2010年4月15日木曜日

日本が辿る繁栄と衰退のサイクル(結界話Q&Aその13)

『日本を覆っていた結界』についての質問と回答の紹介を続けましょう。
今回は、タータン様から寄せられた下記の質問について、結界を守っていた神様に所属する霊団の皆様からの回答を預かっております。





■ タータン様からの質問

質問①
日本が非常に強い経済力・工業生産力を築きあげながら特にここ20年間くらい、日本国民が苦しみ続けた最大の原因にデフレの宿阿があると考えます。
少子化世代でさえ就職難であったり自殺者が続出する中で、中央銀行制度を廃止できない理由とか政府が直接通貨供給をできないタブーのような、一般日本国民には目に見えない軛(くびき)でもあるのでしょうか?
結界の対象ではなさそうなので関係あるか判りませんが、米国では政府紙幣発行を始めた大統領がリンカーン、ケネディと即座に暗殺されています。
日本でも高橋洋一氏が不思議なタイミングと容疑で逮捕されています。
実態はどうなのでしょうか。
デフレ不況と大陸志向が先の戦争の要因でしたよね。
人類にとって日本人にとって重要な問いかけかもと考えました。
結界が開かれれば何かこれについて変わることはあるでしょうか?

質問②
日本は過去数百年間をみると何度も理想的な平和と繁栄を実現しつつ、一定期間ごとに親特亜でランドパワー的な勢力が主導権を握りこれをぶち壊す、そして失敗の後にまた奇跡的な発展・回復を行うサイクルを描いているように見えます。
外国系の人脈・コミュニティの影響以外に、日本人の内部に遠い昔からこれらを招き寄せる霊的に日本的でない日本人(後期渡来系?)のような人達が、一定の勢力を持ってでもいるのでしょうか?
(例えば自己愛性人格障害に近い残酷なタイプの人など)
そうであれば結界は彼らにどのような影響を与えていたのですか?

質問③
(これはややローカルな質問なのでできればくらいで結構なので)
結界が張られていた期間に大阪圏のパワーが特に低下しているように思われます。
日本が繁栄する特には必ずエンジンになってきた都市ですが、結界は何かこの都市に制約のようなものを与えていたのでしょうか?
あるいはもはや恒久的に霊界のエネルギーを地上にもたらす拠点の東京圏に住む方が、エネルギー波動の上昇した人達にはプラスになるに至ったのでしょうか?





■ 結界を守っていた神様に所属する霊団の回答

「第一のご質問につきましては、霊界側としては事情を把握しているのですが、皆様の世界で現在進行中の事柄に深く関与している内容となり、現段階で明かす事は適当で無いと判断されるため、公の場での詳細なコメントは差し控えさせていただきたいと存じ上げます。
結界が開かれた影響としては、国民の皆様の意識変化に伴い、日本の一国家としての価値観の変化が見込まれる事となります。
その価値観の変化が日本にどの様に作用するのかは、国民の皆様の選択次第と言えます。

第二のご質問でございますが、日本もただ悪戯に繁栄と衰退を繰り返しているわけではございませんし、衰退の原因が一定の勢力によるものという訳でもございません。
日本の回復の早さは、偏に、霊界との拠点が唯一開かれた状態で存在している土地であった事が大きく係わっております。
霊界にとっても皆様の世界にとっても、あらゆる命の生命活動を維持管理する為には欠かせない土地である事が大きく影響しているのです。
衰退を繰り返している原因の最たるものとして挙げられるのは、人間であるが故の未熟さから来る過ちとでも申しましょうか、繁栄した状態が当たり前の生活を送り続けることで感覚が麻痺してしまい、維持するための努力を怠ってしまいがちになるものなのです。
本来ならば、現状を維持する為にはそれ相応の働きを必要とするのですが、無条件に現状が維持されると錯覚をしてしまうのですね。
労せずして富を得た者は、富を失う可能性すら考える事は無いのです。
何しろ、いつも目の前に富が当たり前のように存在していたのですから。
失ってみて初めて、維持する努力を怠れば失われるものであると自覚できるのです。
大抵の場合は、繁栄の為に労してきた世代が現役の間は衰退する事はございません。
その繁栄の裏側をきちんと理解していますから。
ですが、その子や孫の世代になってしまいますと、繁栄している状態がスタンダードとなりますので、努力して作り上げてきたものであるという感覚は失われてしまいます。
その繁栄は当たり前のものと認識されるのです。
その認識の差が繁栄と衰退を繰り返す原因となってしまうのです。

