自身の手で解決法を導き出さねばなりません。
皆様の未熟さゆえに安定を保つ事ができていないので、皆様がより成長出来るように援助をするのが私どもの務めなのです。
私どもは常に人間の皆様の成長を考え、様々な働きかけを行っております。
その力を活用するのも無視するのも、それは皆様の選択次第です。
人間の皆様が自発的に動き出さなければ、事態は何も進展しません。
物足りないとか、足りているとかの問題ではないのです。
それはあなたの個人的な感想でしょう?
常に力は注がれております。
それを上手に活用出来ていないのは、人間の皆様の問題です。
戦ってくれない、守ってくれないと仰るのはあなたのご自由ですが、今皆様の目の前に立ち塞がっている問題は、皆様が自分たちの力で克服すべき問題なのです。
皆様が問題を克服するためのサポートは惜しみなくいたしますが、私どもが皆様の代わりに直接矢面に立つ事はありません。
私どもは人間を甘やかすために存在しているわけではありませんし、皆様の世界は人間が成長するために設けられた場所であるのですから、もし仮に、私どもが先回りをして皆様にとっての障害を取り除いてしまったとしたら、この世界が存在している意義そのものが失われてしまいます。
自分たちの力で目の前に立ち塞がる障害を乗り越える過程で様々な事柄を学べるからこそ、人間の皆様は大きく成長できるのではありませんか?
私どもに依存しているだけでは、日本を守り抜くことなど到底出来ません。
本気で日本を守りたいのであれば、皆様はもっと精神的に成長する必要があります。
思い通りにならないと思われるのであれば、ご自身のこれまでを省みましょう。
何か見落としている事があるのではありませんか?
あなたは何か見返りが欲しくて、神々に供物を捧げるのですか?
あなたがもし、供物を捧げていれば望むものが得られるとお考えなのであれば、それは甘えもいいところです。
そんな身勝手な心で捧げられた供物には何の意味もありません。
例え供物など無くとも、私どもと心が通じあえば、それは皆様方の生きる力となるのです。
皆様の世界に存在している様々なものは、存在しているのが当然だとでもお思いですか?
それらのものを維持するために、一体どれだけの時間と労力が費やされているものであるのか、ほんの少しでもお考えになった事がありますか?
皆様の世界にも私どもの世界にも、楽をして遊んでいるだけで維持できるものなど何一つ無いのです。
必ず、誰かが維持するために力を注いでいるのです。
地球も、太陽系も、銀河系も、宇宙も、維持するために力を注いでいる存在がいるからこそ成り立っているのです。
偶然に生まれて偶然に維持されているわけでは無いのです。
皆様の世界を維持管理できる力を持っているという事は、その力を使えば破壊も可能であるということです。
強い力を持つという事はそれだけの責任を伴っているという事ですから、それ相応に成熟していなければ強大な力を司る事などできません。
強靭な精神力が必要になるのです。
力に飲み込まれ、振り回されてしまう様な未熟な精神では、とてもではありませんがその様に強大な力を司る役を授かる事はありません。
力を行使するという事はとても責任が重いのです。
自分自身が持つ力の意味を充分に理解している必要があります。
私どもが持つ力は皆様の世界の秩序を維持(ここでの秩序維持とは世界を司る法則の維持の事)し、人間の成長を促すためのものですから、誰かを攻撃するためのものではありません。
その力はとても強大でありますから、本来の目的以外に使用する事は秩序を乱す行為であり、とても危険なのです。
私どもが秩序を乱すことで、皆様の世界そのものが崩壊する事もありえるのです。
創造を司る神と同様に破壊を司る神もおりますが、それはあくまでも生と死のサイクルとしての物質の分解という意味での破壊であり、無闇に攻撃するために強大な力を司っているわけではありません。
創造の神もそうですが、破壊の神ほど強靭な精神力を必要とする神はいないと思います。
それ程責任は重いのです。
創造と破壊は均衡が保たれてはじめて秩序を維持できるのです。
どちらが勝っても世界を維持する事は適わないでしょう。
(2011年8月2日)
上記匿名様からの質問を受けて、管理人から折り返し質問をし、回答をお願いしました。
そして匿名様から回答を頂いたのですが、上記『日本の神様』の回答には反映する事が出来ませんでした。
内容的には上記回答にてほぼ質問の意図を汲んでいると思いますが、後ほど追記する点があるかも知れません。
Silvercord管理人
8月3日現在回答待ちの質問
記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】の理由により、下記のご質問につきましては、しばらくの間回答を延期させて頂いております。
- 記事【狡さと賢さは別物】のコメント欄からお寄せ頂いたはつゆき様の質問「欧州と中国で、行動の中心にある概念が異なる理由」について
- 記事【日本は法治国家である】のコメント欄からお寄せ頂いたたらこ様の質問「三島由紀夫氏が死後霊界でどの様に過ごしたのか」について
- 記事【ご覧の皆様からお寄せ頂いた質問について】のコメント欄からお寄せ頂いたあやめ様の質問「霊的な視点から見た『東北地方太平洋沖地震』発生の理由」について
- 記事【パニックによる人災を防ごう】のコメント欄からお寄せ頂いた匿名様の質問「『東北地方太平洋沖地震』による、記事【『国境を管理する霊団』からの警告】への影響」について
4 件のコメント:
ここに書いてあるとおり神々は外国と戦わないはずですが、
最近流行ってる「日月神示」は
神が今外国と戦ってるとか
肉は食べてはいけない
肉は供えたら食べていい
とか世界中が日本つぶしするとか
盲目的にそれを実行したら救うとか
つまみあげてやるからとか
天変地異とか
破滅的なことばかり書いてあるんですが、
そんなことはありえるのでしょうか?
神社とかは金儲けのためにやってるわけではないのに
解説本やCD、プレートとかを売り出したり
していてどうもよくわかりません
むやみに何でも壊すために居るわけではないのに
災害を起こそうとか争いを起こそうとかそんな
神なんているのでしょうか?
安心とか勇気とかを与えるものだと思ってます。
2011年8月4日15:23の匿名様へ
神様がいるかいないかの議論はいつの時代でも取り沙汰されるものですが、いると考えた時その存在を論理的に証明する事は今の人間の科学では無理だと思います。しかし技術が未熟なだけで、或いはその可能性を包含している内にいないと割り切るのは科学を探求するする方の立場からすれば早計であり思考の放棄に他ならないと思います。仮に存在証明が為されたところで神様はただ公平に因果律を提供し続けることでしょう。どのような原因因子を発生させればどのような結果を招くのかその法則を知りたいのは私たち人間を含めた全ての霊の望みだと思います。
もし匿名様が神様の存在の可能性を信じたいのであればシルバーバーチ関連の書籍を一読される事をお勧めします。今は有志の方がネット上に本を掲載してくれ無料で読む事も出来ます。神様の存在云々は別にしても人としての生き方の指標にも成り得ますので楽しめると思います。割り込み失礼しました。
匿名様へ
災害を起こそうとか争いを起こそうとかそんな
神なんているのでしょうか?
改行するところが間違ってたので
「神なんているのでしょうか?」になったんだと思います。
私が言いたかったのはそんなむやみに破壊する神がいるのか?
ということでした。すいません。
私は神社にも参ったりするので居ると思ってますよ。
8月4日15:23投稿の匿名様
記事【無闇に災害や争いを起こす神はいるのか?】を投稿しましたので、ご覧下さい。
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