第三のご質問についてでございますが、これは、今回開かれた結界の影響というよりは、大阪に暮らす皆様と、大阪を支える為に御力を注いでおられる神様の心が上手い具合に通い合わず、反発しあっている事が原因と思われます。
神様と心が通い合っていないと、その御力を上手に活かす事が適わず、その土地は衰退し徐々に枯れてしまいます。
ですから、どちらかと言えば、住民の皆様の中にかなりの割合で神様と心を合わせることの出来ていない方がおられる結果という事になりますね。
何も神社に通いつめる必要は無いのです。
基本的に、心の飢えを凌ぐ為に周囲を省みないような状態の時には、神様と心を合わせる事はできません。
物質至上主義的な考えの方が大勢暮らしていると、神様の心を受け止める事が適わず、結果として衰退してしまいます。
日々のチョッとした場面で感謝の気持ちを抱ける心を培う事が、神様方と心を通わせるための第一歩となるでしょう。」

(2010年4月14日)





第一の質問について、霊界の住人の皆様からは回答を得られなかったので、代りになるかどうかは分かりませんが、私の個人的な見解を添えておきたいと思います。
まず、デフレの原因は、生産力に対する消費の割合が低いからだと考えております。
通貨供給云々と述べておられますが、単に紙幣を刷っただけでは、このデフレは解消されないと思います。
ある方が、『中国経済が破綻すればすぐにでもデフレは解消する』と述べていたように記憶しておりますが、質は悪くてもそれなりに安い品物が市場に溢れていることが、現状をもたらしております。
製品の供給過剰が原因なのですから、供給を抑制すれば、需給のバランスが取れるのです。
とはいえ、「日本のデフレ解消の為に、中国(或いは他の発展途上国)は輸出を控えろ」と言うわけにも参りませんので、その様な露骨な手段ではなく、実際にはもう少し穏やかな手法を使う必要があります。
私は経済は専門ではありませんが、概ねこの様に見ております。

では、ここに霊的な視点を加えると、また違った姿が見えて参ります。
以前、本家サイト『銀の紐を越えて』で【世界的経済不況が起きた意味】について取り上げました。
その中で、『物質至上主義からの脱却』という意味があることに触れております。
物質に囲まれて過ごすだけの生活はそろそろ卒業して、これからはもう少し霊的側面に関心を持つ人々が増えて行く時代になると言うことです。
その先駆けとして、物質の生産と消費で回転する社会の動きが抑制され、そこに新たな要素が加わりつつあります。
つまり、経済成長という物質的活動とは別のベクトルの活動に、今までより多くの時間とエネルギーが割かれるようになってゆく、その過渡期にあると取れるのです。
その様に考えると、単純に経済的な側面だけに注目してデフレを問題視していても、現在進行中の出来事の本質はなかなか見極められないと思いますが、いかがでしょうか。

【Silvercord】管理人 

2 件のコメント:

たーたん。 さんのコメント...

質問させて頂いておりました者です。
丁寧な御回答をいただきとても感謝です。

BSを保ったままの中銀からの「貸出」を増やしてもあまり意味のないことは
私も管理人様と同じ認識で、それ故に直接健全な消費増大に
直結する為に必要な中銀制度見直しそのものについて質問させて頂きました。
現状ではデフレが過労と失業の両極端に結びつき、却って余裕を持って
物質的活動以外にエネルギーを割けない逆効果になっている感じですが、
霊界の側で事情を把握されているということで、
とても安心することができました。
塞翁が馬で日本が国民の意志を持って良い方向に向かうことを祈念します。
自民党政権下での経済政策の足を引っ張り続けた先日与謝野馨氏が自ら党を離れたことも、
日本人の多くが選挙で賢明な判断をするならば、
この上ないプラスとなるでしょうか。

神様の日本の土地土地への御助力と神様と心を通わせる大切さの御話
大変ためになる内容でありがたく感じました。
広島での厳島神社の御話も思い出しました。
日本はやはり地上の人々と神様が二人三脚(多神&多人多脚?)で
暮らしていくのが自然な国のようですね。
そしてこうしたことが再び少しずつ大切にされ始めた感じもしています。

Silvercord管理人 さんのコメント...

たーたん。様

コメントで自民党の与謝野氏離党に触れておりますが、昨年の衆議院選挙以来、自ら自民党を離党する議員や、従来の自民党支持を覆す各種団体が相次いでおります。
この“自民党離れ”とも言われる現象に対して、私は肯定的に捉えております。
『利権目当てで自民党に群がっていた“利権屋”が、自民党の政権喪失を“利権の消失”と捉えて逃げ出している』と。
以前、【それぞれの靖国参拝】と題する記事を投稿しましたが、谷垣氏についても、麻生氏についても、なかなか国民の理解と協力を得るのが難しいことは、昨年の時点で明らかでした。
今なおその状況には余り変動がないと思いますが、少なくとも自民党内に関する限り、自分の足を引っ張る身内が徐々に離脱し、少しずつ身動きの取りやすい状態に変化しつつあると思います。
内外の余計なしがらみから解放された自民党が、今後どの様な大胆な政策を掲げて夏の参院選に挑むのか、今から密かに注目しております。